隊長が観た「テレビ番組」を紹介するシリーズの第346回は、『ドラマ 「危険なビーナス」』をお送りします。
10月から始まった、民放各局の連続TVドラマを批評するコーナーの一本目は、『35歳の少女』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ac539adbba74d3d4cb9ae5f26613ea6 でした。
今日ご紹介する『危険なビーナス』は、TBS系「日曜劇場」枠で、10月11日から放送開始されました。放送時間は、毎週日曜日の 21:00~21:54。
原作は、東野圭吾(ひがしの けいご)の同名のミステリー小説。
脚本:黒岩勉。
黒岩勉さん脚本のドラマは、2019年1月期『メゾン・ド・ポリス』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8862e96d4ded36511efa7171c8119fac と、
2020年7月期『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f0e1db14f36e044af2a50937e1c3e4b1 を、取り上げています。
主題歌:back numberの「エメラルド」。
主演は、妻夫木 聡(つまぶき さとし)。
妻夫木さん出演作品は、2012年6月公開映画『愛と誠』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/854b68a46c8555343f48eb854a2a2828 、
2013年11月公開映画『清須会議』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a279c91f686b7d7c4e7712732041242a 、
2014年7月期ドラマ『若者たち」』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/93c77ab01c8665ebb6cfabe68f306076 、
2016年5月公開映画『殿、利息でござる!』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e131cd797c842f40b76cbe3e2675d5ae の、四本を紹介しています。
共演者は、吉高 由里子、ディーン・フジオカ、染谷 将太、中村 アン、堀田 真由、麻生 祐未、小日向 文世、坂井 真紀、斉藤 由貴、戸田 恵子、ほか。
あらすじ:ある日、いつものように動物病院で診察をしていた手島伯朗(妻夫木聡)。そこに「弟の妻」を名乗る謎の美女・楓(吉高由里子)が突然現れ、異父弟・矢神明人(染谷将太)が失踪したことを聞かされます。さらに楓は、明人の失踪には親族の誰かが関わっているのではないかと言います。
親族とは、伯朗の母が夫を亡くした後に嫁いだ「矢神家」の一族だ。伯朗は矢神の家では連れ子として肩身の狭い思いをしてきており、母の死後は一族と疎遠になっていました。一方、矢神の血を引く明人には総額30億円とも言われる遺産の相続権があり、現当主・康治が危篤状態にある今、その遺産を狙う親族が明人をさらったかもしれないと楓は訴えます。
もう矢神家とは関わらないと決めていましたが、困っている女性を放っておけない伯朗は楓と共に矢神の屋敷へ向かいます。そこには昔から伯朗を見下している矢神家の養子・勇磨(ディーン・フジオカ)をはじめとした一族の面々が顔をそろえていました。伯朗と楓が調べを進めていくと、一族の不穏な動きが次々に浮かび上がってきました。
そんな中、伯朗は楓と行動を共にするうちに、捉えどころのない不思議な魅力に惹かれていきます。その様子を察した動物病院の助手・蔭山元美(中村アン)は、伯朗に忠告しますが。。。
第4話までの感想:ひと言でいうと、ラブサスペンス・ドラマなのですが、さらに伯朗の“恋愛妄想”場面が何度か登場し、コメディタッチも加えています。この妄想シーンは、不要ですね。
ラブストーリーを極力減らし、純粋にサスペンスドラマに特化した方が、緊迫感が増して良かったのではないでしょうか。「日曜劇場」の前作は、大ヒットした『半沢直樹』だったので、制作陣がプレッシャーを感じ、何でも積み込み過ぎたのでは。
それと、番組のHPでも主演は妻夫木さんになっているのですが、第4話まででは、吉高さんがストーリーの中心に据えられているように感じます。妻夫木さん演じる伯朗は頼りないし、“謎解き”の主導権も吉高さん演じる楓です。楓を脇役に徹した方が、彼女のミステリアスな部分を強調出来るのではと思います。
尚、吉高 由里子さんが主演する作品を、これで9本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c865f88498f9dc85c2002fbe46f6c7bb
主な役どころでけで、19人もの登場人物がいるのですが、それぞれのキャラクターの描き方は丁寧で、この点は評価できるのでは。特に、ファンから“おディーン様”と呼ばれるほど、王子様キャラが強かったディーン・フジオカが悪役になりきっているのが見事です。
『危険なビーナス』 次回第5話は、今日・11月8日(日)夜9時から放送予定です。
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Vol.1~330 省略
Vol.331 2020/8/31 『アナザーストーリーズ~ハドソン川の奇跡~』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1c70043be993300c84196657133fad93
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Vol.342 2020/10/25 『ドラマ「一億円のさようなら」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e1a4a18d3ae82b479163cee1a28b4ce8
Vol.343 2020/10/28 『情熱大陸~町中華 店主 朱徳平~』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fe6ba04dbb770e1765542305e10f5184
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