山畑で野菜作り

近隣の畑の貸し農園で試行錯誤で野菜作りをしている年金生活者です。

野菜の潅水

2021-07-26 07:42:44 | 家庭菜園
日照りが続いている。もうかれこれ3週間以上もの間、殆ど雨が降らない。時々南西の風が吹いて乾燥する。菜園の畝もカラカラに乾いている。野菜たちは元気なものもあるが、元気なく若干萎れているものもある。菜園には水場が無いが小屋の屋根に降った雨を樋で集めて、廃物利用の風呂桶に溜めているので、その雨水を如雨露で潅水している。

しかし、この潅水が畝の表面を濡らすだけなのか、野菜の根まで届いて渇きを解消するのか、どれほどの効果があるのか解らない。発芽後間もない苗なら根は浅いから、如雨露でたっぷり潅水すれば根に届くが、生長した野菜では到底深い根には届かない。

それを確かめるために、潅水後に水の届いた深さを調べてみた。畝1mに如雨露1杯5リットルを土の中に浸み込むようにゆっくり撒いた。土に水が馴染んだ頃に掘ってみたところ、なんと水は数cmしか届いて無い。深いところで5cm、浅いところは3cmであった。畝1mに5リットルは潅水ではたっぷりの量を撒いたつもりであったが、潅水が届いたのは僅か数cmでは、それ以下に根が張った野菜には何の役に立たないであろう。まぁ、乾燥がやや遅れる程度であろう。

生長した野菜の根に水を届けるには1株に5リットル以上の量を時間を掛けて潅水しないと撒いた水が役に立たないことが解った。広い菜園の野菜に水を届けるには千リットル以上の水が要る。風呂桶に溜まった水では到底足りない。雨が降って欲しい。