甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

勝ち運運ぶゴミ拾い

2011-08-11 | 2011 夏 ☆ 甲子園

今日は東洋大姫路が長崎、海星と2回戦初戦を迎えます。

東洋大姫路の難波 錦選手と、堀地 崇多選手。

掘地選手は控え投手として、難波選手は記録員としてベンチに入る。

こういう選手の努力がチームのみんなの大きな力となり、甲子園を引き寄せてくれた。

彼らの努力への藤田監督さんの心意気も感じる記事が

新聞に掲載されていたので紹介したいと思います。


~いざ甲子園へ東洋大姫路~

7月30日、県大会決勝を迎えた。

3年生、難波 錦選手と、堀地 崇多選手は朝早くから校内や学校周辺のごみを拾った。
「運を拾えると思って」・・・と口をそろえる。

2人の行動は、この日だけの特別なことではない。
1年生のころに始め、練習前の日課になった。

「彼らが勝ち運を拾ってくれた」と、中河 宏輝主将ら主力選手の心にも響いている。


練習場で靴や自転車の整頓にも精を出す。
「細かい端々のことをしっかりやる。それが大きな力になる」と難波選手。

できることは全て取り組むという姿勢を貫く。

2人は同じクラス。
帰路も共にし、野球のこと、恋愛のこと、何でも打ち明ける。
互いに高め合い、兵庫大会ではベンチメンバーに入った。

2人の努力を知る藤田 明彦監督は、「絶対にベンチから外さない」と公言していた。

しかし、難波選手は今年3月に右肘を疲労骨折。
6月に復帰したが、大会中に痛みが再発した。
曲げ伸ばしすらままならない。

堀地選手とつかんだベンチ入りだったが、プレーできないことを藤田監督に告げた・・・。

チームの勝利が大事。
出られなくても自分のやれることをやり、みんなを引っ張るんだ。

兵庫大会の引き分け再試合を制した翌日、藤田監督が甲子園メンバーの名前を一人ずつ読み上げた。

難波選手の名はなかったが、全部員を前に藤田監督は告げた。

「この結果はお前たちの努力のおかげだ」

藤田監督は、記録員として難波選手を登録。
マネージャー冨江 嵩くんに続き、2戦目で甲子園のベンチに入ることが決まった。

控え選手として甲子園に臨む堀地選手は、
「難波は本当に努力していたから、一緒に甲子園に立ちたかった。
 難波がベンチに入れるよう、何としても初戦を勝ちたい」と思いやる。

                                        ~神戸新聞記事より~

もうすぐ始まる東洋大姫路の初戦。
2戦目のベンチで難波選手の姿が見れるよう勝利を祈ります。



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