錆び付いて
ギーギー言うてる
苔が生えて
推進力ゼロやろ
そろそろ、
心もメンテナンスせな
ラグの詩
ガタンゴトン
ガタンゴトン
ニーナ色の列車が
目と鼻の先を通り過ぎた
すぐさま、
その残熱レールの上を
僕たちは歩くんだ
二本のレール
交互に飛び移りながら
僕たちは歩くんだ
微かな振動が
土踏まずに伝わった
列車来るで！
な、列車来るで！
明日も
僕たちは歩くんだ
レールの上を
僕たちは歩くんだ
ラグの詩
港に係留された船舶
機関室から漏れていた
エンジン音も静まって
舳先の素敵なフォルムは
夕日が織り成す幻影となり
少しずつ輪郭が薄まっていく
あと少し、あともう少しで
眠りにつくだろう
ラグの詩
ちょっと用事で ･･･ 今日はひとりランチ～ 前々から伺おうと思っていた「転石（てんせき）」さんへ
腹ペコではなかったので、お腹に溜まりそうにない「お造り定食」を頂きました～ 😄
思った通り、丁寧な仕事をされてます～ 大変、美味しゅうございました 😋😋
ご馳走さまでした。来月も伺います～ よろしくお願いします ✋😊
将来の不安を語る人
それって、若い証拠やねん
将来があるってことやねん
俺、還暦のオヤジやけど
お金も安定も何も無いのに
全く不安を感じひん
先が無いか不感症かやな
うん、気になるとしたら
死ぬまで後悔せえへん
仲間作り居場所作りかな
いかに人生楽しむかやと思う
迷惑かけん程度に楽しも
ラグの詩
桜のつぼみが膨らんだ日
冬色のコートを軽やかに脱ぎ
グランドのベンチに腰掛けた君
誰かを探すわけでもなく
高校球児の練習に眺め入る
春色の君が一番輝いてた
ラグの詩
カフェが街に溢れてるよね
魅力的なお店が増えたよね
でも、何か物足りない気が
いや、何か多すぎるのかも
再び、昔懐かしい純喫茶が
衆目を集めるかもしれない
ラグの詩
昨日、一瞬
自分やない自分に
偶然出会った気がした
感動もんやった
今日、ずっと
どんな自分やったか
思い出そうとしてるけど
ちゃんと思い出せへん
キラっとした思考で
グィっと推進してる自分
ええ感じやったような
一瞬やけどね
ラグの詩