楊貴妃桜

奈良公園、猿沢池の５２段の階段を、、興福寺に向かって上がった左側に、その桜はあります。
今満開です。
奈良公園の桜はほとんど、葉桜になりつつある時、満開！と言ってもまだまだ、若桜、背も低く花数も少ないです。

元々楊貴妃桜がここに植えられたのは何時頃だったのでしょうか？
江戸中期に作られた版本・大和名所図絵によると、既にこの地に楊貴妃桜は、植えられていました。

私が大和名所図絵を読んで、直ぐに見に来た時の桜も若桜で、もっと細くひょろひょろしていました。
それも枯れて、また植えられたものです。

昔興福寺の僧侶で、玄宗という僧がいたそううな、玄宗はとても桜の花が好きで、いつも眺めていたそうな、
そこで、中国の玄宗皇帝の愛した楊貴妃にちなんで、この桜を楊貴妃ザクラと、呼ぶようになったそうです。

わたしの知るかぎり、なぜかここの桜が大きく育ってるのを見たことがない。
ことしは、こんなに綺麗に咲いて、さぞ、玄宗和尚様は喜んでおられる事でしょうね。