こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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14歳の壁

2008-09-26 23:08:16 | 家族のこと
14才の壁って言う言葉聴いて「あ。そうか!そうなんだ」と、妙に納得してしまいました。ここ1年、毎日見えない壁にぶつかって、跳ね返って、それでもぶつかって、傷だらけになって転げまわっている娘のすがたに、ただなすすべもなく、一緒になって怒ったり泣いたりしていた私ですが・・
娘を育ててもらった学童保育の指導員に、「一緒になって振り回されて騒ぐな!14歳の壁にぶつかって、乗り越えようとしているんだから。何があっても、どんとかまえて、私が守ってやるといってやれ。そして、今は絶対に手放してはいけない。」と言われました。「そうか、そうなんだ」と納得したら、私の肩の力もすっと抜けました。思春期の意味のない苛立ちや反攻心、大人への嫌悪、友達、学校、家・・そういえば、私にもそんな思いがあったことを思い出しました。今はいない母とのやり取り、何げない気配りを、くすぐったい思いで受け入れたこと・・・そんなことを思い出すと、チクリと胸に痛みが走ります.昔と違って、子供たちの世界も混沌としています。そのなかで、出口がみつからず、やみ雲に体当たりしていたような娘が、この頃、ちょっと変わってきました。
私には、ちゃんとわかります。
誰とも比べない。この子はゆっくり成長していく。結構頑張っているじゃない。
そんな風に思うと、本当に愛しくてかわいくて、何があっても私が守るのだと、心からおもう私なのです。

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