今年も無事 公開科目(前期)が終了しました。学生さんは来週 前期試験です。
根日屋先生 今年もありがとうございました。
あとで本upもしたいと思いますが、この講義を通じてお知り合いになった皆様もありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
来年、また この講義があるのであれば また出たいですね。
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今回の講義を通して教わったことは すべての電子回路のいきつくところはインピーダンス整合回路であるということです。
そして電池を持たないRFIDは受けた電波をエネルギーとして使用することが出来る電源再生回路を持っているということ
反射型RFIDはそのインピーダンスのミスマッチを逆手にとって通信をしていること
応答器は価格を抑えるためにもLやCという部品を載せることが出来ないため分布定数回路の考えかたを利用して、そのものが持っているアンテナの長さを調整して分布定数的に-jX や +jxを表してやって動く形をとっているということでした。
最後の20分ぐらいの講義の中でいままで、何故こんなにしつこく集中定数回路と分布定数回路の違いや考え方 インピーダンス整合の設計の仕方をやってきたのか
よくわかりました。
http://www.amplet.co.jp/tdu/8.pdf
最後に雑談の中で出てきた パワーアンプのプリディストーションの考え方です。(予め歪のある波形を入力する)
リニアリティのあるアンプが必要な場合A級増幅やB級増幅をする必要がありますが、これはとても効率が悪いのでなんとかC級増幅で綺麗なサイン波の出力が出ないかという話なのです。
今までのハードウェアの考え方では不可能なのですが、サイン波を入力して歪が発生するのならば逆にソフトウェア的に逆算した歪を持った形の波形のものを入力してやって増幅された信号が綺麗なサイン波の出力になるという考え方です。
話を聞いてみるとふむふむと思ってしまうのですが、今までそんなことは考えてみたこともありませんでした。でも、実現可能な状況は整いつつあるようです。
これは出来るととんでもない革命ですね。
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このお話を終えたあとの根日屋先生は 『やり終えたほっとした』 というお顔と 『さすがに』 疲れたぁ という2つのお顔をされていました。
来月はハムフェアでアマチュア無線家としてお会いしたいと思います
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この授業の定期試験の問題はとてもユニークな出題をされているのですが 試験が来週の木曜日なので 問題を公開することは出来ませんのでそれが終わりましたら
その問題とそれに関してのボクの考え方などを書きたいと思っています。
(というより頭に浮かばないのですけれど...)