『初冬の秋田 2日間』 (その1)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/01f6e24e59df411d42a50f986ea5eca2
秋田港に面する「ポートタワー」地上100mの展望室から降りて、13:40に一路「男鹿半島」に向かいます。
S君の車は海岸に沿って北に走ります。土曜日の為なのか、道路を走る車は少なく、特にトラックとは殆ど出会いません。
国道101号を走る頃には、車の数はさらに減ってきました。男鹿大橋を渡ると、いよいよ男鹿半島です。
我々を最初に出迎えてくれたのは、小さな「脇本漁港」です。車はさらに男鹿半島の先端を目指します。
夕焼けになると、背景の赤く染まった空にゴジラが火を吹いている様に見える「ゴジラ岩」を左手に見て、先に進みます。
この日の日の入り時間は午後4時15分。時折、小雨がぱらつく天気ですが、今日は夕陽を見ることは出来るのでしょうか。
途中の駐車出来る場所に車を停めて、絶壁の下の日本海を覗き込むと、荒波に岩が洗われています。
S君の車は海岸に沿って北に走ります。土曜日の為なのか、道路を走る車は少なく、特にトラックとは殆ど出会いません。
国道101号を走る頃には、車の数はさらに減ってきました。男鹿大橋を渡ると、いよいよ男鹿半島です。
我々を最初に出迎えてくれたのは、小さな「脇本漁港」です。車はさらに男鹿半島の先端を目指します。
夕焼けになると、背景の赤く染まった空にゴジラが火を吹いている様に見える「ゴジラ岩」を左手に見て、先に進みます。
この日の日の入り時間は午後4時15分。時折、小雨がぱらつく天気ですが、今日は夕陽を見ることは出来るのでしょうか。
途中の駐車出来る場所に車を停めて、絶壁の下の日本海を覗き込むと、荒波に岩が洗われています。
秋田港を出発して35分後の15:15に、北緯40度線上に位置する「入道崎(にゅうどうさき)」に到着。思ったより近かった。
車の外に出ると、強い雨風に当たり、着ている物が直ぐに濡れてきます。
白黒の模様が印象的な「入道崎灯台」ですが、2013年10月に行った能登半島最先端の『禄剛崎(ろっこうさき)灯台』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7f7cb26c7365b92fe89e728685bcd93e と同じ様に、灯台としての機能は今は果たしていないのではないでしょうか。
あまりの風の強さと寒さで、15分で車に戻ります。着いた時には気がつかなかったのですが、広い駐車場には我々の車が一台しか停まっていません。
さらに、8軒ほどある土産物屋・食堂の内、開いているのは一軒だけ。いくら天気が悪いとは言え、土曜日の午後3時過ぎに、他の観光客を全く見かけないとは。。。
S君に言わせると、これだけの観光資源がありながら、男鹿地区の人は「どうせ人が来ないから」と言い訳して、集客の努力をしないそうです。
今回、秋田に来た三つ目の目的、温泉に入るために、半島を東に進み、「宮沢海岸」を目指します。
16:10に目的地の「夕陽温泉WAO」に到着。その名の通り、ここの露天風呂から見る夕陽は絶景だそうです。
雨も強く、辺りも暗くなってきたので、外観写真を撮ることなく、施設の中に駆け込みます(従って写真はありません)。
入湯料は400円。男鹿半島のあちこちに温泉があり、日帰り入浴が出来るホテル・旅館もありますが、料金は1,000円以上するそうです。
ここは、観光客は殆ど来ず、地元の人、御用達の温泉です。早速、温泉に入ります。弱アルカリ性食塩泉のお湯に入ると、体の芯まで温まります。
丁度、日没時ですが、外は真っ黒で、日本海に陽の落ちる姿を見ることは出来ませんでした。
それでは、せめて露店風呂を楽しもうと思いましたが、本日は強風の為、露店風呂は閉鎖されています。
隊長にお湯の中からの夕陽を見せようとして、日の入り時間を計算して車を走らせてくれたS君の気持ちを思うと、体だけでなく心も温まります。
サウナに入ると、地元のお年寄りが先客でいました。聞こえてくる地元の言葉は、全く理解出来ませんでした。
すっかり体も温まりましたが、風呂上りの冷たいビールを飲むのはお預けにして、17:10に温泉を後にして、秋田市内に戻ります。
車は行きの道路とは違う、八郎潟を干拓して出来た大潟村を通る、平らな道を走ります。帰りも行き交う車の数がとても少なかった。
18:30に、秋田駅近くの駐車場に車を入れ、S君お薦めの店に向かいます。
駅前には「和○」などの全国チェーンの居酒屋も数軒ありますが、連れて行ってくれたのは、地元の「酒楽亭 うみひこ 駅前本店」。
店内は古民家風の造りですが、BGMには演歌ではなくジャズが流れる、お洒落な居酒屋です。
先ずは、“キリン一番搾りの生” で喉を潤します。
秋田で飲み食いしたかったのは、“稲庭うどん” “ジュンサイ” “しょっつる鍋” “比内地鶏” “地酒”です。
“稲庭うどん” はお昼に頂いたし、“比内地鶏”は明日のお昼に残して、“じゅんさい酢”430円(税抜)をオーダーしました。
“ジュンサイ”は、水草の一種ですが、秋田県の郷土料理としても知られ、寒天質で覆われた若芽の食感が隊長は好きです。
隊長の好みだけではS君に申し訳ないので、“刺身五点盛”1,100円(同)を注文。活きの良い刺身で美味しかった。
地酒は、飲み比べセット 590円(同)をオーダー。この日のセットは、“純米吟醸 ひやおろし”と“純米大吟醸 鳥海山”です。
“ひやおろし”は、フルーティーな味わいでした。
次に念願の“しょっつる鍋”925円(同)を頼みます。S君は、“北海ホッケ開き焼き”をオーダー。
“しょっつる鍋”の塩魚汁(しょっつる)とは、魚醤(ぎょしょう)のことで、秋田では“ハタハタ”を入れた鍋が名物です。
火を点ける前の“ハタハタ”は、意外と頭が大きな魚です。
お酒を全く飲めないS君には悪いですが、飲み足りない隊長は、飲み比べセットが少し甘口だったので、“高清水辛口純米”のグラス 590円(同)をオーダー。
“高清水”を味わっていると、鍋が煮詰まってしまいました。
“ハタハタ”は、ドロドロに溶けた状態になってしまい、食べられる身の部分は少ししかありません。その白身も、淡白な味です。
黄色い白子も、硬いだけで味が殆どしません。正直、“ハタハタ”は美味しい魚ではありませんでした。
秋田での生活が長いS君が、地元の“ハタハタ”ではなく、北海道の“ホッケ”を頼んだ理由がわかりました。
ほろ酔い気分になって、店を出たのが21:00。お勘定もリーズナブルでした。
シラフのS君の運転で、5分ほどの彼のマンションに帰ります。
帰ってからも、S君と昔話をしていましたが、いつしか眠くなり、布団の中に入っていました。
こうして、秋田での一日目が終わりました。
★ 続きは、『初冬の秋田 2日間』 (その3)で ★