隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

街歩き 第103回 『御朱印巡り 「虎ノ門 金刀比羅宮」』

2020年08月01日 | まち歩き

隊長の地元:東京都文京区内や近隣を散歩する「街歩き」シリーズの第103回は、『御朱印巡り 虎ノ門 金刀比羅宮』を、お送りします。


7月22日(水)に、港区虎ノ門に鎮座する「虎ノ門 金刀比羅宮(ことひらぐう)」の御朱印を拝受しました。

 




当宮の御朱印は、中央右に「丸金」の文字の社紋が、左に「羽うちわ」の社紋が、下に「虎ノ門金刀比羅宮之印」の社印が、押印してあります。右側には「奉拝」、中央には「金刀比羅宮」、左側に参拝日の「令和二年七月二十二日」が、墨書きされています。


社紋が「羽うちわ」なのは、江戸時代に庶民の間で、「虎ノ門の金刀比羅宮には、天狗がいるのではないか」と話題になった伝説から来ているそうです。


「虎ノ門 金刀比羅宮」は、万治三年(1660年)に讃岐国丸亀藩主であった京極高和(きょうごく たかかず)が、その藩領内である象頭山に鎮座する、金刀比羅宮(本宮)の御分霊を当時藩邸があった芝・三田の地に勧請し、延宝七年(1679)、京極高豊(たかとよ)の代に現在の虎ノ門(江戸城の裏鬼門にあたる)に遷座致しました。爾来江戸市民の熱烈なる要請に応え、毎月十日に限り邸内を開き、参拝を許可しました。


当時は“金毘羅大権現”と称されていましたが、明治二年(1869年)、神仏分離の神祇官の沙汰により“事比羅神社”に、明治二十二年(1889年)には“金刀比羅宮”に社号を改称し、現在に至ります。


主祭神は、「大物主神(おおものぬしのかみ)」と、「崇徳天皇(すとくてんのう)」。


7月22日は、午前中に港区愛宕の「愛宕神社(あたごじんじゃ)」の御朱印を拝受し、その後、昼食を取るために、「虎ノ門ヒルズ」を訪れました。

 




入店したのは、「虎ノ門ヒルズ 森タワー」2Fのカフェ&レストラン「虎ノ門ヒルズカフェ」。




11時を過ぎたばかりなので、まだお客様は少なかったのですが、混んで来て密になるのを避けるため、テラス席へ。目の前は、広々とした芝生の広場です。




ランチは、カウンターで好きな料理を従業員に盛ってもらう“デリプレート” 900円(税込)に、ランチドリングの珈琲 100円(同)。味は、アジアン風でした。




食後に、国道一号線を、虎ノ門交差点方面に向かいます。周辺では、まだ再開発の工事中です。




しばらく歩くと、国道に面した左手に、「正面鳥居」が見えてきます。鳥居の後ろには、高層オフィスビルの「虎ノ門琴平タワー」が聳え立っています。




鳥居を潜って、右側にある「手水舎」は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、柄杓(ひしゃく)が一時撤去されていました。




 

参道を進むと、左手に「銅鳥居」と後ろには「社殿」があります。




この鳥居は、文政四年(1821)に奉納された「明神(みょうじん)型鳥居」で、左右の柱上部には四神(ししん、しじん)の彫刻が施されており大変珍しいものです。四神とは四方の守護神であり、東は青龍、西は白虎、南は朱雀、北は玄武が守る霊鳥霊獣です。平成十三年(2001年)に港区指定有形文化財・建造物として指定されました。


 



「銅鳥居」を潜った右手の「百度石(ひゃくどいし)」の背面には「大願成就」の銘があり、心願が叶えられたお礼に建てられたものであることが分かります。こうした百度石が保存されているのは港区内では非常に珍しく貴重であり、平成九年(1997)に港区文化財総合目録に登録されました。



「社殿」は、太平洋戦争により焼失してしまいましたが、昭和二十六年(1951)に「拝殿」と「幣殿」が再建されました。ともに総尾州檜造り、銅板葺きの権現造りです。日本最初の建築史家、伊東忠太氏の設計校閲による建物で、我が国古来の建築技法が随所に用いられています。




ちょうどお昼休み時間だったので、近所のオフィスに勤務していると思われる方々が参拝していました。「拝殿」のいたる処に、社紋の「丸金」の文字がありますね。金運・商売繫盛にご利益ある当宮が、オフィス街にあるのも、何かの縁だったのでしょうね。




御朱印が頂けるのは、社殿脇の「社務所」です。初穂料は定められていなくて、「お気持ちで」とのこと。




裏参道の「手水舎」。こちらにも、柄杓は置いてありませんでした。




「裏鳥居」から境内の外に出ました。




この後、徒歩一分未満の距離にある東京メトロ 銀座線「虎ノ門駅」から帰宅しました。こうして、「愛宕神社」と「虎ノ門金刀比羅宮」の御朱印巡りは、終了しました。


尚、拝受した御朱印の数は、これで六十六印になりました。詳細は、こちらの「御朱印巡り」記事一覧をご参照下さい⇒
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e23a591aa7b880a9e451c519dc5e14a5


 


==「街歩き」バックナンバー==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/c2c437caab6ac1e2be19246ef261eea9

第1回~90回  省略

第91回  2019/11/23『御朱印巡り「穴八幡宮」』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/75eddc617e4eb1267e40546e4a1e92d0

第92回  2019/11/27『御朱印巡り「早稲田宝泉寺」』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/243c5a55a9a8a179275b3587c3151822

第93回  2020/1/15 『「清水橋」が架け替えられていた』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a669f966b74dd0a8d6e5a2642213a1bf

第94回  2020/2/6  『御朱印巡り「東京大神宮」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9d1d841578ac5611a86e27581801aca6

第95回  2020/2/9  『御朱印巡り「神楽坂 毘沙門天 善國寺」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/feccc5307e8093f42dca36090b3865df

第96回  2020/3/8  『今年の花見は宴会自粛』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/96ae962f4c6850bb80b4cdfa99a20763

第97回  2020/3/25 『清和公園の桜』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/683efb05ff34951d10682a8dbe37df51

第98回  2020/3/29 『御朱印巡り「廣尾稲荷神社」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/14f74898856ff828222d0b5b962504da

第99回  2020/4/28 『真砂坂上バス停 リニューアル』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4a1d9cf96695c70eb3c128672c6a0f23

第100回 2020/6/8  『御朱印巡り「明治神宮」』(その1) https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c87b3547debd8655a09384a5fbbda105

第100回 2020/6/10 『御朱印巡り「明治神宮」』(その2) https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6c2d20458adf660ca35ec0cde91889d9

第101回 2020/6/16 『文京区と春日局』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ab71232f54d0d2075ff62c414f3fe097

第102回 2020/7/27 『御朱印巡り「愛宕神社」』   https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d3c3b38264bc2a9b3e7ca43d111c5707


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