ずっーと愛用していたパソコンが突然プチっと壊れてしまい、新たに購入したパソコンはWindows8。
使い勝手が全く違うため、なかなか慣れずにblog更新もままならず・・・。
日があいてしまってすみません。。。
先日、白金の畠山記念館で開催中の『利休と織部』展に行ってきました。
『利休と織部‐茶人たちの好みと見立て‐』
2012年10月6日~12月16日
「織田信長、豊臣秀吉のもとで茶の湯を『総合芸術』の域にまで高め」た千利休と、
「戦国武将として天下人に仕え、茶人としては利休の門弟であった古田織部」のゆかりの品を中心に展示していらっしゃるということでした。
3~4年ぐらい前のある日のこと、母に突然、
『へうげもの』というマンガは知っているか?
とたずねられました。
「なんかね、深夜にふとテレビをつけたら、大の大人が『へうげもの』という漫画について熱く語っていてね、それでとっても気になったの」
というのです。
『へうげもの』は古田織部を主人公にした、歴史漫画です。
そのころ、私はちょうどお茶を習い始めたばかりだったということもあり、
お勉強にもなるかしら?と読み始めたら、これがすっかりはまってしまいました(笑)。
それ以来、千利休を題材にした本や小説を読んでみたり、
長次郎の茶碗や有名な茶道具が展示されている企画展が開催されていると
足を運んでみたりするようになりました。
今回も千利休と織部のゆかりの作品ということで、楽しみにうかがってきました。
パンフレットのお茶碗は
楽長次郎作の赤楽茶碗 銘「早船」
「千利休が茶会を催す際、わざわざ早船で運ばせてまで取り寄せたことから、この名前がついた」
ともいわれているそうです。
これは長次郎作の赤楽茶碗としては、現存する唯一の作品だそう。
思っていたよりもとても小さめなお茶碗でした。
この茶碗については、細川幽斎が所望したそうですが、
千利休は蒲生氏郷に譲りたいと考えているというような内容の書状も展示されておりました。
この書状を千利休本人が書いたのかぁ・・・と思ったら、
(当たり前のことですが)千利休はほんとに現存していたのね
としみじみ感じ、急に時代をタイムスリップして、千利休の姿が見えてくるような不思議な気分になりました。
そんなこんなで、帰り道。
一緒に行ったうちの旦那さんが、
「今日のさ、茶入れの『雪の花』、
どうして『雪の花』という銘がついてるか、わかった?」
それは今日展示されていた「薩摩文琳茶入 銘『雪の花』」という作品のことのようでした。
「え・・・いや・・・気にしなかった・・・」
と私。。。
「ダメだなぁ。ちゃんと後ろも全部見渡した?
斜め45度からがとても美しくて、白い釉薬がぽつぽつと景色になって、
『ああ、ほんとに雪の花だなぁ』って思ったんだよね」(←あくまでも彼の個人的な見解です)
う・・・
見逃した・・・
そういうの、観てる時に教えてほしかったです・・・。(笑)