「運動不足と散歩」
食欲旺盛で運動不足 ・・・ 当然ですが、カラダが重くてダルい今日この頃です。
酒量も含めて過食ぎみな食欲は、ストレスが関係しているかもしれません。そして、
運動不足は、“いつでもできる” という心持ちが妨げになっています。悪い癖です。
気づけば結果、“引きこもりオヤジ” になっていたり ・・・ しかし、何らかのキッカケや
目的が無ければ行動は起こしにくいものです。万博公園で梅まつりが行われている
ようですので、“梅を観に行く” ことを目的として園内を一周散歩することにしました。
わが家の周りには公園も多く、散歩するコースはいくらでもあります。
朝早く、年配のご夫婦が仲良く散歩、定年後のお父さんは夕方にジョギング、
夕食後には油の乗った?奥様方がグループで散歩されていたり ・・・ ということで、
わが家のご近所さんは、わざわざ入場料を払って万博公園へ散歩に行くことは
ないかもしれませんが ・・・
「万博公園梅まつり」
自宅から徒歩約10分で万博公園に到着です。
西口から入って反時計回りに歩きます。数分後、自然文化園にある 「梅林」 が
見えてきました。そう言えば、昨年も同じ時期に来ていました。110品種植えられて
いるという梅の状態も昨年と同じように見えます。おかしな話ですが、梅を見ている
老夫婦や車椅子を押して回られているボランティアの方々、べストアングルを求めて
カメラを構えている初老のアマチュアカメラマンさん、昨年も同じ方が同じ位置に
居たような ・・・ 。
「一人だから “癒される”」
園内には、所々に人造の小川が流れています。小さなせせらぎが心を癒します。
大きな公園ですので、手入れに手が回らないところもあります。特に、遊歩道沿いの
林にある松や杉の枯れ方は寂しささえ覚えます。ただ、考えようですが、この公園も
40年を経過して、“現代的な自然” になりつつあるとも言えるのかもしれません。
また、園内には野鳥も生息しているのですが、カラスの割合が増えたような気が
します。一人で歩いていると、少し恐怖を感じます。これも “自然” なのでしょうか ・・・
と言いながら、広い園内を散歩すると気持ちが良いものです。街場の新しいビルや
飲食店巡りも悪くないですが、土や水に触れたり、木立の匂いや鳥の声を聴くことも
時には必要です。ただし、私は “一人で行く(楽しむ)” ことをおすすめします。たとえ
家族や恋人といえど、結局、誰かが一緒に居ると、心の芯まで癒されることは難しい
ものです。自然の中では “一人だから癒された” と感じることもあるものです。
「梅に太陽の塔」
“梅にウグイス” ならぬ、“梅に太陽の塔” です。( なかなかええ絵でしょ!)
太陽の塔の顔って ・・・ “鳥” でしたっけ?( まあ、どうでもええんですけどぉ )
自宅からは 「太陽の塔」 の右横顔しか見えませんので、いつも、笑っているのか
怒っているのかわかりません!で、クルマで中環(中央環状線)を通る時、正面から
見るのですが、ほとんど無表情なのです。しかし、それが園内に入って違った方向や
角度から見ると、色々な表情を見せてくれます。未だに 「太陽の塔」 のファンは
多いと思いますが、私もその一人かもしれません。ず~っと残してほしいものです。
「源気温泉おゆば」
約1時間半ほどかけて園内をゆっくり一周しました。
汗をかくほど真剣に歩いたわけではないのですが、風呂に入りたくなりましたので、
西口から出て直ぐのところにある 「万博おゆば」 に寄ってから帰ることにしました。
久し振りに行ったのだと思います。露天風呂やサウナは以前もあったのでしょうが、
岩盤浴やボディケア(マッサージ・エステ)、理美容などのコーナーは無かったはず
です。盛況です。年配の方が多いですが、若い人もいます。
ゆっくりお湯に浸かります。ここのお湯は多少塩分を感じます。
( まさか、「塩サウナ」 の塩を落とさず湯船に入っている人が多いとか ・・・ ??? )
まあ、いずれにせよ、家の風呂と違うからいいのですよね。大きさや広さもさること
ながら、赤の他人と一緒に同じ湯に浸かっているというところに風情というか、
日本らしさを感じてしまいます。核家族化した世の中で、どこの家庭でも、普段は、
内湯に一人ずつ入り、カラダを洗うだけの入浴シーンです。散歩とは逆に、大勢で
お湯に浸かっていることで癒される気分になります。 いいお湯でした!
「造形憧憬」
人工的に作った公園や池も
計画的に植樹された木々も
歳月とともに自然に馴染んでいく
大きく見れば人間もそうかもしれない
過去の偉人に憧れてその生き方を
真似したりしているのだから ・・・
第五大成丸
「 ’09 WORLD BASEBALL CLASSIC 」
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)がいよいよ始まります。
日本代表(侍ジャパン)は、選考・合宿・強化試合を経て、上記の28人の選手に
決定しました。第1回の覇者でもある日本チームに対する国民やファンの期待は
大きく、また、対戦相手国のマークは当然のようにキツくなってくるはずです。
日本代表は、北京オリンピックの反省も踏まえ、4番バッター重視や知名度先行、
あるいは、これまでのイメージで選手を選考するのではなく、あくまでも、日本らしい
戦いができ得るスタイルを目指してのチーム編成になったような気はします。当初、
監督が決まらずにヤキモキさせられましたが ・・・ 。
最終的に、昨年セ・リーグ優勝の読売ジャイアンツ 原辰徳監督 に落ち着いた
ことは悪くないと感じます。もちろん、第1回の優勝監督でもある王貞治氏が再登板
できれば良かったのでしょうが、体調問題では無理は言えません。王氏のような
実績とカリスマ性、それに柔軟性があって気配りのできる人物(監督)は稀です。
改めて尊敬してしまいます。
一方、原監督は、阪神タイガースの宿敵である巨人の監督でもあり、個人的にも
野球をやっていた同世代として、ボンボンでエリートコースを外れず歩んできたこと
に些かの嫉妬もあり、大好きにはなれませんが、一度、巨人の監督から下ろされて
(干されて)、人間的に大きくなった印象があります。特に、選手時代には無かった
柔軟性が出てきたような気がします。
元々、実績があって気配りもできる監督だと思いますが、カリスマ性はまだまだ
でしょうか ・・・ まあ、読売巨人軍にはすごい選手監督が目白押しでしたから仕方
ないのでしょうが ・・・ 。今回の大会の選手選考を見る限り、コンディション重視の
起用もポイントになると思います。ただし、3番を打つであろうイチローを中心に
チームが編成されていることは間違いありません。
この攻撃の軸に関しては、絶対にブレてはいけないと感じます。仮にイチローが
打てなくなって、監督が焦ってイチローの打順を変えるようなことがあれば ・・・
非常に危ないと予想します。選手に対して、間違った気配りや柔軟性を発揮しない
ことを祈ります。逆に、コーチにはカリスマ性を発揮し、ハッキリ物が言えなくては
ならないと思います。まあ、北京オリンピックの “お友達首脳陣” ではないので、
大丈夫だとは思いますが ・・・ 。
選手の力量よりも、監督の采配をはじめとする首脳陣の力量が気になります。
特に、原監督の乏しい海外経験、ここ数年、NHKの解説がメインの山田久志・
与田剛 両投手コーチの現場感覚、そして、伊東勤コーチと篠塚和典コーチ、
どちらを参謀として原監督は使うのか(意見を聞くのか)、緒形耕一コーチと
高代延博コーチは、メジャーでシュアなバッティングと足で実績を積んでいる
シアトル・マリナーズのイチロー選手、シカゴ・カブスの福留孝介選手、タンパベイ・
レイズの岩村明憲選手たちに何を言うのか(言えるのか) ・・・ 。
2/24(火)・25(水)、オーストラリア代表との強化試合が行われました。
結果的には、2試合とも打線が活発で大勝しましたが、先発した北海道日本ハム
ファイターズのダルビッシュ有投手とボストン・レッドソックスの松坂大輔投手は、
まだ実戦感覚には遠い感じでした。2試合とも、先行されたことを反省すべきです。
悪いなりに点をやらない、特に先取点は絶対に与えないのがエースです。マスコミ
含め、自他共に “立ち上がりは ・・・” と言っている(言われている)松坂投手は、
WBCだけでなく、メジャーの玉数制限にそろそろ対応しなければならないはずです。
初回からビュンビュン低めにストライクを集める投球が、求められるのではないで
しょうか ・・・ やればできるはず!です。
もう一人の先発候補、楽天イーグルスの岩隈久志投手は、2番手で登場し好調の
ようでした。ただ、岩隈投手は代表経験から遠ざかっていましたので、第2ラウンド
(アメリカラウンド)以降の方が心配ではあるのですが ・・・ 。
まず、日本ラウンド(第1ラウンド)で、3/5(木)の中国戦から始まります。
実績から言えば、日本と韓国が第2ラウンドへ順当に進むはずです。両チーム
ともに、台湾(チャイニーズタイペイ)戦を落とさないようにしなければなりません。
気を引き締めて臨んでほしいものです。応援しましょう!
(Ⅰ) WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)’09
(Ⅱ) WBC第1ラウンド終了
(Ⅲ) WBC第2ラウンド終了
(Ⅳ) WBC侍ジャパンが連覇!
先週、
春一番が吹き荒れ、一気に春めいた週末となりましたが、
週はじめに風邪をひき、ずっと軽いダウン状態でした ・・・ 。
( 歳をとると治りが遅い! )
家に居ても、どうも完治しそうもないので、能勢 「道の駅 能勢(くりの郷)」 ⇒
猪名川 「道の駅 いながわ(INAGAWA)」 ⇒ 三田 「es koyama(エスコヤマ)」
と、ベジ&スイーツを求めて?ドライブに出掛けました。
( さすがに疲れました。。。 )
「能勢の地野菜」
能勢へは、平日の午後に行くことが多い(単に道とお店が空いている)のですが、
今回は野菜が豊富に並べられているであろう日曜の午前中に行きました。やはり、
地野菜や特産品を求めてたくさんの方が訪れていました。ただし、陽気が良い
といっても、まだ2月です。並んでいるのは大根や蕪などの冬野菜がメインでした。
( ドライブがてらなのでしょうか?他府県ナンバーのクルマも多かったですよ )
「朝市のはしご?」
日曜の午前中に、せっかく能勢まで足を伸ばしましたので、ネットで調べていた
近辺の小さな朝市も廻ってみることに ・・・ しかし、1ヶ所はすぐ見つけたのですが、
情報には住所もなく地図もアバウトだったので、そのあとは田舎の山道や畔道を
ゆる~いドライブとなってしまいました。
「猪名川に寄り道」
軽く昼飯でも ・・・ と思いつつ、クルマを西へ走らせていると、「そばの館」 という
ノボリが目につき、「道の駅 いながわ」 へ進入しました。何度か前を通過したこと
はあったのですが、入るのは初めての道の駅です。とりあえず、農産物を販売して
いるスペースを覗き、鉄板焼用に大ぶりの椎茸(原木栽培)を購入しました。
特産・加工品のブースも物色 ・・・ 保冷庫に入っていた 「しし肉(猪肉)」 の抱き身が
気にはなったのですが、“この値段やったら、丹波辺りの現地で食べた方が” と、
何とか思い留まりました。
さて、十割そばを食べに ・・・ 先ほどまで人がほとんどいなかった店内ですが、
気づけば、お昼も少し回り駐車場も満杯で空き待ちのクルマが列を成しています。
「そばの館」 大行列!絶対に食べたいということで立ち寄ったわけではなかった
ので、回避して隣の施設にあるうどん屋さんへ向かいます。手前のパン屋さんの
“イチゴのパン(苺の形と色)” が気になり、先にそこで数点のパンを購入しました。
うどん屋さんに向かうと、またもや先ほどまで空いていた店内は満杯、待ちが数組
できています。何となくタイミングが悪いので、買ったパンをその場で一つ食べ、
三田方面へ向けてクルマで移動することに ・・・
「三田ゆりのき台に到着」
“軽く昼飯を” と道路沿いに目をやりながら走っても、なかなか入りたいお店に
遭遇しません。そうしているうちに、三田のニュータウンに入ってしまい、コンビニ
すら見当たらなくなりました。前のクルマがウインカーを出し左の路肩へ停車した
先を見やると、人だかりができている 「es koyama」 の建物が ・・・ とりあえず、
昼飯は後回しにして、同じように路肩に寄せて5台ほど待ち、警備員の誘導で
駐車場へ入りました。
「エス・コヤマ村?」
3つある施設は、まるで何かの物語の中で設定されたパビリヨンのような印象です。
歩いていると、同じように見て廻っていたカップルが “ここって一つの町になってて
「小山村」 って感じやねぇ” と話していました。私もそういう印象です。2度目の訪問
ですが、前回は時間がなく、「小山ロール」 を購入(待ち時間約2時間)するだけで
日も暮れてしまってすぐに帰りましたので、今回はちゃんと見て廻ることに ・・・
最近、小山シェフがテレビでCM(関西電力)に出ていることもあってか、人気に
拍車が掛かっているようです。道の駅どころではありません。静かなニュータウンに
次々と他府県ナンバーのクルマが押し寄せています。しかし、警備員の方のハッキリ
した誘導、そして、施設の外で会った女性スタッフの方の気持ちの良い挨拶等々、
しっかりした教育と指示がなされていることが判ります。最近、商品は美味しいが、
スタッフの態度や身だしなみ、周辺への気配り等で問題のあるお店が多い業界の
中で、この 「エス・コヤマ」 が多くのファンを集めている理由に触れた気がします。
「小山ロールはあきらめて ・・・」
一応、
嫁さんが 「パン工房(eS Boulangerie)」 「コンフィチュール&マカロン(co.&m.)」 で
買い物している間、メインの 「パティスリー(es koyama)」 前で 「小山ロール」 と
「生ケーキ」 を買う列に並びました。約10分後、スタッフから最後尾に情報が ・・・
“只今、最後尾の方が店内に入るのに、約2時間掛かると思われます。そして、
「小山ロール」 をご購入ご希望の方はさらに1時間から2時間掛かることもご理解
ご了承ください。” といったアナウンスです。そのあと、嫁さんが来ましたので、
3~4時間掛かることを伝えてケーキは断念しました。また次回 ・・・
( 皆さん並んでます!岡山や滋賀から来られた方は、もちろん “今回” ですよね )
「カフェ(eS LIVING hanare)」 と 「ショコラ専門店(Quatrieme Chocolat SHIN)」 に
向かいます。バレンタインデーの翌日でチョコを買う気は無かったのですが、一応
ショコラの店内を覗きます。1粒210円(tax in)位のチョコがたくさん並んでいます。
吹田にあるブーランジュリー 「Le Sucr'e-Coeur(ル・シュクレ・クール)」 が手掛ける
隣接のパティスリー 「quai montebello(ケ モンテベロ)」 の店内に雰囲気が似ている
印象です。
( “こっちの方が先やったっけ?” まあ、今日は見るだけ!ですが ・・・ )
そのまま駐車場へ向かうつもりでしたが、「バウムクーヘン工房(Atelir de Baum)」
の女性スタッフと目が合ってしまいました(悪い癖です!) ・・・ ということで、
ケーキは諦めましたが、“やっぱり、もう一つ買って帰ろうや” と嫁さんに丁重に
お願いして(ニートなオヤジと財務省のやり手女性といった関係ですので・・・)、
小さなバウムクーヘン(S)を一つ購入させて頂きました。
( 焼き菓子とバウムクーヘンは、パティスリー裏口から入って並ばずに買えます )
「思い出の大きな木」
家に帰って、箱を開けてわかったのですが、バウムクーヘンはブック型(辞書型)
のパッケージになっています。そして、その内っ側のフタ(裏側)に、小山シェフの
幼い頃の思い出と、このバウムクーヘンが誕生するに至った物語(ストーリー)が
詩風に綴られています。美味しさはもちろんなのですが、ここ 「エス・コヤマ」 の
スイーツは、施設シーンも含め、目にした時の楽しさや感動まで表現しようとして
いる姿勢が伺えます。「食」 を通して “人生の中で楽しい時間” を提供している
という意味では、「ライフスタイルの提案ができるお店」 の一つかもしれません。
さて、イートインの飲食店にマネできるでしょうか ・・・
「楽時々益」
美味しいものを食べると嬉しくなる
こどもや若い女性は笑顔になる
本当はオジさんも同じなのである
そして、その人たちを見て嬉しくなるのは
作り手も売り手も同じなのである
笑顔にできる仕事 ・・・ いいですね
第五大成丸
「バレンタインデー」
不景気な世の中です。
甘い状況ではないはずですが、今週はどこの百貨店でも特設コーナーを設けて
販売合戦を繰り広げていたようです。 “ 不景気だから 「チョコ」 ぐらいは ・・・ ”
という向きが多かったようです。そして、またまたチョコレート業界の策略なのか、
今年は 「逆チョコ」 という言葉がメジャーになってしまいましたねぇ。
( 女性陣殿、唯一、男が優越感に浸れる日まで奪う気なのでしょうか ・・・ ? )
テレビニュースのインタビューで、女性レポーターがチョコを買っている男性に
“なぜ(誰に)、チョコレートを買っているのですか?” と質問したところ、笑いながら
“毎年、チョコを貰えないから、こちらから(誰かに)あげようかなぁ~と思って” と
答えておりました。何と情けないことか ・・・
( こんなヤツがおるから、あとあと、男性陣は苦労するねん ・・・ !? )
まあ、うちは 「順チョコ」 です。「逆チョコ」 は基本的にありえませんから ・・・
ということで、今年も 「不二家(FUJIYA)のハートチョコレート10入」 とその他
諸々のチョコとクッキーを嫁さんと末娘から頂きました。 ありがとぅさん!
( 上の娘とは喧嘩中で、ここ数日、口もきいておりません ・・・ ハァ~。 )
来年も “順チョコ” が届きますように ・・・
「こんたく堵」
友達が恋のキューピット
“人に託す” 時代があり
バレンタインデーにチョコ
“物に託す” 時代となり
今や、
男性には何も “託せない”
女性の時代なのか ・・・
第五大成丸
昨年のバレンタインデー
① 価値/価格 が高い低価格路線の飲食店
② 大商圏型の飲食店(専門店)
③ ライフスタイルを提案する飲食店
“今後の飲食店の在り方” として有望であろうと挙げられていた3業態の中で、
③ の 「ライフスタイルの提案」 には、私は雑貨屋さんや家具屋さんにあるような
生活スタイル品(家具・調度品、照明やディスプレー)を先にイメージしてしまいます。
「時代の流れ」
昔を振り返れば、1950年代後半(昭和30年代)頃に 「三種の神器」 と言われた
白黒テレビ・電気冷蔵庫・電気洗濯機の家電3品目が、「生活様式の提案」 にも
なっていたのではないでしょうか。余談ですが、この当時は家庭にある電気器具で
裕福さが色分けされていたようです。
・ 電灯 (第七階級)
+ ・ ラジオ ・ アイロン (第六階級)
+ ・ トースター ・ 電熱器 (第五階級)
+ ・ミキサー ・ 扇風機 ・ 電話 (第四階級)
+ ・ 電気洗濯機 (第三階級)
+ ・ 電気冷蔵庫 (第二階級)
+ ・ 白黒テレビ (第一階級)
60年代後半(昭和40年代)に入ると、「新三種の神器」 と言われた 「カー(自動車)・
クーラー・カラーテレビ」 が登場して、「3C時代」 と呼ばれたわけですが、この頃から
少しずつ、余暇や楽しみといったカテゴリーの物品がスタイル提案されていたように
感じます。
70年代に入って、それまでの家電品は “提案” から “必需” となり、代わって
クルマや化粧品などの高級品や酒やタバコといった嗜好品もテレビCMに頻繁に
登場してきた印象があります。ようやく、「生活」 と 「ライフ」 というニュアンスの違い
が見えたような印象でした。一方、この当時の飲食業界、特に外食という枠組みの
お店の役割は、まだまだお腹を満たすことが目的の施設でしかなかったような気が
します。やはり、物事には順序があるということでしょうか ・・・ 。
「衣食住からの広がり」
人が生活していく上で、必要とされる 「衣/食/住」 のあり方は、時代と共に変化
してきた訳ですが、時代が変わっても 0(ゼロ)になることのない大きな三本柱です。
逆に、今はそれぞれが単体で成立してしまうような単純な時代ではなくなりました。
業界的に言えば、「食」 なのですが、その 「食」 という単体要素だけでは、消費者
(顧客)に十分な満足感を与えられる時代ではなくなったということです。
クルマや化粧品と共に、70年代のCMに登場していた 「食」 関連の商品には、
「ビール」 「ウイスキー」 などのお酒、「加工ハム」 や 「レトルト食品」 などの食品が
多くありました。しかし、この頃のCMは、生活やライフスタイルの提案というより、
コピーライターがエッジを利かせた宣伝文で商品を印象付け興味をひくパターンが
多かったような印象です。いずれにせよ、“生きる為” というような範疇から完全に
離れたものとなっていたことは事実です。そして、高級感や利便性を打ち出す為、
各企業は商品開発や宣伝広告に知恵を絞り、物販におけるマーケティングなどの
リサーチにも力を入れるようになりました。
一方、外食業界では、料理のレベルアップや飲み物の品揃えは当然なのですが、
冷蔵庫や冷凍庫、バックヤードの充実など厨房設備、空調設備やネオンサインを
含めた店内外装設備に大きな投資をしなければならない時代に突入しました。
顧客確保の為、そうした付加価値へも無謀な投資を行い、方や、目に見える大幅な
コスト削減も平然と行なう ・・・ これを順番に繰り返す荒くれた状態の店舗も増え、
気づけば、足し算と引き算しかできない業界になっていたのかもしれません。
「ライフスタイルって何?」
さて、昔話はこれぐらいで ・・・
「ライフスタイルを提案する飲食店」 ですが、これまでの歴史の中で “提案” を
行なってきたという印象が残っているものはほとんどありません。一般的ですが、
記念日にワインを傾けるディナーレストランや新鮮なネタを目の前で握ってくれる
高級な寿司屋などの “商品やシチュエーションの提案” はあったとしても、やはり
“ライフスタイルの提案” というイメージまでは無かったような気がします。
そう言えば、“ライフスタイルの提案” って何なのでしょうか?
そもそも、「ライフスタイル」 という言葉を簡単に使っていますがどうなのでしょうか?
日本語に訳せば、「生活様式」 となるのですよね ・・・ ??? 私は、こう日本語に置き
換えられると、どうしても 「家(家庭)」 という狭義な範囲のイメージしか描けません。
広義に捉えれば、個の “人生観” や “生き方” にまで及ぶのでしょうが ・・・ 。
「日常と非日常の境目」
いずれにせよ、時代が求めているのは全く新しいスタイルなのでしょうか ・・・ ?
私はそうは思いません。どちらかと言えば、“これが自分のスタイルだ!” ということ
への気づきや気づくキッカケになるような出来事を求めているのだと感じます。
物足り無さを感じているというより、非日常な商品やシチュエーションが溢れていて
圧迫感すら感じる市場になっているのかもしれません。ただ、多くの人は社会的な
立場での付き合いや周囲の人との関わりを保つため、新しい “物” や “シーン” を
求め続けるのかもしれませんが ・・・ 。
そうした付き合いから離れると、「個(個人)」 としての存在意義や価値観を求めて
いることに気づくことは誰しもあるものだと感じます。今後、業界として必要なのは、
非日常の模索だけでなく、日常の中にある非日常の発見や肩の凝らない非日常感
の提案だと感じます。特に大手企業ほど ・・・ 。私の目線が間違っていなければ、
平面的で飽和状態にある業界の勢力図は、分散しながら新たな形(立体的)に必ず
再編成されていくと思います。
「有能な業界人求む!」
有能な業界人ほど、大手企業や安定企業で終わらず、“ライフスタイルの提案” を
できるだけ現場で実践してほしいというのが私の考えです。何故なら、文化と深く
関わる 「食」 という仕事に関して、企業の利益や個のライフスタイル提案だけで
終わらせず、日本独自の 「食」 に関するスタイルを動かしていくような目線で仕事
に取り組んでほしいのです。当たり前ですが、有能な人材ほど企業に所属すると、
ビジネスという視点でしか仕事を見なくなります。というか、そこでしか評価されない
仕組みになっていることが有能さや可能性を潰してしまっているのでしょうが ・・・ 。
特に、日本は外食の歴史が浅いためか、どうしても欧米のシステムをそのまま
導入したがる傾向にあります。自ずと他の国や地域の影響を大きく受けています。
「フードビジネス」 でライフスタイルの提案 ・・・ 否定はしません。ただ、日本らしい
外食産業の構築、そして何より、「日本の食文化」 をしっかり継承していこうという
そんな骨のある若者に増えてほしいものです。
「個人的スタイルの妄想と追求」
近所にラーメン店があります。( あるとします )
昼間、仕事の合間に行った時には、店内には活気があり、若いスタッフが素早く
オーダーを取りに来る。“ラーメン!” と私が言うと、“ハイよ!” と元気な返事が
あり、5分も経たないうちに目の前に ・・・ 。夜、家族で来店しテーブル席に座った
時には、愛想が良い熟練スタッフが “毎度いらっしゃい!何させてもらいましょ?
ギョーザもいっときますか?” と流れるような接客でもてなしてくれる ・・・ 。飲みに
行った帰り道、真夜中に立ち寄った時には、カウンターに座って私がオーダーする
まで、腕組みをした大将は一切声を掛けてこない。“ラーメンちょうだい!” と私が
言うと、軽くうなづいて大将は動き始める。“お愛想” “まいど(おおきに)!” ・・・ 。
これが私の理想のラーメン店スタイルです。良いとか悪いとかでなく、こんな感覚が
外国にあると思いますか?(わかりませんが)無いような気がします。これを文化
とは言いませんが、独特の日本的な感覚(人と人との関わり方)だと思っています。
( ひょっとして、私だけ ・・・ )
ということで、私が今後 “有望” とみている飲食店は、
「ジャパニーズ・オリジナル・ライフスタイル」 の提案ができる飲食店なのです。
「二升五合」
グローバルスタンダードは
多数決で決まるのだろうか?
そんなはずはないだろう ・・・
グローバルスタンダードを
評価する人が多いのだろうか?
たぶんそうなのだろう ・・・
しかし、何故
いきなり “世界標準” なのだろうか?
知ってるのだろうか “日本標準” を ・・・ ?
第五大成丸
① 価値/価格 が高い低価格路線の飲食店
② 大商圏型の飲食店(専門店)
③ ライフスタイルを提案する飲食店
前回、
① について、私なりの持論(自論)を展開しました。しかし決して、世の中の流れに
逆行しようというものではありません。ただ、一つの考え方ができる一方で、必ず
側面や背面で対比する考え方が芽生えるということです。
( やっぱ、天の邪鬼かもしれませんね ・・・ なかなか成長できませぬ )
そんな天の邪鬼な私が、気になっているのは、“古い考え方で物事を捉えていては
ジリジリと後退(衰退)してしまう” という見地で、若い君が業界を支えてきた世代の
意見を全て無視して、早急な改革で今までの流れを180°変えてしまうほどの勢い
で走る業界の姿があります。そして、その若い君もほとんどが、数年もしないうちに
同じパターンにハマり、気づけば次の世代に取って代わられることになるのです。
( ○○年前、私も若かった。そして、今は ・・・ 苦い経験と辛い体験だけが ・・・ )
世代交代と言えば聞こえは良いのですが、業界を大きく見れば、その場その場の
自転車操業状態なのかもしれません。業界変革という意味では素晴らしいです。
ただ、その一時の考え全てを 「正解」 としてしまえば、きっと大きな落とし穴に ・・・
( 「フードビジネス」 を語る前に、日本の 「食文化」 を担っていることも意識せよ! )
「ブルー・オーシャン戦略?」
② と ③ に関しては、近年、企業が閉塞感打開や勝ち残りのため追い求めている
「ブルー・オーシャン戦略」 の目線なのでしょうか。このコンサルタントの方の本意は
わかり兼ねますが、いつまでも競合他社(他店)とのベンチマーキングに資源を投入
する戦略で行っている無駄な闘いをやめて、「バリュー・イノベーション」 を高める
ことに注力すべきだという考え方だと感じます。これに関しては、前回の私の考え方
“自身の器を自身で強化しろ!” も、ちょっとだけ掠っているような ・・・ (苦笑)
( 自社なりのロジックを持って、オリジナル戦略で勝負できる環境が増えてほしい )
常に、叩き合い、傍若無人な潰し合いも日常茶飯事、スパイをも使っての情報の
奪い合い等々で、真っ赤に染まってしまった赤い海(レッド・オーシャン)にいつまでも
浸かっていないで、誰もいない綺麗な青い海(ブルー・オーシャン)に行きませんか?
というメッセージだろうと思います。誰でも “青い海” には憧れますが ・・・
( “あとは、お金を持って相談にきてください!” って、コンサルは旅行会社かい? )
「大商圏と小商圏」
商圏に関しては、「大商圏」 と 「小商圏」 の実質的な定義、また、「専門店」 という
括りだけでは、どの範囲の業態区分を指すかが不明ですので、全ての業界人が
明確にイメージするのは難しいと感じます。そこで例題が挙がってくるわけですが、
その例題の一つの要素や言葉(単語)に、自身が関わっている業態が引っ掛かって
いれば、何となく反応してしまう(勘違いしてしまう)のも世の常です。例えば、本屋で
“これからのカレー専門店はここがポイント!” といったコピーが本の表紙を飾れば、
カレー屋さんなら皆が反応するのではないでしょうか。
( ※ こんな本が某有名コンサル会社から出ている訳ではありません。 )
しかし、この 「専門店」 という表現は、昔の業種に近い業態の区分表現ではなく、
限りなく 「コンテンツ」 を極めていくような業態の枝区分だと感じます。それをまた
ひと括りで、「専門店=大商圏」 という表現は誤解を招くおそれがあります。実際、
“うちは20年以上昔からカレーの専門店を下町でやっていて、お客のほぼ100%が
近所の人で常連さんです。” というお店もあるはずです。もちろん、このコンサルの
方は 「=」 とは言っていません。今後の有望な業態として 「大商圏型の専門店」 が
あるという表現です。しかし、困った時は “藁にも縋る” と言います。そこは押さえた
上でコンサルティング業務をしてほしいと感じます。
( ※ あくまでも例題で、直、この某有名コンサル会社のことではありません。 )
有形/無形、ハード/ソフトを問わず、「コンテンツ勝負」 の時代だと感じます。
そういう意味では、「大商圏」 が有望とは言い切れません。大手企業が投資して
短期での事業展開を目指すという意味なら、それはそうなのでしょうが ・・・ 。
上記でも挙げましたが、「バリュー・イノベーション」 を高める、いわゆる、差別化と
低コストを同時に実現するという発想と実行が必要です。
( 必要なものはより必要とし位置づけ、不必要なものは迷わず不必要とせよ! )
自社(自店)にあるどのコンテンツを引き出すか、そして、どういう表現でその存在を
知らしめるかが重要だと感じます。まだまだ、時代的に 「小(企業)」 が 「大(企業)」
を喰うのは難しいかもしれませんが、“柔よく剛を制す” という発想が事業でも結果
として証明される時代になることを私は期待しています。ただ言えることは、ひと昔前
にあった “ソフトの時代” というような大きな枠で曖昧な表現では、世の中は靡かなく
なっていることは事実です。“いかに、消費者(顧客)のハートを掴むか” です。いや、
“いかに、供給側(店側)がハート(本質)を売るか” という時代なのかもしれません。
( 需要と供給がぴったり一致すれば、無駄がないということを再認識できる時代だ! )
またまた、② で終わってしまいました。 ③ は次回に ・・・
「二升五合」
どうすれば客が増えるのだろう?
それだけ考えれば良かった時代もあった
今は ・・・
何も変わってはいない
ただ、
客が 増えたり
客が 減ったり
それが
お店への評価だということを
もっと深く
もっと、もっと深く
考えてみる必要はあるのでは ・・・
第五大成丸
① 価値/価格 が高い低価格路線の飲食店
② 大商圏型の飲食店(専門店)
③ ライフスタイルを提案する飲食店
「コンサルタントは信用するな!」
上記は、某有名コンサルタント会社の主軸スタッフのブログにあった
“今後の飲食店の在り方” として有望であろうと挙げられていた3業態です。
これは否定しません。ただし、今の世間情勢やここ数年の飲食業界の流れを
観察していれば、誰でも行き当たる “考え得る業態” だと言っておきます。
( ・・・ そやから、頭デッカチのコンサルタントは嫌いやねん! )
世の中の流れを一纏めで括って、「正解」 としてしまう危うさがあります。そして、
こうした内容に世の中のミーちゃんとハーちゃん(何と古い表現か!)は、大きく
影響されるのです。いわゆる “時代の潮流に乗る(乗りたい)” というやつです。
( ミーちゃんもハーちゃんも、もっとオリジナリティーを持とうぜ! )
しかし、少し考えればわかるのですが、大手の大型飲食店と個人の小さな飲食店が
同じ土俵で闘えるわけはなく(闘う必要もなく)、このような視点で新業態開発やリノ
ベーションをしてしまえば失敗する確率が上がります。良かれと思って進めた施策が
現実(その店舗がサプライできる範囲と顧客ニーズが重なる部分)から懸け離れた
ものとなってしまい、取り返しのつかないことになりかねません。
( 自身の器を知れ!と言っているのではなく、自身の器を自身で強化しろ!です。 )
「分母と分子」
① の分母の 「価格」 に対する認識には、そう大きな差は無いはずです。公共や
交通機関の料金などをベースにすれば、500円や1万円といった貨幣が持っている
値打ちの認識はできるということです。しかし反対に、分子の 「価値」 に関しては、
人によって認識に隔たりがあり、その認識を共有することは非常に難しいものです。
( 高速道路の通行料700円は高い?安い?飛行機のファーストクラスは ・・・ ??? )
今の時代、個々が持っている 「価値観」 が大きく違うことは明らかです。だから
こそ、私はこの 「価格」 を常に分母としている最近の見方に疑問を感じるのです。
“時代のニーズは ・・・” と語っている人ほど、常に 「価格」 を分母に置いている ・・・
私の認識では完全に逆です。 ( 離婚が増えているのも 「価値観」 の違い?
なぜ最初に共有しない? そして、なぜ日々更新しない? 毎日、分母を更新しろ! )
客単価5,000円ラインの飲食店(実際の支払も5,000円の場合)で、来店顧客が
5,000円の価値を感じれば、良い(満足できる)お店として認識されて、それ以上の
価値を提供できれば感動さえ生むという発想です。もちろん、間違いではありません。
間違いはその先です。
( コンサルや識者が本を売る為には格好のテーマなのでしょうが ・・・ )
店側は、分母を上回る分子の創造に集中します。要は、商品やサービスの売価と
同時に対価であるはずの価格が先なのです。そして、そのベース(分母)は動かない
動かさないのです。その一般的な認識だけを頼りに分子を積み上げていく ・・・
危ないです。わかりやすく言えば、5,000円の満足感を作る為に何が必要かを考える
ということです。もっと砕いて言えば、どうすれば5,000円取れるかという発想です。
まあ、そこまでないとしても、何をプラスすれば客(売上)が増えるかという視点です。
( これでは価値観がブレまくる。「飲食」 というフィールドをシンプルに見直せ! )
元来、モノづくりや人と人との関わりが基本であった 「食」 の世界も、ビジネスという
商取引のみがベースとなって再構築されつつあります。そして、その手腕のみが
業界でも評価され崇拝されています。特に若い世代ほど、そこにしか目指すべき
ものがないかのような視野の狭さで日々エネルギーを消費しています。一人の人間
として寂しい限りです。( 皆が同じ方向を見ていると、人の横顔と後姿しか見えない。
先頭の人間にはそれすら見えない。いや、見ようとしていない ・・・ )
分母と分子を入れ替えれば、素直に業界(ひいては人生)を楽しめるのに ・・・
もちろん私の持論(自論)です。自身(自店)の持ち得るポテンシャルを分母に置き、
価値共有できるスタッフで顧客を募り、その対価を価格(分子)として頂くという発想
です。上記のビジネス発想とは逆で、分子を大きくすれば評価は下がります。逆に
分子が小さくなれば、“安くてええ店やねぇ!” という評価になるということです。
全ての基本(ベース)は、提供する(提供したい)商品や接客サービスも含めた
「店舗価値(分母)」 なのです。( 素直に 「価値」 を高める努力をしようや! )
勝手に分子が大きくなることはありません。なぜなら、自身の(自店)の持っている
ポテンシャルや発揮できるパフォーマンスをちゃんと自己認識できていれば、それに
見合う対価しか頂かない(頂けない)からです。勘違いが起こると困りますので補足
しておきますが、美味しいから高価格、高級だから高単価となるとは限りません。
常に 「価値」 がベースになるということは、同じ素材で同じ味付け同じポーションの
料理でも、店(客)によって価値表現(評価)は違うということです。いや、違うべきだ
ということです。そうでないと、世の中の飲食店がみな同じ価値になってしまいます。
まず、店側が一般的な評価基準でモノを考えて商売をしないことです。
( 数字ばかり合わせようとするな!でないと、自分にそのまま返ってくるぞ! )
もう一つ、あるとすれば、「付加価値」 という厄介な価値です。ビジネス目線では
この付加価値までもが価格に反映されます。近年、付加価値を付けて価格(売価)
を押し上げるということが当たり前になっていることも事実です。顧客(消費者)は、
それを受け入れた上で 「価値判断」 しなければならないのです。非常に複雑な
気持ちにもなり疲れる要素でもあります。特に、流行りのお店や高級店でこの傾向
は顕著ですので、顧客(消費者)の中には、家に帰った瞬間、開放感を感じるという
可笑しげな現象まで誘発している飲食店すらあるという事態です。
( “ゆっくりおくつろぎください” という場所の何%で本当にくつろげただろうか ・・・ )
「付加価値」 は、経済界では生産や流通過程で新たに生み出された価値のことを
意味するのですが、飲食業界では、“無理に生み出す” も含まれているような気が
します。そして何より、顧客(消費者)がその施設(お店等)の空間での時間の中で、
新たに感じた価値(期待していた価値とは違う別の要素)を指すものであって、店側
が無理に付けたり、初めから価格に反映させたりすべきものではないと私は考えて
います。特に、“腹を満たすだけの食以外の食(楽しませる場)を提供しているお店”
では、“全てを 「価値」” として分母に置くべきだと私は考えます。でないと、業界が
必ず衰退します。( プロなら、もっとプロらしい 「価値」 の提供をしてほしい! )
また、話が長くなってしまいました。② と ③ は次回ということで ・・・
「二升五合」
世の中、結構良い店は増えたと思う
しかし、本当に魅力ある店は増えているのか
街には個性とは名ばかりの似通った店が乱立し
自身のカラーを叩き売りする店すら現れている
飲食店はどこに向かうのだろうか ・・・
第五大成丸
「節分の行事」
本来は季節の移り変わり(立春・立夏・立秋・立冬)の前日すべての称ですが、
やはり、豆まきをする立春の前日が 「節分」 という認識が大方ではないでしょうか。
柊の枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立て、鬼打豆と称して炒った大豆を撒く
習慣(≒追儺)が伝わっています。また、その年の恵方(吉方)を向いて、目を閉じ
喋らず願い事を思い浮かべながら、太巻きを丸かぶりする 「恵方巻き(恵方寿司)」
は、メジャーな慣わしなのでしょうか ・・・ 。( 関西ベース?まさか寿司屋の戦略??? )
「日本の風習」
今年もわが家は全てクリアしました。( 写真左:豆があちこち散乱しています! )
末娘の話では、昨日、学校で先生が “節分に豆まきをしている人はいますか?”
“恵方巻きは食べる?” “鰯の頭は?” と質問があったそうです。私は近所を見る
限り、やっていない家庭が多いと思っていたのですが、豆まきと恵方巻きはほとんど
の生徒が手を挙げたようです。さすがに、柊の枝に焼いた鰯の頭を付けて玄関に
かざしているのは、わが家だけだったようですが ・・・ 。( 写真右:赤丸の中です。 )
「歳の数だけ食べる豆」
末娘が私の豆を見て一言 ・・・ “ お父さん、ぎょうさん食べれてエエなぁ~っ ”
私から末娘にお返しの一言 ・・・ “ 来年は歳の数と違ごて、体重にしたら ・・・ ??? ”
「写真の表札」
ちなみに、
屋久杉の大きな表札の文字は、小夏さん(文字屋もんじや) に書いてもらいました。
※ 個人情報保護法の関係で名前はモザイクとさせて頂いております。あしからず。
「こんたく堵」
“日本古来の風習の残す”
そんな大それた考えはいらない
一緒に楽しめる行事があれば
できるだけ皆でやっておきたい
経験や体験が家族それぞれの
人生に少し残ればそれでいい
第五大成丸
昨年の節分
昨日(2月1日)、プロ野球の春季キャンプが12球団一斉にスタートしました。
我が 「阪神タイガース」 も、
一軍 「沖縄 宜野座」、ファーム 「高知 安芸」 からスタートしました。
沖縄(宜野座)では、晴天の下、歓迎セレモニーが行われた後、ウォーミングアップ
から練習を開始したようです。今後、一軍は 前半(2/1~2/17)を 「沖縄 宜野座」、
後半(2/19~3/3)は 「高知 安芸」 にてキャンプを行うようです。また、ファームは
2/1~2/22 まで 「高知 安芸」 でキャンプを行う予定です。
監督(各チーム)の今年の意気込みが新聞に載っていました。(読売新聞)
気になります!
昨日の各スポーツニュース(テレビ)を見ても、このコメントを読んでも、どうも、
阪神タイガースの真弓新監督にキレを感じません。確かに就任1年目で、監督が
意気込み過ぎてはいけない ・・・ “自然体で” ・・・ は理解できますが、アマチュア
の域では困ります。特に、優勝を高い位置で狙うチームであることを自覚し、常に
勝ちにいくゲームを期待されているのですから、もう少し具体性があっても良い
と感じます。コメントが巨人の原監督と被ってます。しかも低い位置で ・・・
今年は心配です!
昨年は心配より期待がありました。もちろんチーム全体に。ただ、今年は、選手への
期待(依存?)が多くなるような気がします。もちろん、試合をするのは選手ですから
当然、選手の自主性や頑張りは必要不可欠です。しかし、指揮官はじめとする上層
のスタッフが明確な指針を示さなければ、チームとしての流れが作れません。私の
予想では、昨年以上に 「40トリオ(金本・矢野・下柳)」 に負担が掛かり、誰か一人
でもスランプや怪我でリタイアするようなことがあれば ・・・
若手に期待!<?
そういう意味では、“若手に期待!” はうなづけます。しかし、それならば余計に、
「 伸びしろの大きい若手が それぞれに成長してくれれば チーム力はアップする 」
という真弓監督のコメントは、あまりにもアバウトで客観的、薄い印象を持つのは
私の心配し過ぎでしょうか ・・・ ? ( 真弓監督、もうちょい熱い気持ちを!! )
オリックスの昨年2位はまんざらでも ・・・
この監督コメントから大石監督が実践的な監督であることが伺えます。と思えば、
昨年2位という成績は、まんざら奇跡や偶然ではなかったとも言えるのでしょうね。
ただし、結局1位に成れなかったという意味ではタイガースと同じです。半ゲーム差
であろうが、1毛差であろうが、1位と2位の差は大きいものです。裏を返せば、
何ゲーム開こうが、2位と6位に差は無いということです。
( 埼玉西武ライオンズ渡辺監督のチーム掌握力は流石ですね )
今のところ、阪神の話題と言えば ・・・
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に呼ばれている藤川球児投手くらいの
ものです。騒ぎすぎるのもどうかと思いますが、やはり、心配は尽きません。まず、
キャンプで大きなけが人が出ないように祈るばかりです。
( 一応、景気づけで “阪神タイガース、今年は日本一!” と言っときますわ )
球春到来、キャンプイン=12球団が一斉始動-プロ野球(時事通信) - goo ニュース