上海城市新聞 Vol.30 『中国東方航空ビジネスクラスで行く武漢・信陽8日間』 (その13) https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/959c6c1f0a8476a64a5e146251dcada4
【8日目:6月11日(火) 】武漢天河国際空港から成田空港に帰国。
旅の最終日の朝、中国湖北省武漢市「武漢天河国際空港」に近い、「万信至各酒店(WASSIM)」で、起床したのが6時頃。
素早く身支度をして、ホテル1Fのレストランに降りて来たのが、6時半前後。1泊税込 338元(約7,500円)の宿泊料には、朝食が含まれています。本来、レストランの営業開始は、7時からなのですが、早朝に出発するので、特別に開けてもらえました。
(写真は、前日の夕食時に撮影)
7時には、予約していたホテルの無料送迎用小型マイクロバスにて、空港に向け出発。乗客は、何と隊長一人です。フロントでは、空港まで15分くらいと聞いていたのですが、朝の通勤ラッシュ前なのだからでしょう。道路も空いていて、約10分で空港第3ターミナルに到着。
ところが、ターミナルの建物に入るのに、規制線が敷かれ、20~30人しか一度に場内に入れません。それも、手持ちの金属探知機で、スーツケースやキャリーバッグを、チェックされます。不審者を空港内へ入れない強い姿勢を感じます。
この日のフライトは、武漢天河国際空港発8:55 成田空港着13:25(フライト時間:3時間30分、飛行距離:1552マイル)の MU(中国東方航空)2615便 ビジネスクラス。
中国東方航空は、上海を拠点に1988年に設立されました。上海に駐在している頃は、出張でよく利用していた航空会社です。現在、武漢への直行便は、MUのみ。それも、(火)、(木)、(土)の週三往復です。
コロナ前は、全日空、中国南方航空(CZ)、それに春秋航空日本(IJ)の3社がありましたので、まだこの路線の需要、特に日本人の利用客が少ないのでしょうね。確かに、今回、行きの便でも、日本人と思われる乗客は、5~6人でした。
MUのエコノミークラスのチェックインカウンターには、長い行列が出来ていましたが、ビジネスクラスのカウンターには、四人のみ。それでも、隊長の搭乗券を発行して貰えるまでに、並んでから10分以上、かかりました。7時25分頃には、搭乗券を入手。
保安検査場(写真の奥)に向かいます。サインボード(赤矢印)を見ると、国際線の搭乗口は、328~335と811。9か所しかないのですね。
保安検査場に入ると、先ずは、金属探知機に荷物を通します。税関は、フリーパス。出国審査は、入国審査と比べて、時間はかかりませんでした。最後に、もう一度、金属探知機に荷物を通し、乗客も金属探知機を通った後に、ボディチェックと、厳しかったです。
出発ロビーは、写真の様に、人は疎らです。この時間帯の国際線出発は、成田空港行きの MU2615、一便のみなのでしょうね。
333搭乗口の前に着いたのが、7時40分頃。
登場開始予定の8時15分まで、30分以上あるので、「头等舱、商务舱休息室(First/Business Class Lounge)」へ。
ラウンジ内にいるのは、 MU2615便のビジネス客だけなので、ガラガラです。
食べ物や飲み物は、充実しているのですが、ホテルで朝食と済ませたばかりで、機内食もあるので、コーヒーだけを飲んで時間を過ごしました。
搭乗開始時には、優先搭乗で、ボーディング・ブリッジを一番に進みます。機種は、行きと同じ、ボーイング B737-800。
隊長の席は、二列目の左窓側です。MUのホームページには、座位ピッチ 38 インチ(965cm)と記載されています。前方のラックには、長江日報(中国語の新聞)とスリッパ、イヤホンがセットされています。
席に着くなり、CAさんから提供されたおしぼりは、布織紙ではなく、暖かい布製おしぼり。
ビジネスクラスの席数は、8。この日の乗客は、7人。幸運なことに、隊長の右隣は、空席です。7人の内訳は、中国人4名に、日本人3名。席には、既に、枕と毛布、ドリンクメニューが置かれています。
ウェルカムドリンクは、オレンジジュースまたはミネラルウォーターで、シャンパンはありません。隊長は、ミネラルウォーターを頼みましした。
ビジネスクラスキャビンを担当するCAさんは、一人。中国語と英語しか、話せません。このCAさん、女優さんかと思うほどの美人でした。
離陸前に、食事とドリンクの種類を聞かれました。ドリンクニューはあるのですが、食事のメニューはありません。
エコノミーの席数は、162。最前列の出入り口から、ビジネスクラスキャビンを通っていった乗客の多さから、ほぼ満席だったと思います。
窓の外に、中国南方航空のボーイング B787-8の機体が見えました。
機は、定刻の8時55分より5分ほど早く動き出しました。
武漢市郊外にある天河国際空港を離陸。
間もなく、武漢市街上空を飛行。
どんどんと高度と速度を上げていきました。
出発の約1時間後に、ドリンクと食事のサービスが始まりました。アルコール飲料は、赤ワイン、白ワイン、ビールの三択しか出来ません。
ビールは、青島啤酒(チンタオビール) の一種類のみ。
食事は、朝食との位置づけで、洋食と中華の二択の中から洋食を選びました。
MUの機内食には、良いイメージが無かったのですが、行き同様に、美味しくて、完食しました。ただ残念だったのは、ドレッシングと苺ジャムは有るのですが、トマトケチャップ、塩、胡椒がありませんでした。
前席の背もたれに、個人用モニターがあるのですが、リモコンの使い方の説明書がありません。機内エンターテインメントは諦め、スマホで音楽を聴いていました。
リクライニングシートも電動ではなく手動で、6インチ(152cm)しか倒れません。
タイトルの「中国東方航空ビジネスクラス」を搭乗した感想ですが、MUのビジネスクラスは、路線により “ヘリンボーン型” や “スタッガード型” と呼ばれる、1席毎に壁で仕切られたプライバシー性の高い座席もあるようですが、武漢-成田路線の座席は、国内線のプレミアムクラスシート並みか、それ以下の座り心地でした。
ただ、運賃が、往復諸費用込みで、150,120円ですし、料理が美味しかったので、コスパは良いかも知れませんね。
ほぼ定刻の13時25分頃に、成田空港第2ターミナルに到着。こうして、『中国東方航空ビジネスクラスで行く武漢・信陽8日間』の旅は、終わりました。
* 料金の情報、人民元の円換算レート (1元≒22.2円) は、2024年6月現在のものです *
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Vol.1~20 省略
Vol.21 2012/11/19『寝台列車初体験』
Vol.22 2013/4/29 『天の果て、海の果て』
Vol.23 2013/11/13『10年後の上海』
Vol.24 2014/10/16『3年ぶりの武漢旅行はトラブル続出』
番外編 2015/3/30 『盧浦大橋』
Vol.25 2015/6/13 『洛陽・龍門石窟』
番外編 2015/8/10 『今は無き ROJAM DISCO』
Vol.26 2016/5/19 『初夏の鄭州旅遊』
Vol.27 2017/5/17 『10年ぶりの南京』
Vol.28 2018/5/21 『春秋航空直行便で行く武漢・信陽7日間』
Vol.29 2019/7/14 『6年ぶりの上海』
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