蘇る記憶は
半世紀も前のこと
朧気な思い出や
あやふやな記憶やなくて
鮮明なモノクロ動画で
脳裏に記録として
ファイリングされてる
もう何年、
彼奴らに会ってないんかな
最後に会ったんはいつやった
ほんま、どうしてるんやろ
ふと、幼なじみを懐かしむ
そんな安穏な昼下がり
ラグの詩
何代も移ろいながら
脈々と次代に継承され
クロニクルを刻む
土間に射し込む光
屈折を繰り返しながら
奥の台所を照らした
大黒柱はすっかり鈍色
やや黒光りした木の腹から
無垢の香りが幽かに漂う
紛うことなき
先人の知恵や文化が
隅々にまで溢れるほど
散りばめられている
ここには、
決してインスタントでは
味わえない深いコクがある
そして、今宵も
格子から漏れ出した
暖かなオレンジ色
さあ、帰ろう ・・・ 町家へ
ラグの詩
ぬかるんで
歩みにくい道を
選んだ人ほど
くっきり
人生の轍が残る
「ラグ☆人生の歩き方」より
平坦なアスファルトを当たり障りのない運転で走行したら~ 道路には何の痕跡も残らへん ・・・
砂利道やぬかるんだ道やと、アクセル踏めば踏むほどスリップしてまう~ 下手したら身動き取れんようになる ・・・
急ブレーキや急加速はNG~ 道と自分の車の状態を見ながら、低速で滑らんように、ちょっとずつ進まなあかん ・・・
自分の手足で地面をしっかり掴んで這い進む感じかな ・・・ 通ったあとには、くっきり足跡(轍)ができる~ そう、人生も同んなじやなぁ ・・・
人生って無難に終わらせるためにあるのか?いや、違う~ どんな困難があっても、しっかり生きてる証を自分で刻む(生きてる=幸せ を実感する)べき!というお話です ✋😊
考えに考え込んで
悩みに悩み抜いて
漸く決めたキミの生き方
行き当たりばったり
その場しのぎな選択ばかり
そんなヤツらの生き方
結果、そう変わらんって
微々たる違いやったって
それって、納得いかんよなぁ
やりきれへんよなぁ
でも、
それが世間の評価やねん
評価のために考え悩んでも
大して意味ないってことやな
どこに流れ着きたいか
どこにどう着地させたいか
そんな想像力だけ持って
パパっと取捨選択する
あとは
流れに身を任せるだけ
これが
最良の生き方やないかなぁ
ラグの詩
ゴロンゴロンと
石や岩が転がってる
河川敷を目指して
愛車で川を北上してみる
街を出て何キロほど
走ったのだろうか
長閑な田園風景を幾つか過ぎ
ある山間の集落に辿り着く
キレイに整備された
広場が左前方に見えてくる
村営のグランドだろうか
ちょっと休憩に立ち寄ろう
木陰に腰を下ろし
夏には青々となるだろう
芝をゆっくり眺めていると
五月の風が頬を撫ぜた
ラグの詩
ひとりで居る時の
美味しいね は
自分の料理が旨い
って自画自賛
ふたりで居る時の
美味しいね は
キミのことが好きだよ
って愛を語ってる
みんなで居る時の
美味しいね は
みんなと居ると楽しいね
ってことやないかな
美味しいね は
ええ言葉やと思うよ
美味しいね って
素直に伝えてますか
ラグの詩
人のふり見て
我がふり直せ
これじゃ人並み
人のふり見ず
我がふり示せ
「ラグ☆人生の歩き方」より
人のふり見て我がふり直せ~ このことわざ、子どもの頃からよぉーく聞かされてきた気がします~ でも、ラグはあんまり好きやないのですが ・・・
ことわざ本来の意味を素直に取らず、他人の出方をみたり、他人の結果をみて判断したり~ そういう後出しジャンケン的な流れがあるような ・・・
結果として、後ろ指さされないようには生きていけるけど、自主性や積極性が削がれる~ 他人の目や行動を常に気にしながら、自分の意見や行動を決める ・・・
面白くない生き方やと思ってしまう~ こうした行動パターンを繰り返している人を見て、人のふり見て我がふり直せ!と自分自身を戒めてほしい ・・・
他人がどうあれ、ハッキリと自分のオリジナリティ(考えや行動)で勝負しろ~ 人のふり見ず我がふり示せ!というお話です。