あてもないけど / かぐや姫
人波の中を僕は歩いているのに
何故 こんなに淋しいの
みんなどこに向かってあるいていくの
僕はひとりあてなど ありゃしない
誰か僕を呼んで欲しい
そっとやさしく 呼んで欲しい
季節はうつり何か始まるふりをして
また 通りすぎてゆくだけ
誰か僕と同じ風に
吹かれているなら 話かけて欲しい
僕が貴方をつつんであげる
そっとやさしくつつんであげる
僕が貴方をつつんであげる
そっとやさしくつつんであげる
作詞 / 山田つぐと
作曲 / 南こうせつ
編曲 / 木田高介
1973
■ 昭和譜心 ■
あて
なんてない
これからどうやって
生きていけばよいのか?
どういう人間になりたかったのか?
もう遅いくらいの時間が過ぎてしまっている。
という kantarooka さんの文面が
リアルに 今日の私の心に
突き刺さって抜け
やしない
・・・
第五大成丸
「拈華微笑(ねんげみしょう)」
昔、お釈迦様が霊鷲山(りょうじゅせん)で説法を行っていた時、大梵天王から
受けた金波羅華(こんぱらげ)という金色の蓮の花を黙ってひねって見せたところ、
弟子の摩訶迦葉(まかかしょう)だけがその意を解して微笑していたので、彼だけに
悟りの奥義を授けたという故事からの四字熟語だそうです。
( ※ 「拈華」 とは、蓮の花をひねること )
「料理長の本意」
(昔、昔の)ある日、料理長が厨房へ入ってきて、一本の包丁を手にしました。
少し刃先を眺めたあと、包丁立ての定位置に戻して、すぐに厨房を出ていきました。
次の日、また同じ包丁を手にします。そして、昨日と同じように刃先を眺めてから
元に戻して厨房を出ていきます。その次の日も、料理長は同じ行動をしたのです。
私は気になって仕方ありません。3日目の営業終了後、厨房へ戻って料理長の
あの包丁を手にしてみます。もちろん、料理長の包丁を勝手に触ることはタブー
です。しかし、私は気になって仕方なかったのです。刃がこぼれている(欠けている)
のではないかと予想した私でしたが ・・・ 包丁は至って普通の状態で綺麗でした。
料理長に直接聞けるような立場ではありません。ましてや、たくさんいる先輩には
“いらんこと考えんと仕事しろ!” と言われるのがオチです。しかし気になります。
4日目の朝、意を決した私は、直接、料理長にこの3日間のことを尋ねてみました。
料理長の答えは ・・・ “包丁を眺めてたのは、別に何の意味もないねん。お前は
包丁が気になったか?それとも、俺の行動が気になったか?それから、お前以外
に周りで気にしてた奴は何人おった?”
予想もしなかった答えというか、料理長からの逆質問でした。しかし当時、私には
この料理長の本意は理解できていませんでした。少し理解できるようになったのは、
後輩ができて責任感が芽生え始めた頃だったと思います。全てを理解できたのは、
店舗責任者になってから数年が経過していた頃だったでしょうか。
お客様に美味しい料理を提供する前に、素晴らしい接客でお客様と関わる前に、
まず、自身の周囲の人間にどれほど興味を持って日々の行動に注意を払っている
か?そして、その環境下で自身が本当に果たさなければならない役割や関わりを
十分にに理解し、実行できていたのか ・・・ そこを通らずして、お客様を癒し、感動
を与えるような人間(店舗)になど成れるはずがない。という理解です。
「本気が人を惹きつけ、また人を呼ぶ」
本部スタッフとなった私は、
担当店舗を訪れても、売上等の数値状況をあまり見ることはありませんでした。
そのお店のスタッフの顔つきと動き、そして、整理整頓と清掃状態がすべてです。
私は、仕込中の店舗を訪れ、店舗責任者(店長)が事務作業しているテーブルの
前の椅子に腰かけて、よく、天井を眺めていました。
“球切れてるで!” と私が言うと、“すみません!すぐ取り替えます!” と慌てて
電球を探しに走る店長。上司から指摘されると嫌でも俊敏な行動はするものです。
さて、周囲のスタッフは ・・・ 店長が走っても知らぬ顔(俺は厨房で料理担当!)?
です。この一連の動きで、責任者(店長)としての力量とスタッフの店舗貢献度は
大よそ計れます。( この店舗には電球を替える係を作るべきか ・・・ ??? )
店舗責任者がこの作業をしていては ・・・ という危機感がどれだけあるかです。
電球を替える作業は簡単で時間も掛かりませんので誰がやってもいいはずです。
責任者は 「自分にしかできない仕事」 をすべきであり、その為のサポートをすべき
人が機能しなければチーム全体の力(店舗力)は低下します。結果、お客様の
満足度が高まることはありません。感動や癒しなんて、とても とても ・・・
私が天井を眺めていたのは、もちろん、球切れの電球を探す為ではありません。
何人のスタッフが事態に気づき、透かさずアクションを起こせたかが問題であり、
また、何人の店長がそれを教訓に店舗力をアップできたかが重要なのです。
( お客様が居ない店舗シチュエーションでの本気度が店舗力UPを左右する )
人の上に立つ(上の立場になる)と、目配せ一つで真意を理解して動いてくれる
部下が欲しくなるものです。しかし、よっぽど上司が立派で徳のある人間であるか、
部下の頭が良くて上司を立ててくれるような人材でない限り、それは無理難題なの
かもしれません。非常にレベルの高い感覚だと言えます。そう考えれば、やはり
お釈迦様のようなお方は、そうそう現れるものではないと逆に納得します。
“摩訶迦葉(まかかしょう)のような人材が欲しい!”
と、企業の経営者や店舗の責任者は真剣に思うのでしょうね ・・・ 。
■ 二升五合 ■
スタッフが 賢かろうが
スタッフが 馬鹿だろうが
お客にはそう関係ない
店長に 徳が有ろうが
店長に 徳が無かろうが
お客にはそう関係ない
だたし、
一切合財ひっくるめて
そのお店の評価である
ある意味、
やりきれない業界でもある
第五大成丸
「異常気象です!ね。」
天気がおかしいです!
関西はまだ梅雨が明けません。関東は梅雨が明けたと聞いたような ・・・ ???
とにかく、梅雨が明けるとか明けないとかの問題ではなく、日本各地で風雨による
大きな災害が起こっています。地震や台風の時のような被害が出ています。
テレビ番組である女性コメンテーターが “人間が環境破壊とかしてるから、
地球が怒ってるんじゃないの(笑)” と、異常気象や災害について発言します。
気持ちはわかりますが、どう見てもあなたもその一人です!と周囲は目線を送って
いたように見えたのは私だけでしょうか ・・・ 。( 天気の前に空気を読もう! )
早く、
太平洋高気圧が大きく張り出して、暑い暑い夏がやって来ることを願いましょう!
( これ以上、 人や 建物や そして作物の被害が広がりませんように ・・・ ! )
◎ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎
「エルニーニョの夏」
皆様ご存知のとおり、エルニーニョ現象が発生しています。エルニーニョの夏は、
天候不順になりやすいです。日本に盛夏をもたらす太平洋高気圧の勢力が弱く
なるためです。このため北日本・東日本・西日本は気温が低くなる傾向があり、
北日本では日照不足も加わり、冷夏になる可能性があります。さらに、北日本の
太平洋側と西日本の日本海側は雨の量が多くなり、過去にも、九州北部や山陰で
「○○豪雨」 と呼ばれる豪雨がありました。今年の夏もいまのところ近い現象が
起こっていますね。北日本は低温と日照不足が続いていますし、先日、命名された
「平成21年7月中国・九州北部豪雨」 もありました。太平洋高気圧が弱いということ
は梅雨明けが遅れるわけですが、来週は西日本ではズラッと晴れマークが並んで
います。いよいよ?しかし、南の海上の熱帯低気圧の動きによって天気が変わり
そうなので、今の所は判断ができなさそうです。 (日本気象協会HPより抜粋)
◎ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎
「街的興趣」
明日、
晴れでも 雨でも
街は変わらず
存在するだろう
ただ、
晴れなら晴れの
雨なら雨の
街なりに
用意もあるもの
“あした、天気になあれ!”
街を
訪れる人のために ・・・
第五大成丸
「自画自賛はほどほどに」
『 Every cook commends his own sause. 』
⇒ どの料理人も自分の作ったソースを自慢する
という英語のことわざです。
日本にも 『手前味噌』 ということわざがあります。
⇒ 自分の作った味噌を “これはうまい!” と自分でほめる
( 自分のやったことを得意気に自慢すること )
自信が自慢に変わり ・・・ 自慢が過信に ・・・ 過信が勘違いに ・・・
そして大きな失敗が ・・・ これは戒めにもつながる言葉かもしれません。
「もっと本当のプロに出逢いたい」
素人さんが家で作ったソースや味噌なら、“これは美味しい!” と自慢して
楽しめば良いと思います。ただし、プロともなれば、それだけでは困ります。
プロとして自信は持つべきです。( 自分に自信が無ければプロじゃない! )
自慢もほどほどなら許されます。( 自惚れても誰も共感はしませんが・・・)
しかし、過信は身を滅ぼします。( 勘違いがお客を遠ざけ自滅を呼び込みます )
よく “一流の道具を持ってても腕(技術)が伴わなければ意味がない” といった
内容の戒めをプロの方は口にします。確かに一理あります。しかし裏を返せば、
“腕(技術)のある自分は一流の道具が使える(似合う)” と言いたいわけです。
そこに驕りがあり、過信となって勘違いが起こる ・・・
( 腕を組んでいる人の言うことなど信用するな! )
私は今まで飲食業を中心に、たくさんのプロ(職人)の方と出会いましたが、
「本当のプロ」 と思えた方は数えるほどです。料理の経験や知識が豊富で、
お客様に美味しい・素晴らしいと言ってもらえる味付けや盛り付けができる ・・・
そんなプロの職人なら街場のレストランでもそこそこ出逢うものです。
( すぐに有名になって、すぐに消えたプロの職人が何人いたことか ・・・ )
しかし、「本当のプロ」 とは何か? と考えるに、やはり、お客様はもちろんのこと、
周囲の人間(スタッフや業者、あるいはご近所さん)に、その(人生の中の)時間、
その(偶然あるいは必然として訪れた)場所で出逢ったことを感動として与えたり、
その後の人生に影響を及ぼしたりする存在ではないでしょうか。
( これは感覚の問題ですので、一概には言えませんが ・・・ )
“腕(技術)が上がってから良い(高い?)道具を” と、考えている若い職人たちに、
“本当のプロを目指すなら、今すぐ本当に良い道具を使え!” と私は進言しておき
ます。もちろん、良い道具を使えばすぐに腕が上がるというわけではありませんし、
頭の堅い(悪い?)先輩からは白い(やっかみの)目で見られるかもしれません。
しかし、敢えて ・・・ ( 周囲の目などまったく気にするな! )
冷静に考えれば判ることですが、良い道具は良い道具を作れる腕のある職人が
作っています。その 「本当のプロ」 の仕事(道具)を手にする(実際に使う)ことで
得るものは大きいはずです。そう信じて早目に自ら手にする(借金してでも買う!)
ことで、自身も良い仕事をする(いい加減な仕事はしない)心構えになるものです。
( しょぼい先輩は早いこと追い越せ! )
たくさんの 「プロ」 と出逢いたい!
もっと、たくさんの 「本当のプロ」 と出逢いたい!
■ 二升五合 ■
人を育てることの難しさと
人が育っていく素晴らしさ
物事の対極にあるようで
アンニュイな感覚に襲われる
昔とは正反対のことを
整然と発する自身にも驚く
しかし、
まず自身がプロでなければ
人に教える仕事などできやしない
そう信じて ・・・
第五大成丸
旅立て女房 / 泉谷しげる
旅立て女房 女房 女房 女房
旅立て女房 女房 女房 女房
旅立て女房 女房 女房 女房
旅立て女房 女房
旅立て女房 女房 女房 女房
旅立て女房 女房 女房 女房
旅立て女房 女房 女房 女房
旅立て女房 女房
ハラへる女房 イラツク女房
カゼひく女房 たてつく女房
にょにょにょにょ
にょにょにょにょ
今すぐ旅に出ろ 今すぐ旅に出ろ
そこから とべ とべ とべ
そこから とべ とべ とべ
旅立て女房 女房 女房 女房
旅立て女房 女房 女房 女房
旅立て女房 女房 女房 女房
旅立て女房 女房
かがやく女房 ソラとぶ女房
かわゆい女房 トンでる女房
にょにょにょにょ
にょにょにょにょ
今すぐトンでこい 今すぐトンでこい
そこから トべ トべ トべ
そこから トべ トべ トべ
旅立て女房 女房 女房 女房
作詞 作曲 / 泉谷しげる
1977
■ 昭和譜心 ■
天気も
気持ちもすぐれず
なんだか遣る瀬無い思いが
心を覆った日は、いつもと違った自分を
見出したくなることがあるもの
心に沁みる歌詞より
心踊る軽快な
TEMPO
で
第五大成丸
「選択の自由」
昔、新鮮だった
“どうぞご自由に!(ご自身の好きなものを選んでください)” という言葉 ・・・
今はそこら中に溢れています。ビールだけの話ではなく、各業界のありとあるゆる
商品やサービス、ヘタすれば、環境まで 「選択の自由」 がウリになったりします。
しかしこの流れ、果たして本当に喜ばしいことなのでしょうか ・・・
「どこのモノ?」
“やっぱ、○○○(ビール)が一番やねェ!”
と言えば、誰もが知っている国産ビールメーカーのことであり、そのメイン商品の
ことでもあり、それと判るラベルから商品コピーまで、みんなが共有できた時代が
数年前まであったような気がします。しかし今はそうした話すらできない ・・・ 。
商品名やラベルを見ただけでは、一瞬、どのメーカーのモノか判らないということ
がありますよね ・・・。( 私だけ ・・・ )
「面倒で不幸な時代へ」
ビール・発泡酒・第三のビール・海外のビール ・・・
最近のスーパーマーケットのビールをはじめとする酒類の品揃えは、専門の酒屋
以上です。というより、品揃えだけ考えるなら、専門の酒屋など必要性が皆無で
あるということです。個々のライフスタイルや趣味趣向であれこれモノを気軽に
選べる時代になったということの一端を実感できます。ただ、モノを選ぶ楽しさより
数ある商品をそれぞれ把握して、取捨選択しなければならない面倒が上回ってきた
時代ともいえます。豊かな時代になったという実感を超え、一層、面倒で不幸な
時代に向かおうとしているような気がしてなりません。( これも私だけ ・・・ )
「後付けが得意」
”お客様のニーズにお応えした”
という言葉、本当は作り手・売り手が生き残りのため、ニーズ探しをしているだけの
ような気がします。過去あった商品の購買行動をデータ分析して、後付けでニーズ
を商品に組み込み改良を加えて商品化、そして、売れる品揃えと陳列を行うという
流れのような気がします。もちろん、そうした創意工夫が日本(日本人)の得意分野
だということは否定しませんが ・・・ 。
「薄っぺらい時代」
何かワクワクするような
新たな動きへの期待感が閉塞しています。経済や流通などビジネスの分野だけ
でなく、スポーツやエンタテインメント、あるいはサイエンス、もちろん政治も例外
ではありません。二者択一、三者択一を超え、星ほどある選択肢の中から自身に
見合うモノ、必要だと感じるモノを選ぶという作業は増加する一方です。情報の
氾濫、モノ余り、売れたら増産、売れなければ廃盤、という薄っぺらい時代です。
今の若者がワクワクできるはずもありません。
「失敗しないように ・・・」
結果として、
インディーズやアンダーグランドに向かう風潮が出来上がります。昔のように
選択肢がなく、モノが無い時代ならまだしも、今の時代にそうした流れを作るような
社会とはどうなのだろうか ・・・ 時代や社会が成熟すれば、成功したいという思い
より、失敗したくないという視点が広がることは事実です。企業にしろ、個人にしろ、
過去の成功例や失敗談をもとに、“失敗しない道” を選択して推し進めるのです。
しかし、それでは ・・・
「やりきれない時代」
先を見通す力(先見の明)も
過去のデータがベースです。データを信じて動くことが正解だと言い切ります。
政界(政治家)も同様です。国や地方のために何ができるかを考えるより、自身が
失脚しないためには、どうすればよいか(どの党で、どの人の考えに賛同するか)
考えて行動する(過去のデータで動く) ・・・ すべては、保身でしかありません。一般
民衆はその様子を見ながら取捨選択しなければならない時代 ・・・ やりきれなさが
蔓延します。
「誰の責任?」
さて、今の薄っぺらい社会、
チャラチャラした今の一部の若者の責任なのでしょうか ・・・ ?
それとも、昔、大した選択もせず生きてきたくせに、結果として
勝ち残った多くの大人(大人のフリした大人)の責任なのでしょうか ・・・ ?
■ 造形憧憬 ■
他人の
“シコウ” ではなく
自身の
“シコウ” を信じて
モノを考え モノを作り
そして モノを世に出す
そんな “シコウ” が
必ず時代を動かすはず。
第五大成丸
「滑稽なお店が増加してますよね」
一概には言えませんが、
流行りのレストランやカフェに行くと、シュッとした体型のカッコいいお兄さんや
お目々パッチリな綺麗なお嬢さんが対応してくれます。まるでモデルクラブの
ようなお店もあります。( 面接してそういうスタッフ集めてるんでしょうかねェ ・・・ )
悪いとは思いませんが、その顔や(カッコいいユニフォームも含めた)スタイルも
接客がレベルをクリアしていなければ、いかにも滑稽(異様)に見えるものです。
最近、そんなお店にちょくちょく遭遇します。( 皆さんはありませんか? )
「とあるお店の風景」
ある日、お店(カフェ)に入ると、
“いらっしゃいませ!” と声はするのですが、誰も迎えてくれません。少し待つと
一人の若くて可愛い女性スタッフが近づいてきて “いらっしゃいませ!” と再び
声を掛けてきます( そのあと、少し沈黙が ・・・ ??? )。業界柄、気を利かせて
こちらから “2人!” と申し出ます。すると、その彼女は愛想良く “どうぞ!” と
空いている席の方向に手を伸ばします。ただ、その方向には5席以上も空席が
あります。また、少し沈黙のあと、再びこちらから “どこでもいいんですか?” と
声を掛けます(正確には “掛けなければなりませんでした” です)。
「教育の弊害?」
席に着くと、
これまた可愛い別のスタッフがお水とおしぼりとメニューを持ってやってきます。
笑顔でこちらを見て “いらっしゃいませ!” と発し、軽く頭を下げます。何も悪く
ないのですが、なぜか、私には伝わるものが何もないのです。その彼女、笑顔で
お客である私の顔はちゃんと見ているのです。しかし、本当は見ていないのです。
“いらっしゃいませ!” とは言っているのですが、“よく来てくださいました” とは
思ってないのです。( 間違いなく、これはフードビジネス教育の弊害だと感じます )
「主役になった女性たち」
雰囲気が良く、
珈琲やスイーツも美味しい。もうそれだけで ・・・ と思うお客様も多いことでしょう。
しかしその上に、流行りのユニフォームを身に纏った若くて可愛い女性スタッフが
気合の入った化粧をして、教えられた通りの間違いのない接客、その受け答えで
誇らしく攻めてくる ・・・ “お客様の目的は何だと思いますか?” とその彼女たちに
聞いてみたい衝動に駆られます。( 題名:主役になってしまった女性スタッフたち )
「最近のカフェは・・・」
最近のカフェメニューは複雑です。
普通のアイスコーヒー(ブレンド)以外は、上に何かしらのっかっていますよね。
( 生クリーム、チョコ・アイスクリームなど、味は無視?して彩り優先トッピング??? )
先ほどとはまた違う、これまた可愛い女性スタッフがアイスカフェモカと抹茶パフェ?
を持ってきてくれます。ストロー以外にクリームスプーンやロングスプーン、フォーク
などが付いてきます。このお店では、(クソ)丁寧にフォークをバスケットに入れて
持ってきます。そのバスケットの説明がありません。残念!しかも、手の届かない
テーブルの端っこに ・・・
「20センチの心遣い」
徐に、4人目の女性登場です。
お世辞にも先の3人のように可愛くはない女性スタッフです。しかし、彼女は
“フォークお使いくださいね!” と耳元で声を掛け、バスケットを取りやすい位置へ
スーッと20センチほど移動させ、私たちの席に笑顔を残して違う席へ向かいます。
実に、ホッとした瞬間。やっと、カフェでお茶してる気分になった昼下りでした ・・・ 。
ご馳走さま!
■ 二升五合 ■
夕方、
店の前で 水を撒いてた
おっちゃんが
恐い顔して 水を撒いてた
おばちゃんが
髪振り乱して 水を撒いてた
お客さんは よう見てるで
お店の人を よう見てるで
時間は 営業前でも
“営業” は始まってまっせ!
ほんまの商売人は
“24時間営業中” やで!
第五大成丸
▲ 7月20日12時52分(ローカルタイム) 現在地40.27N60.06W ▲
「大西洋で還暦を迎える」
EARTH MARATHON(アースマラソン)継続中の
間寛平さんが大西洋上で還暦を迎えたようです。 おめでとうございます!
あっという間に、
アメリカ大陸を横断してしまったという印象の寛平さん、普通に日本に居たら
赤いチャンチャンコを着せられる歳なのですよね ・・・ ただ、ただ、感服です。
( 全身 真っ赤、そして 真っ黒に潮焼けした顔 ・・・ めっちゃ若いです! )
現在、
大西洋(ヨット)ですが、この先もカラダに気を付けてガンバってください!
■ こんたく堵 ■
たくさんの
応援や声援を
受けて走り続ける
還暦のオッサン
たくさんの
夢や希望を
抱えて走り続ける
大阪のオッサン
清志郎の応援歌が
清志郎のメッセージが
涙もろい寛平さんの
心に深く刻まれる
第五大成丸
これまでのダイジェスト(動画)です
【 EARTH MARATHON 1st Stage Digest ★ Osaka - Kamogawa 】
【 EARTH MARATHON 2st Stage Digest ★ Kamogawa - Los Angels 】
【 EARTH MARATHON 3st Stage Digest ★ Los Angels - Rocky Mountains 】
【 EARTH MARATHON 4st Stage ★ Digest Rocky Mountains - New York 】
【 還暦 ★ セレモニー 】
夏をあきらめて / サザンオールスターズ
波音が響けば雨雲が近づく
二人で思いきり遊ぶはずの On the Beach
きっと誰かが恋に破れ
噂のタネに邪魔する
君の身体も濡れたまま
乾く間もなくて
胸元が揺れたらしずくが砂に舞い
言葉も無いままに あきらめの夏
Darlin' Can't You See ?
I'll Try To Make It Shine
Darlin' Be With Me !
Let's Get To Be So Fine
潮風が騒げばやがて雨の合図
悔しげな彼女とかけこむ Pacific Hotel
うらめしげにガラスごしに
背中で見てる渚よ
腰のあたりまで切れ込む
水着も見れない
熱めのお茶を飲み意味シンなシャワーで
恋人も泣いてる あきらめの夏
Darlin' Can't You See ?
I'll Try To Make It Shine
Darlin' Be With Me !
Let's Get To Be So Fine
岩影にまぼろしが見えりゃ虹が出る
江の島が遠くにボンヤリ寝てる
このまま君と あきらめの夏
作詞 作曲 / 桑田佳祐
1982
■ 昭和譜心 ■
夏休み
郵便船に乗って
離島へ赴くのが恒例だった
砂浜などほとんどない荒くれた海岸線
岩場で寝転がって潮騒を聴く
すると、街では聴けない
風声と水音に
出合う
第五大成丸
悲しいほどお天気 / 松任谷由実
上水ぞいの小径を ときおり選んだ
夏の盛りの日も そこだけ涼しくって
名もない蔦や柳が ひくくたれこめて
絵を書く私達 それぞれ ひとりにさせた
まるで 先の人生を 暗示するように
みんなまだ 気づかず
すごしていたんだわ ずっと
一緒に歩いてゆけるって 誰もが思った
ム・ム・・・
拝啓 今はどんな絵 仕上げていますか
個展の案内の 葉書きがうれしかったの
臆病 だった私は 平凡に生きている
みんなまだ 信じて
過ごしていたんだわ ずっと
一緒に歩いてゆけるって 誰もが ・・・
いつまでも
私の心のギャラリーに ある
あなたの描いた風景は
悲しいほど お天気 ム・ム・・・
作詞 作曲 / Yumi Matsutoya
1979
■ 昭和譜心 ■
あの
夏の日々
炎天下のグランドで
フラフラになるほど練習をした
昼休みに、木陰で弁当を頬張りながら
女子の部活の練習に目をやり
ぼーっとしてた時間が
想い出される
ユーミン
詠歌
第五大成丸
「第91回 全国高校野球選手権大会」
今年も
夏の甲子園(第91回 全国高校野球選手権大会)の季節になってきました。
連日、各都道府県では暑い中、憧れの甲子園を目指して激しい予選が
行われていることと思います。
「兵庫県予選」
水曜(15日)に、
我が母校の初戦(2回戦)がありました。日曜(19日)の3回戦には応援に行こう
と思っていたのですが、初戦に完封負けで敗退してしまいました。今年はチーム
の情報がありませんでしたので、弱くて負けたのか、相手が強くて負けたのかは
わかりませんが、選手は一生懸命がんばったはずです。( お疲れさん! )
「高校野球の素晴らしさ」
特に、
3年生にとっては最後の大会ですので、甲子園を目指して1試合でも多く・・・
と監督・コーチはじめ関係者の皆さんからも熱い応援と期待があったのではないか
と思います。高校野球の素晴らしさは、全国大会(甲子園)に出場して勝ち抜き
真紅の優勝旗を郷土に持ち帰ることも一つですが、その一つの目標に向かって
3年間、汗を流し、共に笑い、時には涙する ・・・ その時間と仲間とのふれあいに
あります。
「OBの気持ち」
そして、
少なからずそうした経験をしたOBや同窓生たちは、後輩たちの応援をすることで、
自分たちが目指していた頃の熱い気持ちに戻れるのです。一瞬ですが、青春を
取り戻せるわけです。だから、敗退した試合終了後、選手たちの親御さんたちは
悔しさや悲しさに満ちた涙を流したりしますが、OBは手を叩き、“ようがんばった!”
と声を掛ける姿が目につきます。私が応援に行くのは正にこの気持ちです。後輩の
勝つ姿を見たいと思う以上に、OBたちの後輩を応援している姿を見に行っている
ような気がします。
「全てが想い出」
さて、
今年は応援に行けず終わってしまいましたが、既に、2年生が最上級生の新チーム
が始動していることと思います。現役は3年(実質約2年半)しか野球ができません。
3年生の皆さん、3年間本当にご苦労さまでした。遣り切った感よりも少し悔しさが
残る最後の夏の大会になったかもしれませんね。ただ、それも今後の人生で活きて
くるものです。勝っても、負けても、ホームラン打っても、三振しても、全てが想い出に
なります。闘った者にしか残らない想い出です ・・・ 。
「新チーム、春に向かって!」
OBになると、
母校とその野球部が無くならない限り、毎年、応援ができるわけです。
さて、新チームの皆さん、この暑い夏、来春に向かってしっかり汗を流して下さい!
3年生を含め、OBはいつも皆さんを見てますよ ・・・ 。( ガンバレ! )
■ こんたく堵 ■
一つ年上のOBが
一回り年上のOBも
あの方々は二回り以上か
そして、後輩たちの姿も
相手チームも同様だ
球場に足を運ぶと
そこには、名簿もなく
決まった席もないのに
いつしか同窓会となる
相手チームも同様だ
第五大成丸
「ハッスル中」
至ってベタです。 ( 狙ってはいない?そのド真中のアプローチが好きです! )
どこか、懐かしい。 なぜか、心強い。 ( お客は正直ですよね! )
そろそろ、ハッスルしなければ ・・・
■ 二升五合 ■
良いと思うこと
正しいと思うこと
けっして諦めず
シッカリ推し進める
これが基本でしょう
それこそが本質でしょう
そして、全ての物事の
突破口にもなるはず ・・・
第五大成丸
「昔の剣、今の菜刀」
昔は
剣として使われていたものが、今ではせいぜい菜切り包丁にしか使えないの
意から、また、昔は剣がもてはやされたが、今では菜刀のほうが実用的で
重宝がられるの意から ・・・ かつて、優れた働きをした人も、歳をとって時代に
合わなくなれば、役に立たなくなるということ。また、昔いくら良かったものでも、
今の役に立たなくては仕方がない、たとえつまらないものでも現在役に立つ
ものの方が良いということ。
これは
辞書にあった解説ですが、まるで自分のことを言われているようで ・・・
しかし、町家の窓の木枠にあった鍵(極太捻締り錠)は、まだまだ現役でした。
たぶん、私より年代ものです。やはり、負けていてはいけませんよね ・・・ 。
【 類語 】
騏りんも老いては駑馬に劣る
昔千里も今一里
■ 街的興趣 ■
いかに 便利か
いかに 容易か
いかに 利得か
すべての判断が
この程度の分別で
新しいものにあっさり
移行してしまう時代
そして、
数少なくなると惜しくなり
無くなってから欲しくなる
人間とは何と
勝手な生き物なのか ・・・
第五大成丸
「町家(町屋)で街の活性化」
昨今、
古い町家(町屋)の淳良さが見直され、大阪市内でも数年前から、若い世代の
プランナーや店舗経営者を中心にリモデルやリノベーションが積極的に行なわれる
ようになっています。そして、各種飲食店やショップ、理美容店などに様変わりして、
次々とリリースされています。中には人気店も生まれ人通りも増えて、街の活性化
にも一役買っている店舗もあるようです。
「現在と違う目新しさ」
もちろん、
京都などに見られるような単体で歴史ある大きな町家もあるのですが、やはり、
大阪市内でメインとなるのは、駅から少し離れていて開発が進まなかった街外れの
町家(町屋)がほとんどです。戦前、あるいは戦後間もなく建てられた、昭和な匂い
のする長屋のある街並みを歩くと、私たち世代は郷愁(ノスタルジア)に駆られます。
今の若い世代にとっては、“現在と違う目新しさ” を感じるという程度の視点なの
かもしれませんが ・・・
「形あるものいつかは壊れる」
“形あるものはいつかは壊れる” ものです。だからこそ、昔の雰囲気だけ切り取って
使い潰すのではなく、新たな街づくりに取り組むという感覚で、使いながら守り育てて
いくという姿勢をもってプランニングしてほしいものです。そして、その街を訪れた
人々が、郷愁とともに新しい息吹きを感じ、“また、この街に来たい!” と思える
ような、街ぐるみでの取り組みも必要かもしれません。
「規制は既成事実?」
もうすでに、
福島など、こうした動きが起こってから長い年数を経て熟成の域に入っている街
もあります。一方、茶屋町など再開発の渦中にある街は身動きが取れなくなって
いるケースもあります。空堀や上町大地、天六から中崎町にかけての地域などの
動きが活発になっているようなイメージもあるのですが、福島や茶屋町と根本的に
違うのは、その街の町家(町家)で普通に生活している人々がまだまだ多いという
ことです。その為、その生活圏の中で街の住民と共存しながら、プランニングして
デベロップメントしなければならないという、ある意味、規制を強いられるわけです。
「今後の展開に期待」
最近は、
こういった町家(町屋)を専門(優先)に扱う不動産業者や店舗開発業者もある
ようですが、できれば、地上げなどの手を使わって街ごと買い占めるようなことは
せずに、街(地域)と共存できるようなエコな開発に期待したいものですね ・・・ 。
■ 街的興趣 ■
街には
昼にない表情と匂いが
夜を漂うことがある
真夜中まで
ネオンを放つ繁華街なら
そんな二面性は月並み
暮れ泥む夕刻
白熱色の丸い外灯が
玄関上にほんのり灯る
住宅地では
当たり前の風趣だろう
ただ、それを
大切にしたいと思う
第五大成丸
Chianti Classico 2006
キアンティ クラッシコ
< Le Corti S.p.A. Societa' Agricola >
トスカーナの名門 「コルシーニ家」 の ドゥッチェ・コルシーニ皇子が
手掛けるスーパー・キアンティ・クラッシコ
紫色を少し帯びた鮮やかなルビー色。カシス、ブラックベリー、乳酸のフワッとした
香りが広がます。また、その柔らかな口当たりと艶やかな果実味が、ワインの旨み
を感じさせてくれます。
■ ワイナリー : レ・コルティ・ソチェタ・アグリコーラ
■ ワイン 名 : キアンティ クラッシコ
■ 原産国 : イタリア
■ 地 方 : トスカーナ
■ 地 区 : キアンティ・クラッシコ
■ 村 : サン・カッシアーノ・ヴァル・ディ・ペサ
■ 格 付 : キアンティ クラッシコ D.O.C.G.
■ 品 種 : サンジョヴェーゼ 95% カナイオーロ&コロリーノ 5%
■ 上 代 : 2,400円
■ 家WINE ■
1500年以上前の
貴族たちの日常
特に食卓シーンは
覗いてみたいと思う
凛々しい表情の
ドゥッチェ・コルシーニ氏
現皇子様がわざわざ
玄関まで出迎え
応接室や庭園は
まるで映画の世界
貴族の栄華な生活が
垣間見えたような
ゆるり注がれたワイン
グラスの脚を持った瞬間
そのワインの “らしさ” が
十二分に伝わった
貴重な体験
もう10年も前になる ・・・
第五大成丸