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~球児たちの あしあと~

2012 春季高校野球 近畿大会 ~明石vs智弁和歌山~観戦記

2012-05-27 | 2012 春季高校野球

近畿大会2日目、明石球場へ応援に行って来ました。

今日は兵庫勢2校の登場と、やはりセンバツ優勝校の大阪桐蔭、それに智弁和歌山となれば
明石球場のスタンドは今まで見たことのない超満員ですごい人、人でした。

私の周りには明石応援団のおじ様たちでいっぱい。
あちらこちらから『智弁を相手に、さぁ!どんな試合してくれるかな~』『名前まけしたらあかんねん!』 
はたまた試合前から『当たった相手が悪かった・・・』などいろんな声が。
『戦ってみないと分からない!』と私は思いながら、県大会では応援する機会のなかった明石の戦いを楽しみに。

そして、これも楽しみにしていた智弁和歌山 高嶋監督さんのノック。
いつ見ても、7分間の短い時間、次のノックが秒単位で飛んで行きフルに時間を使って無駄のない素晴らしいノックです。



さて・・・
明石と智弁和歌山の対戦ですが・・・

結果は・・・7-2 明石が勝利し4強、準決勝へと進出しました




対戦後、明石の戦いぶりに満員のスタンドからは大きな拍手が起こり、
明石高ファンのおじ様たちは、横にいた私に『明石は次どこと??』と質問され、
『来週土曜に、次の試合の桐蔭と東洋の勝者ですよ』と教えてあげると
『どっちも強敵やっ!来週やな!また来るわなっ!!ありがと!!!』と、
次の対戦、桐蔭先発が藤浪投手でないことが分かると満面の笑みで球場を後にされておられました
野球大好き、明石高が大好きなおじ様たちに、また来週の楽しみができて良かったです

さて・・・明石と智弁和歌山の対戦ですが・・・

対戦行方はというと、明石は名前負けどころか、素晴らしい戦いを魅せてくれました。

明石の先発、アンダースローのエース松原投手。
力で抑え込むというよりは丁寧に粘り強い投球が印象的で、初回から守備でも好プレーがあり、
打線も捕手で4番、リリーフで登板もした福山選手の投打の活躍をはじめ、松原投手をみんなで盛りたてて
終始自分たちの力を出し切り、チーム全体で波に乗っていって掴んだ勝利だったなの感想です。



両チームのスタメンは・・・


明石先発はエース松原投手 


1回表 智弁和歌山 1番沼倉選手がライト前ヒットで出塁すると、2番坂本選手に四球
       
応援団のおじ様も『高い!高い!』とざわつき始め・・・


3番大倉選手がセカンドライナー。
飛び出したセカンドランナー→ファーストランナーと、トリプルプレーの好守備。

明石はこの好守備で勢いに乗れた感じがします。

先制したのは、明石2回裏の攻撃でした。

智弁和歌山の先発は土井投手(10)


先頭打者をフライに討ち取った後、6番池田選手へ四球。

7番久保選手の打席でWP・・・

その後、2死3塁から、8番松原投手へ二つ目の四球。


更に9番浦崎選手へ痛い死球が重なり2死満塁・・・  大ピンチと大チャンス。

明石がチャンスを掴み、1番川原選手の振り逃げで先制。

明石はラッキーな形で先制点を奪いました。

 

そして3回 明石の攻撃  
今日大活躍の捕手 4番福山選手のヒットをきっかけに、5番舩山選手の打席。

福山選手が二盗を狙った投球がまたもWP・・・
福山選手は一挙に3塁まで駆け抜け1死3塁と、智弁はミスが続きまたもピンチを迎えてしましました。

舩山選手のスクイズが決まり追加点が入りました。
 
                                

4回明石の攻撃では、先頭7番久保選手へ死球から9番浦崎選手が振り逃げで出塁。

1死1・3塁のまたもやチャンスが・・・

ここは次打者、1番川原選手のスクイズが3塁→本塁死と智弁和歌山がピンチを切り抜けました。


5回明石の攻撃 5番舩山選手が内野安打で出塁すると、6番池田選手へ四球。

7番久保選手、8番松原投手と2打席連続のタイムリーでリードを広げました。
 
 

前半戦を終え0-4

ヒット数は智弁4、明石5と変わらないものの、ランナーを置いても明石松原投手の粘りの投球が智弁のスコアーを「0」としたのでしょう。


整備を終えて後半戦。

6回智弁和歌山の攻撃  3番大倉選手、4番嶌選手の2連続ヒットから

5番吉川選手がセンターへ運び智弁和歌山はようやく『1』を刻みました。
 
                                

この1得点で流れが変わるかな…と思いましたが・・・

智弁和歌山はここでピッチャー交代となり、蔭地野投手(1)の登板となりました。


6回明石の攻撃 先頭1番川原選手のヒットを2番櫻井選手が送り、その後2死2塁となったところで

4番福山捕手がレフトへタイムリーを放ち、取られた1点を取り返しました。
 
                                

更に7回明石の攻撃  6番池田選手へ死球、7番久保選手が送り、その後2死2塁から9番浦崎選手の打球がポテンヒット・・・

池田選手は2死で駆け抜けていたので、またもやラッキーな形で1得点1-6と突き放します。
 
                                

智弁和歌山は追い込まれて8回の攻撃  

3番大倉選手のライトへの打球を明石守備陣が処理に手間取ってしまった間に

走り抜け一挙に3塁へ到達スリーベースヒットと、明石に痛いミスがでてしまいます。

そして迎えた4番嶌選手のタイムリー2ベースヒットで1得点を返します。

 
                                

明石はここで踏ん張ってきた松原投手から、福山捕手に継投となりました。
 
                                
                                スタンドからは好投した松原投手へ温かい大きな拍手が送られました

そして福山捕手も踏ん張り、後続と9回も智弁和歌山に得点を与えることなく、最後はライトへのフライで試合終了となりました。


 
                                    

明石は8回に取られた1得点を、2番櫻井選手、3番栗林選手の2連打で1死1・3塁とすると、

4番福山捕手の内野安打間に1得点を返し7得点目を上げました。                       




今日、2打点と投打に大活躍の福山捕手でした

勝利した明石は、2試合目で勝利した大阪桐蔭との準決勝となりました。
2試合目、東洋大姫路との対戦も観戦しましたが打線は強力。
センバツ優勝校の貫禄あふれる戦いでした。

桐蔭との準決勝、ぜひ今日のようなチーム力でがんばって欲しいなぁと思います


智弁和歌山は苦しい展開となってしまった対戦でした。

今日は智弁和歌山スタンドの大応援も見れなかったのがとても残念でした。

甲子園で戦うナインと、あの大応援団、高嶋監督さんのノックも見たいので夏へ向けてがんばって下さい



第2試合 東洋大姫路と大阪桐蔭戦観戦記はまた書きたいと思います。
投打に圧巻、間近に初めて見た藤浪投手は・・・やはり圧巻の大きさでした