隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film257 『ニュー・シネマ・パラダイス』

2023年04月04日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第257作品目は、『ニュー・シネマ・パラダイス』をお送りします。

 

 


『ニュー・シネマ・パラダイス』(原題:  Nuovo Cinema Paradiso) は、1988年11月(日本公開:1989年12月)のイタリア映画。上映時間:124分(国際版)。


「隊長のブログ」では、イタリア映画を、これで4作品を紹介したことになります。詳細は、こちらの記事一覧を、ご参照下さい   。


1989年「カンヌ国際映画祭 グランプリ」、同年「アカデミー国際長編映画賞」を、受賞。製作会社は、イタリアの「クリスタルディフィルム(Cristaldifilm)」、など。


監督、脚本:イタリア出身のジュゼッペ・トルナトーレ(Giuseppe Tornatore)。

 

製作:フランコ・クリスタルディ(Franco Cristaldi)。


本作品は、トルナトーレ監督自身の故郷・シチリア島の小さな村を舞台に、映写技師と少年の心あたたまる交流を、あふれる映画愛とともに描いた不朽の名作です。


音楽は、2020年7月に91歳で亡くなられた、数々の映画音楽を手掛けた、イタリア人のエンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)。


出演:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、サルヴァトーレ・カシオ、マルコ・レオナルディ(青年期の主人公)、アニェーゼ・ナーノ(初恋相手)、ほか。

 

あらすじ:映画監督として成功をおさめたサルバトーレ(ジャック・ペラン)のもとに、老いたアルフレード(フィリップ・ノワレ)の死の知らせが届きました。

 

彼の脳裏には、「トト」と呼ばれた少年時代(サルヴァトーレ・カシオ)に、「パラダイス座」の映写技師だったアルフレードの作業部屋に入り込んで、いたずらをして困らせたり、多くの時間を過ごした、アルフレードとの友情がよみがえってくるのでした。。。

 

 

感想:ジュゼッペ・トルナトーレ監督の自伝と捉えることも出来る作品です。同監督の映画に対する愛情が、至る所に詰まっています。


テレビが普及する前、映画全盛期の映写技師がフィルム映画を上映するシーン。映画に対する愛情は、トルナトーレ監督に負けない山田洋二監督の  『キネマの神様』  にも登場します。


繊細な人物描写で、描き出す手法は、両監督に共通しています。


エンニオ・モリコーネの音楽が、感動をさらに高めます。


少年トト役のサルヴァトーレ・カシオの愛くるしい演技にも魅了されます。


不朽の名作と呼ばれるのにも、納得です。ロケ地、シチリア島のパラッツォ・アドリアーノは、今でも当時の面影を残し、映画ファンの聖地となっているそうです。

 

北イタリアには、行ったことがありますが  、南イタリアを旅行したことはありません。この映画を観て、改めてパラッツォ・アドリアーノを、訪れたくなりました。

 

最後になりますが、この映画が公開されてから35年が経ちました。エンニオ・モリコーネさん以外にも、多くのスタッフ・キャストが、既に鬼籍に入られています;


フランコ・クリスタルディフィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、ほか (敬称略)。


亡くなられた方々のご冥福を、お祈りいたします。

 

 

 

 


==「映画」バックナンバー =
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f
Film1~245  省略

Film246 2022/4/6  『ミスター・ベースボール』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2874b50d8ad5de1f85e616b54f0e0265

Film247 2022/4/11 『ムトゥ 踊るマハラジャ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6343f32c2b89e30fd9b4836e62e461eb

Film248 2022/4/22 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/aa52c0d999cb8ff95f475cfc6bb9e215

Film249 2022/4/28 『マチネの終わりに』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ad137688f0aa756991714a5e5af634f

Film250 2022/6/12 『トップガン マーヴェリック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/cfe888828c089f8a2a398d8c3d996f1e

Film251 2022/7/18 『エルビス』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8253525b9bf7527bc081bb94708ff005

Film252 2022/9/20 『必死剣 鳥刺し』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9e2a85ff0a9e61ab15e39f8b554e8ae4

Film253 2023/1/7  『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/86d9b2ce72d25e29c817d658bfc84f88

Film254 2023/2/14 『おとうと』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f2f797a386684d5d744a368d7e52f66c

Film255 2023/3/6  『ウエスト・サイド物語』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/46ae01c40505d1be80251f8cb534f750

Film256 2023/3/19 『セーラー服と機関銃』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5c144282a467be4397465d4271875cfc

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 猛虎通信 Vol.148 『岡田阪神... | トップ | テレビ Vol.538 『中国ドラマ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿