夏休みの宿題は、最初に計画だけはみっちり立てるものの、なかなか重い腰を上げずに後半になって苦しむタイプでした。
そのスタンスはいまだに変わらず、
やらなきゃなぁと思いつつもなかなか作業にとりかからないで、いよいよとなってやっと始める…というところがあります。
くらしのたのしみでお買い物をしてくださったお客様に、梱包物と一緒にカードを添えさせていただくのですが、
そのカードに季節のハンコを押すというのはどうかしら?ということになり、そのハンコ作りを姉から託されていました。
私は絵はあまり得意ではないのですが、図工というか工作というか、そういうのは結構好きで、
最近の年賀状も(この時代にアナログ過ぎるのですが…)消しゴム判で作ったりしています。
それを知っている姉が、私に季節のハンコをつくってみないか?と提案してくれたのでした。
それは楽しそうだし、
「全然いいよ~!」
と軽く返事をしたものの、なかなか作業にとりかからず…。
その提案があったのは7月末のこと。
「遅くとも9月頃には作ってね」
ということで、ぎりぎり9月に秋バージョンをいくつか完成させました。
その一つが最初のお写真の「彼岸花」。
そしてこちらは「栗」。
見えますでしょうか?
下手の横好きなので、説明しないとなんだかわからないかもしれません。(笑)
このほかにもいろいろなハンコがあります。
そして、季節を感じさせるものだったり、その時興味があるものだったり、
これからもハンコの種類を増やしてゆこうと思っています。
もしちょっとでも季節感だとかそういうものを楽しんでいただくことができればうれしいです。
私が季節感を感じるのは、お茶やお華のお稽古の時のことが多いように思います。
先日のお稽古でお床に飾ってあったお軸には
『楓葉経霜紅』
と書かれていました。
「楓葉(ふうよう)は霜を経て、紅なり」
と読むのだそうで、
楓の葉が厳しい霜の時期を経験して初めて美しく紅葉するように、私たちも楓の葉のように人生の様々な苦労を経験し、それを耐えしのぐことによって初めて人間として成長する
という意味なのだそうです。ふむふむ、なるほど。
…とりあえず、近々、楓のハンコを作ろうかなと思います。^^
さて、そんな感じで秋のハンコを作っているさなか、今度は違うところから別のご依頼をいただきました。
叔母のハンコ。
叔母はアメリカで暮らしているのですが、あちらではカードを書く機会が多いそうで、
その時にカードに押すちょっとしたハンコが欲しいとのこと。
漢字は彫ったことがないので自信はないものの、作ってみることに。
…。
なんか斜めっちゃってるし、線は揺れちゃってるけども…。┐('~`;)┌
芸術の秋とは言いづらいですが、創作の秋(?)を楽しんでいます。^^
重い腰も、いったん上げてしまえば一気にとりかかれるんですけどねぇ…。