隊長が、好きな歌手や曲を紹介する「音楽」の第112曲(回)は、『第72回 NHK 紅白歌合戦』をお送りします。
正月三日も、快晴の東京。元日、二日に比べて寒さが若干和らいだ感じです。
さて、大晦日の夜に観た「第72回 NHK 紅白歌合戦」(以下:紅白) の感想です。
今回の紅白は、1973年から使用してきた 「NHKホール」 が改修中のため、東京・有楽町の 「東京国際フォーラム」 を、メイン会場として行われました。
前年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、史上初の無観客で生放送されました。2021年は、感染予防に間隔を空けて座るため、「ホールA」の約5,000人の収容人員に対して最大2,172人にとどまりましたが、有観客で開催されました。
今回のテーマは「多様な価値観を認め合おう」という思いを込めた「カラフル」。従来の紅組・白組各司会の区別をなくし、俳優の 大泉洋(以下:敬称略)、川口春奈、NHKの和久田麻由子アナウンサーが、「司会」として出演しました。
審査員は、卓球の石川佳純、トライアスロンの谷真海、俳優の清原果耶・坂口健太郎・ 小池栄子 、脚本家・演出家の 三谷幸喜 、でした。
三谷幸喜が、審査員を務めるのは、2003年の第54回、2011年の第62回に続き、三回目です。
感想:テーマが「カラフル」ということなので、画質がより綺麗に見える「4K」で視聴しました。オープニングからステージ後方に飾られた大量の花など、従来に増して、彩り鮮やかな画面を楽しむことが出来ました。
メイン会場の「東京国際フォーラムホールA」だけでなく、同所の「ガラス棟」、渋谷・NHKのスタジオ、さらにはコンサート会場からの中継と、多元的に会場を使用し、演出効果を高めていました。
特に、ガラス棟でのパフォーマンスを映したカメラワークのテクニックには、感嘆しました。
初出場の上白石萌音と、2回目の 薬師丸ひろ子 。女優で歌手という点だけでなく、少女時代にデビューしたこと、本格的な歌唱法など、多くの共通点を感じました。
上白石萌音さんは、「夜明けをくちずさめたら」を歌唱。薬師丸ひろ子さんが、「Woman "Wの悲劇"より」を披露しました。
改めて上白石萌音さんは、将来、薬師丸ひろ子さんのように「大女優」と呼ばれるであろうことを、実感しました。
宮本浩二の東京湾上のクルーズ船からのパフォーマンス、迫力がありました。これも、中継技術の進歩に支えられているのでしょう。
藤井風の岡山の実家からの中継と思わせておいて、実は「ホールA」のバックステージにいて、突然、舞台に登場し、観客だけでなく、司会陣、審査員まで、驚かせました。演出としては、目新しいものではないのですが、ごく一部のスタッフだけしか知らないで、サプライズを仕掛けるには、並大抵ではない苦労があったと思います。
俳優・松平健の「マツケンサンバ2」は、会場だけでなく、視聴者も盛り上げたでしょう。
白組のトリの福山雅治、大トリの紅組のMISIA、圧巻のパフォーマンスでした。
性の多様性を含め、さまざまな価値観を認め合うというテーマから、紅組・白組の対決色を薄めた演出でしたが、最後には、やはり視聴者・会場観客・審査員からの投票を行い、紅組が勝利しました。
優勝旗授与がなかったのは、対決色を薄めようと配慮したのだと思いますが、それなら勝敗の投票も止めてしまった方が良いのでは。さらに、これからは、審査員という呼び名ではなく、ゲスト観覧者で良いのではないでしょうか。
尚、「隊長ブログ」では紅白の話題を、これまでに;
2011年の『第62回 NHK 紅白歌合戦』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8af9c29c15f7de6b4d892a2063a62598
2014年の『第65回 NHK 紅白歌合戦』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bc9176f946dee3cf7865121b71db8201
2015年の『第66回 NHK 紅白歌合戦』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/31598bd46a167ef8461fd9a362ad6e2a
2017年の『第68回 NHK 紅白歌合戦』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8eaea87adce9f542046930e63a441afe
2018年の『第69回 NHK 紅白歌合戦』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8648ed67e4ac188a18bc586a3794a546
2019年の『第70回 NHK 紅白歌合戦』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b614c1c9ff6724daa7390f0335e55db7
2020年の『第71回 NHK 紅白歌合戦』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c85ff7cafb9d6d5cad7e738eb72e8875
と、七回を取り上げています。
==「音楽」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/3678fc15237d27e4c95dd294d571ba2d
1~100曲 省略
101曲 2020/5/25 『シルヴィ・ヴァルタン「ワンサカ娘」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d549c1208b375fbae72721856d6ba43c
102曲 2020/7/6 『The Flying Pickets「Only You」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/06dd800419b3052f1d27a6052c7aef9f
103曲 2020/8/13 『王 菲「夢中人」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3ffb2e812e1865bd8e465e0389ae6fca
104曲 2020/12/14 『あいみょん「ハルノヒ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/325cada5e5c80e129e2f7a43367f6ada
105曲 2021/1/2 『第71回 NHK 紅白歌合戦』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c85ff7cafb9d6d5cad7e738eb72e8875
106曲 2021/2/23 『原來你還在這裡(愛される花 愛されぬ花)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c8042db469f07f3e632ec3461f7ffbec
107曲 2021/4/11 『ロバータ・フラック「やさしく歌って」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/825647e7a097e8b35ba5b2badef64c3d
108曲 2021/8/20 『甜蜜蜜(テン ミ ミ)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ca424ff194e17e65fd42f6b1e22801b3
109曲 2021/9/11 『The Covers「中森明菜特集」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6aeb363c65a25457e71bbfb4d50c1c81
110曲 2021/11/28 『SONGS~2021年9・11月放送ピックアップ~』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bdd13c76a9caf207b34673e81a152652
111曲 2021/12/19 『ちあきなおみ 「黄昏のビギン」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/51fbea5235fec88c66a9f4a263b4d7cf
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