隊長が観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第17回は、『世界ふれあい街歩き ~上海・南京路界隈~』をお送りします。
『世界ふれあい街歩き』は、NHK BSプレミアムで放送されている海外紀行番組です。
放送開始が2005年3月と、この番組も16年を超える「長寿番組」の仲間入りをしています。紀行番組は、人気があるからなのか、制作コストが安いからなのか、長寿番組が多いですね。
この番組は、海外の街を紹介する番組ですが、他の旅番組のようにレポーターが街歩きを体験するのではなく、レポーターはいなくてカメラだけが街の様子を映し出しています。まるで、視聴者がカメラの目線で自分が街歩きをしているかのように思わせる番組です。
6月12日 (火) に放送されたのが「中国上海・南京路界隈」です。
この番組の楽しみ方は二つあります。一つ目は、放送された番組を観たあとにその街を訪れて、「あ、ここが放送された場所だ!」とか、「放送と実際の街は違っていた」という楽しみ方です。もう一つの楽しみ方は、行ったことがある街が放送されて、「あ、ここに行ったことがある」とか「行った当時と街が変わっている」と想いだす楽しみ方です。
前者は、放送を観たあとに訪れた 『厦門 (アモイ) コロンス島(鼓浪嶼)』 がその例です。
後者は、今回放送された『上海・南京路界隈』がその例です。
【夜の南京路】
言うまでもなく、南京路は上海一の繁華街で、観光客も多く訪れます。隊長も、上海に駐在していた2003年12月から2008年1月までの4年2ヶ月の間に何回、南京路を歩いたことでしょう。一人で買い物や、食事に出かけたり、日本からのお客様をお連れしたり。日本に帰国してからも、上海には4回遊びに行き、その都度必ず『南京路』には足を運んでいます。ここへ来ると、「上海に帰ってきた」と思はせてくれるからでしょう。
この日の放送では、上海の中心を流れる黄浦江 (こうほこう) の西岸から街歩きをスタートして、南京路の歩行者天国の中を走っている観光電動自動車の紹介をします。
【右端が観光電動自動車】
その後、南京路から一歩路地に入り、集合住宅街を紹介します。そこには、洗濯物がたくさん干されている光景が。昔懐かしい長屋の暮らしを感じさせます。南京路に戻ると、ショーウインドーの大きな包丁が気になり、老舗の刃物店の中へ。見たことのないさまざまな包丁もさることながら、昔からのその店で受け継がれる“ある技”にびっくり。南京路をさらに西へ歩くと、今度は、そこがかつて競馬場であったことを示すさまざまな古い建物に遭遇します。
放送は6月12日でしたが、撮影は今年の4月だそうです。
この番組にはレポーターは登場しませんが、俳優・タレントさんがナレーションを務めます。今回は俳優の田畑智子さん。彼女のナレーションも南京路の雰囲気とぴったりあっていました。
上海に最後に行ったのは、去年の5月です。この番組を観て、また上海に遊びに行きたくなりました。
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