毎度のことながら、認知症の方のインシュリンには手こずります。
特に独居の方や、認認介護状態の場合は、離れて暮らすご家族にはどうにもならないため、ヘルパーの声かけや訪問看護での指導や支援が重要になってきます。
大きな病院で糖尿病治療をされていると、どうしても日々の状況がドクターに伝わりづらくて、いくら「内服がめちゃくちゃになっています。」とか、「インシュリンが打てていません」と手紙を持たせたり、連携室を通して伝えたりしても、いぜん薬の量もインシュリンの回数も変わらないことが多いのです。
ひどいと、薬もインシュリンも増えたりしますから、本当にびっくりです。
実際、薬も注射もロクにしていないので、血糖値が400とか500あっても不思議ではなく、それなのに出てきた数値だけで薬を増やそうとするドクターもどんなものだろうかと思ってしまいます。
結局ドクターにまで伝わっていないのでしょうが、薬の山を前に担当ナースはため息をつくわけです。
インシュリンの管理に関しては、ヘルパーさんに頼るところが大きくて、インシュリンを射つことはできなくても、声かけをして、一緒にメモリを確認して、患者さん自身に射ってもらうことはできます。
これはとても大事な援助です。
朝、昼、夕のインシュリンの場合、昼前に入るヘルパーさんは悩みます。
どっちのインシュリンを射つよう声かけをすればいいのかしら??と。
この場合、朝射っているのかどうかを確認する必要がありますから、毎日インシュリンの残量を確認してもらい、射ったかどうかを確認するのです。
ただ、ペンタイプのインシュリンは、メモリがイマイチわかりにくくて、量が少ないと一回ではメモリが減らなかったりします。
一体この人のインシュリンの優先順位はどれかしら?
朝射っていなかったら、朝のものを射つのか、昼に近いから朝をやめてひるに射つのか??
「あー、でも私の声掛けで射ってもらっても、私はそのあと帰らなくちゃならないし、そのあとに低血糖とかで何かあったらどうしよう。もしもの時には私の責任??ぐわいが悪くなったら救急車??あー怖いわ〜。」的な不安を訴えてくることがままあります。
インシュリンの種類も複数だったり、単位もちょこちょこ変わったり、それを朝昼晩と射ってもらうには、チームの協力が何より大切になってくるのです。
残量確認、全然減っていなければ、血糖チェック。
その数値が高すぎたり低すぎたり、また低血糖症状の有無も観察して、変だなと思ったら訪問看護ステーションに電話をする。
朝のインシュリンが減っていれば、朝の分はしないで昼になったら昼の分を射つ。
それだけのこと、されどそうてほどのこと。それが在宅療養なわけです。
朝起きられなければ、その分全部時間はずれ、ヘルパーの活動時間とも合わなくなります。
そしてうかうかしていると、いつの間にかインシュリンが何十単位も一度に減っていたりもするわけです。
食事だって、マイペースな皆様、食べたり食べなかったり、やたら多量に食べていたり・・。
主治医が、その患者さんが認知かそうでないかぐらいはわかるはずです。
糖尿病の処方は特に、生活リズを考慮して出していただかないと、無理なんですけれど。
まあ、そこをちゃんと連携していけば、ヘルパーさんもいたずらに怖がる必要もなくなるわけです。
一連の手順や異常を気づくポイント、声掛けの仕方や、確認の仕方などなど。
うちのヘルパーさんにはもちろんですが、最近良くタッグを組んでいるヘルパー事業所にも、話をして欲しいとの依頼が有り、一緒に考えていこうと思っています。
そこではもう一つ「看取り」についてもお話することになっています。
なぜなら、なれないヘルパーさんより「怖い。」という言葉が何回か出たためです。
医療、介護の上で、介護者のコワイは何なんだろう??
とりあえず、何が怖いのか聞きたいと思います。
その上で、そのコワイを一つずつでも解決できたらいいなと思いつつ、どんな話にしたらわかってくれるか、それを考えていきたいと思います。
特に独居の方や、認認介護状態の場合は、離れて暮らすご家族にはどうにもならないため、ヘルパーの声かけや訪問看護での指導や支援が重要になってきます。
大きな病院で糖尿病治療をされていると、どうしても日々の状況がドクターに伝わりづらくて、いくら「内服がめちゃくちゃになっています。」とか、「インシュリンが打てていません」と手紙を持たせたり、連携室を通して伝えたりしても、いぜん薬の量もインシュリンの回数も変わらないことが多いのです。
ひどいと、薬もインシュリンも増えたりしますから、本当にびっくりです。
実際、薬も注射もロクにしていないので、血糖値が400とか500あっても不思議ではなく、それなのに出てきた数値だけで薬を増やそうとするドクターもどんなものだろうかと思ってしまいます。
結局ドクターにまで伝わっていないのでしょうが、薬の山を前に担当ナースはため息をつくわけです。
インシュリンの管理に関しては、ヘルパーさんに頼るところが大きくて、インシュリンを射つことはできなくても、声かけをして、一緒にメモリを確認して、患者さん自身に射ってもらうことはできます。
これはとても大事な援助です。
朝、昼、夕のインシュリンの場合、昼前に入るヘルパーさんは悩みます。
どっちのインシュリンを射つよう声かけをすればいいのかしら??と。
この場合、朝射っているのかどうかを確認する必要がありますから、毎日インシュリンの残量を確認してもらい、射ったかどうかを確認するのです。
ただ、ペンタイプのインシュリンは、メモリがイマイチわかりにくくて、量が少ないと一回ではメモリが減らなかったりします。
一体この人のインシュリンの優先順位はどれかしら?
朝射っていなかったら、朝のものを射つのか、昼に近いから朝をやめてひるに射つのか??
「あー、でも私の声掛けで射ってもらっても、私はそのあと帰らなくちゃならないし、そのあとに低血糖とかで何かあったらどうしよう。もしもの時には私の責任??ぐわいが悪くなったら救急車??あー怖いわ〜。」的な不安を訴えてくることがままあります。
インシュリンの種類も複数だったり、単位もちょこちょこ変わったり、それを朝昼晩と射ってもらうには、チームの協力が何より大切になってくるのです。
残量確認、全然減っていなければ、血糖チェック。
その数値が高すぎたり低すぎたり、また低血糖症状の有無も観察して、変だなと思ったら訪問看護ステーションに電話をする。
朝のインシュリンが減っていれば、朝の分はしないで昼になったら昼の分を射つ。
それだけのこと、されどそうてほどのこと。それが在宅療養なわけです。
朝起きられなければ、その分全部時間はずれ、ヘルパーの活動時間とも合わなくなります。
そしてうかうかしていると、いつの間にかインシュリンが何十単位も一度に減っていたりもするわけです。
食事だって、マイペースな皆様、食べたり食べなかったり、やたら多量に食べていたり・・。
主治医が、その患者さんが認知かそうでないかぐらいはわかるはずです。
糖尿病の処方は特に、生活リズを考慮して出していただかないと、無理なんですけれど。
まあ、そこをちゃんと連携していけば、ヘルパーさんもいたずらに怖がる必要もなくなるわけです。
一連の手順や異常を気づくポイント、声掛けの仕方や、確認の仕方などなど。
うちのヘルパーさんにはもちろんですが、最近良くタッグを組んでいるヘルパー事業所にも、話をして欲しいとの依頼が有り、一緒に考えていこうと思っています。
そこではもう一つ「看取り」についてもお話することになっています。
なぜなら、なれないヘルパーさんより「怖い。」という言葉が何回か出たためです。
医療、介護の上で、介護者のコワイは何なんだろう??
とりあえず、何が怖いのか聞きたいと思います。
その上で、そのコワイを一つずつでも解決できたらいいなと思いつつ、どんな話にしたらわかってくれるか、それを考えていきたいと思います。
私はレスピ装着のため、痰吸引が必要ですし、その他の医療的ケアも必要なのですが…
「怖い」という理由でヘルパー事業所に断られたことが多々あります。
私は、これは「責任」に対しての怖いじゃないかと思っています。
ちゃんと理解できれば、慣れてくれば、怖がらずにやってもらえるようになります。
コワイと思うのは仕方のないことなので、これは医療者側や利用者が頑張るしかないと思います。
すごく興味があることなので、ぜひ記事にして教えていただきたいです。
私は取れないし、それなら最初からかかわらにほうがいい。」
そういうケースはすごく多いでしょうね。
訴訟社会の現代、命を前に立ちすくんでしまうことを、一概に責めることもできないとも思います。
それなら、怖くない為にどうするのか。
それを伝えたいと思います。
吸引に関しては、法改正以降、ますます面倒なことになってしまって、法的な縛りの複雑さに手が出なくなっていることも、大きな理由だと思います。
どこの事業所も人は足りないし、その中で長時間の講習や、その間の収益の損失を補えるほどの余裕がないのです。
それを事業所に負担させる国の方針は、かえって在宅の吸引を後退させるものだと思うのですが・・
まだまだ、現実的な検討が必要ですね。