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~球児たちの あしあと~

2016年 春季高校野球兵庫県大会3回戦 村野工業vs報徳学園 ~夏へのRe!Start!~

2016-05-13 | 2016 春季高校野球



春季高校野球兵庫県大会3回戦 村野工業と報徳学園との8強を懸けた対戦を応援に行きました。

報徳学園は注目の1年生小園選手をスタメンに置き、守備でも惚れ惚れするプレイがみられ強さ際立つ一戦となりました。



勝つことから得るパワーや自信は選手にとって大きな力となることだろうと思います。

よく負けから学ぶと言いますが、負けることへの悔しさから得る力・・・

それぞれの選手の攻守一球一球の勝負も含め、明日への・・・三年生は最後の夏への力に変えてがんばってもらいたい!と、

そう思った大事な一戦だったように思います。

応援している選手への力となればという想いで、村野工業と報徳学園との戦いを残したいと思います。


2016年 春季高校野球 兵庫県大会3回戦 村野工業VS報徳学園 8強を懸けて

先攻は報徳学園 先発多根井投手(16)


後攻 村野工業 先発澤邊投手


スターティングメンバーです。・・・冨永くんのウ冠 点は要りません


村野工業スターティングメンバー、スタンド選手の全力校歌と共に。



この対戦は村工スタンドが観たかったので、1塁側報徳学園スタンド近くで観戦しました。

試合前、初めてスタンドに入る1年生へ、藤田選手が応援練習を指導しているところに通りかかりました。

藤田くんが私を見つけて挨拶をしてくれました。 嬉しかったです。

一石選手が努める太鼓が力強く、スタンドでは仲間や先輩へ一所懸命な応援プレイが見られました。





夏へ向かって!みんなで戦う春3回戦プレイボールです。

1回表 報徳学園は先制スタート!初回から4得点のビックイニングを作ります。

攻守それぞれの選手の一球勝負に注目して見て戴きたい観戦記です。

先頭1番 注目の小園選手 2B2S 次球がセカンドへ飛び内野安打となり出塁します。

この勝負、この後の展開に大きく関わった内野安打だったような気がします。




2番阿部選手もセカンドへ

フォースアウトとなり1死1塁








3番佐藤選手のライトオーバー2ベースで1死2、3塁と先制のチャンス!




4番小松田選手は四球を選び1死満塁、大チャンスと大ピンチが交差します。


澤邊投手の踏ん張り時・・・5番篠原選手も四球を選び押し出しで先制 1-0






更に6番河野選手が初球を狙いレフトオーバー2点タイムリー2ベースヒット!3-0




続く7番金丸捕手も初球打ち!レフト前へ運び4-0


試合開始直後、ここまで打者7人で4得点を挙げる勢いある攻撃にさすが!の一言。

ここで、村野工業は澤邊投手から近藤投手(10)へと継投




近藤投手との勝負 先頭は8番新免選手がストレートの四球で1死満塁

9番多根井投手は2Bからセカンドゴロ


セカンド渡邊選手のところへよく飛ぶ回です。


篠原選手がホームを目指しますが、渡邊選手の好返球で本塁死 

5得点目を阻みます。 渡邊選手ナイスセカンドです!




更に2死満塁とチャンスとピンチは続きましたが1番小園選手の初球をショートゴロに取り

打者10人で4得点を挙げた報徳学園1回表の攻撃を終えます。


村野工業の初回は、先頭濱中選手が四球で出塁し、2盗を狙いますが報徳学園の守備は固い!

三者凡退に終わった1回裏の攻撃でした。

1番濱中選手




2番渡邊選手


3番小林選手




2回表 報徳学園は近藤投手が打たせて取り三者凡退に。

その裏 村野工業は2死から6番道才投手が四球で出塁しますが後続を絶たれます。

4番吉村選手


5番冨永捕手




6番道才投手


7番濱野選手


試合は落ち着くかなと思った3回表 報徳学園の攻撃

先頭5番篠原選手がバックスクリーンへ横へ流れを離さない1発!

ソロホームランで5得点目を挙げます。




続く6番河野選手はバッティング絶好調!右中間へ2ベースヒット!


7番金丸捕手のショートゴロで1死3塁とし、この選手も私の注目選手8番新免選手が初球を返し6-0




3回裏 村野工業の攻撃

8番綱岡選手が四球で出塁


9番近藤投手の初打席はショートゴロで綱岡選手が2進


先頭に戻り1番濱中選手の打席、何とか繋げて欲しい場面にセンターフライで綱岡選手を3塁へ進めます。


村工球児らしさがやってきた!と思いながら2番渡邊選手の打席を見守ります。

渡邊選手の打席はビデオを残したので試合の行方をご覧下さい。



惜しくも多根井投手が勝りライトフライ、報徳学園が初回から流れを掴んでいた序盤の戦いでした。


4回表 報徳学園は流れを掴んだまま更に得点を重ねていきます。

先頭は2番阿部選手が死球で出塁


センターを守る阿部選手ですが、これが本当守備が上手くて高校球児とは思えない素晴らしい守備を魅せてくれる選手です。

4回裏の村野工業の攻撃ではセンターへ2本飛びましたが、

打球への1歩目の早さと守備範囲の広さには凄いなぁ~と、惚れ惚れする守備を魅せてくれました。

その阿部選手の死球で無死1塁

3番佐藤選手が3塁線レフト前へタイムリー2ベースヒットを放ち7-0

佐藤選手も初回に続きバッティング好調です。


阿部選手 足も早い!




無死2塁 4番小松田選手の打席には、村野工業ライト吉村選手と冨永捕手が入れ替わり、

替わったライト冨永選手へ打球が飛び1死3塁












5番篠原選手をセカンドゴロに、6番河野選手は初球をショートゴロに取り、4回裏 村野工業の攻撃へ。










先頭3番小林選手のセンターへの大飛球は抜けたか!に見えましたが、センター阿部選手の一歩目の速さは凄い!

ナイスセンター!でした。






4番吉村捕手の打球も阿部選手のグラブへ。




吉村くんはこんなところが素晴らしい選手です。


そして5番冨永捕手はライトへと、この回は三者凡退に終わります。




5回表 報徳学園の攻撃では、2死から9番多根井投手、1番小園選手の2連打で2死1、2塁と攻めますが

センターフライに取り、流れを掴みたい村野工業5回裏の攻撃へと入ります。


5回裏 村野工業の攻撃


7得点と大きくリードされる中、この回の打者5選手の勝負を振り返り見ると、

先頭6番道才投手のヒットから、小さく流れが行ったり来たりしたイニングでした。

道才投手のライトヒットで無死1塁


その後1死1塁となり8番綱岡選手のショートゴロはフォースアウトとなりランナーを進めさせません。

7番濱野選手


8番綱岡選手






続く9番近藤投手の打席、綱岡選手が盗塁を成功させ2死2塁


近藤投手は四球を選び2死1、2塁 




いいところで1番濱中選手に期待の打席が回ってきました!

打席に入る前にベンチを振り向く濱中選手と渡邊選手です。


打席に入った濱中選手・・・微笑んでいます。

写真一枚の中の選手の表情に、私たち観戦者には知りえない選手たちのやり取りが垣間見れます。


濱中選手のいい当たりの打球はドンピシャ 惜しくもセカンドライナーで2者残塁






報徳学園が大きくリードし前半が終了しました。

後半巻き返して欲しいという気持ちでインターバルの村工ベンチの様子を眺めていた記憶です。






後半戦のスタート 6回表 報徳学園の攻撃です。

6回よりファーストには肥塚選手(14)が入ります。


先頭3番佐藤選手が四球で出塁


ここまで、3回の先頭5番篠原選手のホームランの打席を除いても、

報徳学園の得点イニング全て先頭が出塁していることが分かります。

間を取って仕切り直し。


しかしこの回も、この佐藤選手の先頭出塁でもらったチャンスを得点へと

替えていく攻撃ができる報徳学園はさすがだなと思った6回の攻撃でした。

この後、1死1塁と替り5番篠原選手の打席に佐藤選手が盗塁を決め1死2塁




篠原選手のセンターフライでタッチアップ 2死3塁






更に6番河野選手が四球で2死1、3塁とチャンスを広げたところで

7番金丸捕手のライト前タイムリーで8得点目が入ります。

6番河野選手


7番金丸捕手




6回裏 報徳学園は向井投手と継投し、5回の小さな流れの行き来から動く予感の村野工業の攻撃

最大のチャンスを掴みますが、その行方は・・・


先頭は渡邊選手 四球で出塁


この日 弟りょうたくんはサッカーやから来ないって言ってたのを、この時思い出しました。

スタンドを探しましたが・・・りょうたくんやっぱり来てなかったのかなぁ・・・。

続いて3番小林選手の一打は、またもやセンター阿部選手のもとへ。

センターフライとなり1死1塁




4番吉村選手も四球を選び1死1、2塁 動き出す予感・・・。


5番冨永選手の打席には、代打志水選手(19)が替り入ります。

代打選手の活躍は力に変わります。

ライトヒットで1死満塁! 最大のチャンス到来!








6番道才投手いい表情で打席に入ります。

しかし、流れは渡さない報徳学園の好守備でセカンドゴロフォースアウトとなり貴重なチャンスの目を奪います。




もう1度仕切り直し、7回表 報徳学園の攻撃では近藤投手から道才投手へ継投 

サードには梅津選手が入ります。




先頭代打小林選手(17)のライトへの2ベースヒットをチャンスメイクにし2死3塁まで攻めますが

道才投手の踏ん張りで後続を抑え裏の攻撃へと入ります。




3番佐藤選手


報徳学園も7回裏 中本投手へ継投


中本投手の立ち上がりは抜群でした。

三者を連続三振 8ー0 7回コールドゲーム

報徳学園が強さを魅せ8強進出を決めた対戦となりました。

7番肥塚選手(14)


8番綱岡選手


9番には小滝選手












報徳学園は、この後 神戸国際大附との準決勝を9-0と圧勝し明石商業との決勝へ。

2016年 報徳学園の春は準優勝で終え、報徳学園も夏へスタートしました。


昨秋、新チームとなり ずーっと観てきた村野工業の春の終わり・・・

村工球児たちの夏がひとつ終わってしまったような寂しい気持ちになったのが正直なところ。

いやいや!終わりは始まりなんですよね。

3年生は最後の夏へ向けて Re!Start!です!

既に夏へ向かって走りだ出した村工球児たちを、先日 神戸国際大付との練習試合で観させて戴きました。

負ける悔しさから得る力を、この夏みんなで結集させ、

応援する私たちにドキドキワクワクするような村工球児らしい姿を魅せてもらいたい・・・そう思います。

キミたちならできる!

夏を楽しみに応援しています。

がんばれ!村工球児!



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