甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

1日遅れの母の日

2012-05-14 | 春夏秋冬 こつ こつ と...日記

愛媛で野球修業中である、野球の息子サトシから一日遅れの『野球の母の日』のプレゼント(心)が届きました


『1日遅れの母の日や

『昨日やったら、(我が息子たち)とダブるやろ。 だから今日や』・・・と。


『心』・・・が何だか嬉しい、『野球の母の日』のプレゼントをもらいました


離れて分かる野球の母の心、離れて感じる野球の息子の成長・・・です。


日大三高 小倉 全由 監督 ~お前ならできる~

2012-05-14 | 読書



日大三高 硬式野球部 小倉全由監督さん・・・ 私の尊敬する監督さんです。

日大三高・・・何の関係もないですが応援しています。

チーム、選手の強さや魅力だけじゃなく、小倉監督さんのチームだから応援しています。


この本の存在を知って取り寄せました。

日本文芸社が小倉監督さんへの取材を経て、小倉監督さんの「言葉」として発刊された一冊です。

いつも本を読む時は、心に止った言葉に附箋を貼りながら読むのですが、

小倉監督さんが野球と選手(生徒)に懸ける気持ちの大きさの分だけ、読み終わると附箋だらけになってしまいました。


その全部を伝えるには大事すぎる「言葉」ばかりで、

野球関係者だけにとどまらず、子を持つ親、教育関係者にとって、そして人間関係のあらゆる面において

道を示してくれる何かを伝えてくれることを願うと、編集部のあとがきにも書かれてあるように、

あらゆるスポーツで指導者として関わられる方々にも、子育てにも通づるとても大切なことを感じ取れる「言葉」が綴られてい著書です。

小倉監督さんファン、三高野球部ファンだけでなく、ぜひ読んで戴きたい一冊です。


小倉監督さんの野球、チームの強さの源は、『シンプル』な野球だと思うのです。


大好きな野球を思いっきりやる。

出来ないことは繰り返し繰り返し練習する。

挨拶ができる人間になろう。

我慢する心と思いやる心、人として一流な人間になろう。

そして、三高のグラウンドで、小倉監督さんの下で過ごした三年間がこれからの人生のかけがえのない宝になるように・・・


監督さんが理想とする野球は10-1で勝つ野球。

無失策で守り、打って打ちまくって勝つ。

それが野球の醍醐味を楽しめる理想の試合。

全高校球児の目標である甲子園に毎回出場するという気持ちを持つことが大事。

好きな野球を思いっきりやって勝つ、そのために一生懸命練習する。


とてもシンプルです。

高校野球は人間形成を重んじる場である中で、野球は勝負事。

守り切って、打ちまくって勝つのが選手たちにとって一番楽しい野球だと思います。

そのシンプルな中でやる野球、練習、人への思いやりの心を育む『中身』が大事なんだと思います。


我が子を育てるように選手たちを何よりも大事に育てておられることが感じ取れます。

思いやりのある野球(練習)をされておられることが垣間見える言葉がありました。

ひたすら辛抱の守備練習の時、ボールを転がしながらボールを転がした数だけ声を掛ける・・・

転がした数だけ・・・ここに小倉監督さんの選手への心があるんだと感じます。


小倉監督さんと選手(生徒)、小倉監督さんと親御さん・・・

このトライアングルは『信 頼』で結ばれていることがよく分かります。

信頼関係を築くには、先に力を尽くすべきなのは指導者だと監督さんは言われます。

三高を応援するようになったきっかけは、やはり選手に掛ける小倉監督さんの「言葉」を聞いたからです。

小倉監督さんのそういうところが素晴らしいと思いますし、尊敬できる監督さんです。

何の関係もなくても、そういう小倉監督さんの育てるチームだから応援したくなるのです。


ご自身の三高選手時代から、コーチ、他校の監督をご経験された過程での三高小倉野球。

人間不信にもなるご経験もされ、その中で自分を助けてくれた方々が居られたからこそ、

「人を思いやる心」を大切にされておられる方なんだろうなと感じますし、

勝つためにはもちろん厳しさもある。

でもその厳しさの中にも、選手(生徒)に掛ける心(思いやりの心)は人一倍なんだと思いますし、

選手たちは3年間の中で、それをしっかり自分の中に吸収して、人間的にも成長し、どんどん強くなっていくことが分かります。


小倉監督さんの唯一と言われる趣味は、胡蝶蘭を育てることだそうです。

胡蝶蘭も選手も愛情を注げば大輪の花を咲かせる

大量の愛情を注いでもらう選手たち、小倉監督さんの下で野球ができることは幸せだなと思います。

愛情を注いでもらった分、選手たちは懸命に甲子園を目指して日々頑張っているのです。

先輩チームが好成績を収めれば、次のチームには「勝って当たり前」・・・のプレッシャーも付きまといます。

指導者が替わればやり方も、チームの雰囲気、戦い方も替わるように、

メンバーが替われば、力も替わるのです。

全て、常に勝てる常勝チームはないでしょう。

この夏、金子組がどんな大輪の花を咲かせるのか、応援者はそっと楽しみに見守るとしましょう。


とても貴重な一冊との出逢いに感謝し、これからも小倉監督チームを応援したいと思います。