甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

あっこと僕らが生きた夏~17歳 女子マネージャーがナインに託した命のバトン~

2012-04-23 | 読書



大崎耀子さん

2007年 夏の甲子園

大分県 楊志館高校が甲子園へ初出場したときのマネージャーでした。

選手たちと共に夢追った甲子園出場を前に、耀子さんはがんが見つかり甲子園の土は踏むことはできなかった。

「チームのみんなの夢は私の夢。だから何だって犠牲にできるから。だからがんばろう!」

野球が大好きで、笑顔が似合うあっこちゃん。

病と懸命に闘った耀子さんの一生懸命に生きた証が詰まった一冊です。


誰かのためにがんばる力は、大きな力を与えてくれます。

グラウンドの隅にある「AKKO’s GARDEN」と名付けられた花壇。

2008年 選手たちは耀子さんを今年こそ甲子園に連れていくと誓い戦った。

でも、その想いを遂げることができなかった3年生の選手たちが、

一緒に卒業しようという想いでこの花壇を作ったそうです。

今も楊志館の選手たちは「AKKO’s GARDEN」で耀子さんに挨拶をしてから練習に入るそうです。

耀子さんと心で会話する場所、選手たちの支えになっているのですね。

これからも色とりどりの綺麗な花を咲かせ楊志館高校野球部を見守ってくれるでしょう。

耀子さんのご冥福を心よりお祈りし、想いを胸に楊志館高校野球部の皆さんのご活躍を応援します。