熟年夫婦のケチケチ旅日記

後期高齢者の仲間入り。これからも日々何か楽しいことや、感動することを見つけて、前進していきたいです。

薪御能

2013-05-18 | リタイヤ夫婦のケチケチ旅日記
興福寺南大門跡の「般若之芝」での薪御能を観に行きました。
お茶席も有り、開演前に、お抹茶とお煎茶を、頂きました。
お茶碗は、お抹茶茶碗も、お煎茶茶碗も、薪御能の絵が、描かれていました。

御能が演じられる前に、舞台あらため/外僉儀(げせんのぎ)が興福寺衆徒によって行われました。
興福寺衆徒が、法螺貝を吹きながら入ってきて、紙を芝生の上に広げ、足で踏みます。紙が濡れなければ、御能は、執り行われます。
今は舞台が組まれ、舞台の上で演じられますが、昔は芝生の上で演じられていました。

芝が濡れていたら、中止になります、その目安として、紙を3枚重ねて、芝生の上に置き、興福寺衆徒が踏み、濡れなかったら、御能が、演じられた、との古義に基づく舞台あらための儀でした。

外僉儀は興福寺のみで行われる儀式だそうです。

月がのぼり、あたりが暗くなると、興福寺衆徒が松明を持ってきて、火を入れます、幻想的な趣が、素敵でした。