ここ2、3年で
風景写真愛好家を取り巻く状況が悪くなって来ました。
どういう事かと言いますと
撮影地からの閉め出しが多く聞かれるようになった事です。
神社仏閣、特に仏閣では三脚禁止が増えています。
デジタルカメラの高性能化で高感度で手持ちで撮れるようになったから
問題はありませんが、フィルム利用者には写真が撮りにくくなっております。
また、燈花会のように広い範囲での夜のイベントが三脚禁止になっております。
これは三脚が子供に当たって怪我をさせてしまった事が原因と聞いています。
逆に三脚禁止にしたのをいい事にボランティア諸氏の横柄な態度に納得いきません。
県外から来た人で三脚禁止を知らない人もいます。
ボランティア諸氏よ、頭ごなしに怒鳴らなくても、言い方があるだろう、と。
お水取りの記者席も廃止になりました。
今は駐車場の一角に縄を張りめぐらせて、閉じ込めています。
迫力のアル写真は撮りにくくなっています。
そのうち、回廊も禁止になるかもしれません。
法隆寺など大寺院は建築物著作権とやらで、
許可なくしては使用出来なくなっています。
アマチュアは考えなくてもいいですが、
プロでは使用料を払うことによって売り上げが減ります。
それはそれで持ちつ持たれつでしょう。
金閣寺などではカメラサイズの規制もあります。
これは筆者の経験ですが、
5、6年前新雪の金閣を撮りに行った時、
ガードマンが飛んできて、大型カメラは禁止です、と言いにきました。
その時はフジカ645ZiでしたのでOKでした。
ブロニーサイズの説明ではなく、セミ判として説明したらOKが出ました。
ひょっとしたら4.5×6はダメだったかもしれません。もちろん三脚、一脚は禁止です。
今年から明日香の細川で畦道禁止の立て札がありました。
土日などは警察官が来て取締りをしています。
畦道に入って三脚を立てるので穴が開きます。
ここから水が漏れ始めますので、
特に棚田では水管理が大変です。
水田における水管理は毎日行なわれます。
毎日同じところで撮影していると、
決まった時間にお百姓さんが見に来ます。
正直に言いますが筆者も広い畦には入る事があります。
自戒を込めて収穫迄は畦道に入らない事です。
今年の九品寺ではヒガンバナが全滅でした。
このあたり今年にかけてほ場(耕地整理)が行われ、
重機が置いてあったので花の発育が悪かったのでしょう。
それにしてもカエデの下を除いて生えませんでした。
重機が置いてあったとはいえ、
少なくてもまばらには生えるだろうと思っていました。
(今、ヒガンバナの場所は葉が生えて来て、来年は花が咲きそう。
球根なので落ち着けば生育します)
この件については色々情報が入りましたので、
ここでは書けませんが、口ではなんぼでも言えます。
この寺では昨年から色々な事があって、
住職の生の言葉も人づてに入って来ています。
撮影者のマナーの悪さが原因なのは確かです。
山添村の一本杉、コンテストの写真などで有名ですが、
あまり場所を言いたがりません。
筆者はある情報から難なく探しましたが、
不吉な立て札がありました。
「農作業の妨げになるような駐車は遠慮してください」
この立て札で場所が見つけられたのですが、
いい時期になると多数の車が入るのでしょう。
このあたり営農団地が多いのですが、
立て札があるのはここだけでした。
農道上が撮影場所になるので、
閉め出しはないでしょうから、おとなしく撮りたいものです。
額井岳の麓のお寺では
あからさまに写真を撮りに来るな、
帰ってくれと言われることがあります。
まあ、たまたまでしょうが、
住職によれば声をかけてから撮るようにして下さい、と言います。
ここでのトラブルはよく聞きます。
長年行っていないのですが、
大宇陀の雲海の絶景地大蔵寺上部では
立ち入り禁止になっていると聞きます。
来年からは雲海の絶景地どころか、
境内へのカメラ持ち込みも禁止になります。
大蔵寺のHPでは
「平成24年1月1日からはカメラ持ち込みどころか、
大藏寺に立ち入りも出来ませんで写真家や写真愛好家はよくよく心得て下さい」とあります。
悪い事ばかりじゃありません。
明日香の古宮土壇です。
小墾田宮跡(おはりだのみやあと)と言われていましたが、
雷付近の遺跡が小墾田宮跡らしいので、(小治田と書いた土器が見つかった)
撮影場所は古宮土壇がいいのでしょう。
撮影場所の田んぼの持ち主が、三脚を立てられるようにと
畦道を広くしてくれている所もあります。
撮影者にとってはありがたい事です。
このように風景写真家には一部を除いて、年々撮りにくい状況が増えて来ています。
撮影者のマナー違反が規制の引き金になっているようです。
新しい場所でも発表されればカメラマンは増えます。
このブログではロケハンなどで見つけた風景は
場所はだいたいでぼやかして発表していますが、
複数人来られては困る場所は載せていません。
このまま続けて行っていいものかは悩むところです。
男は(女も)黙って一人で写真を撮るを肝に銘じて・・・。
撮影地の情報という形で3年間続けて来ましたが、
そう簡単に新しいポイントがあるわけでなく、
マンネリ化して来ました。
これを機に新しいブログを考えます。
例えばですが
二枚の写真は同じ柿の葉の紅葉です。
上はフィルターのPL効果を100%出しています。
下は半分くらいに押さえています。
上はPL効果で鮮やかに見えますが、柿の葉の持つ質感が出ていません。
こんな場合、質感の残る下の写真の方を良しとします。
上の写真を良しとする人はその限りではありません。
フィルムから 高山植物 21
ギンリョウソウ(銀竜草)
イチヤクソウ科
ギンリョウソウ 八ヶ岳
ギンリョウソウは高山植物ではありませんが
八ヶ岳の登山道の横で撮ったので紹介します。
低山でも見られますが、私が見つけたのはここだけでした。
光合成をしない腐生植物です。
「腐生植物とは種子植物の内で、植物体に光合成で自活する能力がなく、
菌類と共生して栄養素を得て生活するものを指して呼ぶ言葉である。(ウィキペディアより)」
薄暗い堆積した木の葉の中から花を咲かせます。
ユウレイソウとも言いますが、言い得て妙です。
風景写真愛好家を取り巻く状況が悪くなって来ました。
どういう事かと言いますと
撮影地からの閉め出しが多く聞かれるようになった事です。
神社仏閣、特に仏閣では三脚禁止が増えています。
デジタルカメラの高性能化で高感度で手持ちで撮れるようになったから
問題はありませんが、フィルム利用者には写真が撮りにくくなっております。
また、燈花会のように広い範囲での夜のイベントが三脚禁止になっております。
これは三脚が子供に当たって怪我をさせてしまった事が原因と聞いています。
逆に三脚禁止にしたのをいい事にボランティア諸氏の横柄な態度に納得いきません。
県外から来た人で三脚禁止を知らない人もいます。
ボランティア諸氏よ、頭ごなしに怒鳴らなくても、言い方があるだろう、と。
お水取りの記者席も廃止になりました。
今は駐車場の一角に縄を張りめぐらせて、閉じ込めています。
迫力のアル写真は撮りにくくなっています。
そのうち、回廊も禁止になるかもしれません。
法隆寺など大寺院は建築物著作権とやらで、
許可なくしては使用出来なくなっています。
アマチュアは考えなくてもいいですが、
プロでは使用料を払うことによって売り上げが減ります。
それはそれで持ちつ持たれつでしょう。
金閣寺などではカメラサイズの規制もあります。
これは筆者の経験ですが、
5、6年前新雪の金閣を撮りに行った時、
ガードマンが飛んできて、大型カメラは禁止です、と言いにきました。
その時はフジカ645ZiでしたのでOKでした。
ブロニーサイズの説明ではなく、セミ判として説明したらOKが出ました。
ひょっとしたら4.5×6はダメだったかもしれません。もちろん三脚、一脚は禁止です。
今年から明日香の細川で畦道禁止の立て札がありました。
土日などは警察官が来て取締りをしています。
畦道に入って三脚を立てるので穴が開きます。
ここから水が漏れ始めますので、
特に棚田では水管理が大変です。
水田における水管理は毎日行なわれます。
毎日同じところで撮影していると、
決まった時間にお百姓さんが見に来ます。
正直に言いますが筆者も広い畦には入る事があります。
自戒を込めて収穫迄は畦道に入らない事です。
今年の九品寺ではヒガンバナが全滅でした。
このあたり今年にかけてほ場(耕地整理)が行われ、
重機が置いてあったので花の発育が悪かったのでしょう。
それにしてもカエデの下を除いて生えませんでした。
重機が置いてあったとはいえ、
少なくてもまばらには生えるだろうと思っていました。
(今、ヒガンバナの場所は葉が生えて来て、来年は花が咲きそう。
球根なので落ち着けば生育します)
この件については色々情報が入りましたので、
ここでは書けませんが、口ではなんぼでも言えます。
この寺では昨年から色々な事があって、
住職の生の言葉も人づてに入って来ています。
撮影者のマナーの悪さが原因なのは確かです。
山添村の一本杉、コンテストの写真などで有名ですが、
あまり場所を言いたがりません。
筆者はある情報から難なく探しましたが、
不吉な立て札がありました。
「農作業の妨げになるような駐車は遠慮してください」
この立て札で場所が見つけられたのですが、
いい時期になると多数の車が入るのでしょう。
このあたり営農団地が多いのですが、
立て札があるのはここだけでした。
農道上が撮影場所になるので、
閉め出しはないでしょうから、おとなしく撮りたいものです。
額井岳の麓のお寺では
あからさまに写真を撮りに来るな、
帰ってくれと言われることがあります。
まあ、たまたまでしょうが、
住職によれば声をかけてから撮るようにして下さい、と言います。
ここでのトラブルはよく聞きます。
長年行っていないのですが、
大宇陀の雲海の絶景地大蔵寺上部では
立ち入り禁止になっていると聞きます。
来年からは雲海の絶景地どころか、
境内へのカメラ持ち込みも禁止になります。
大蔵寺のHPでは
「平成24年1月1日からはカメラ持ち込みどころか、
大藏寺に立ち入りも出来ませんで写真家や写真愛好家はよくよく心得て下さい」とあります。
悪い事ばかりじゃありません。
明日香の古宮土壇です。
小墾田宮跡(おはりだのみやあと)と言われていましたが、
雷付近の遺跡が小墾田宮跡らしいので、(小治田と書いた土器が見つかった)
撮影場所は古宮土壇がいいのでしょう。
撮影場所の田んぼの持ち主が、三脚を立てられるようにと
畦道を広くしてくれている所もあります。
撮影者にとってはありがたい事です。
このように風景写真家には一部を除いて、年々撮りにくい状況が増えて来ています。
撮影者のマナー違反が規制の引き金になっているようです。
新しい場所でも発表されればカメラマンは増えます。
このブログではロケハンなどで見つけた風景は
場所はだいたいでぼやかして発表していますが、
複数人来られては困る場所は載せていません。
このまま続けて行っていいものかは悩むところです。
男は(女も)黙って一人で写真を撮るを肝に銘じて・・・。
撮影地の情報という形で3年間続けて来ましたが、
そう簡単に新しいポイントがあるわけでなく、
マンネリ化して来ました。
これを機に新しいブログを考えます。
例えばですが
二枚の写真は同じ柿の葉の紅葉です。
上はフィルターのPL効果を100%出しています。
下は半分くらいに押さえています。
上はPL効果で鮮やかに見えますが、柿の葉の持つ質感が出ていません。
こんな場合、質感の残る下の写真の方を良しとします。
上の写真を良しとする人はその限りではありません。
フィルムから 高山植物 21
ギンリョウソウ(銀竜草)
イチヤクソウ科
ギンリョウソウ 八ヶ岳
ギンリョウソウは高山植物ではありませんが
八ヶ岳の登山道の横で撮ったので紹介します。
低山でも見られますが、私が見つけたのはここだけでした。
光合成をしない腐生植物です。
「腐生植物とは種子植物の内で、植物体に光合成で自活する能力がなく、
菌類と共生して栄養素を得て生活するものを指して呼ぶ言葉である。(ウィキペディアより)」
薄暗い堆積した木の葉の中から花を咲かせます。
ユウレイソウとも言いますが、言い得て妙です。
しかも分別が出来るはずの大人が分別できない、いや、しようとしない。
(自分自身に自戒を込めてます)
古宮や永久寺跡は例外中の例外でしょうね。
榛原の例のお寺は、昨年は撮影禁止でした。
ご住職にお願いして撮らせて頂きましたけど・・・。
話は変わりますが鉄道ファン(撮り鉄)も酷いですね。
そのうち駅構内では撮影禁止になるかも。
YouTubeを見ていたら罵声合戦がすごいです。
こんなのを見ていたら写真を辞めようかと思います。
一生の趣味に出来ると思っていたのに・・・。
この問題は、カメラのみに限らず、日本の文化の変遷の中でいろいろあったと思います。
特に近代の工業発展のなかで、自転車や自動車の登場、ラジカセやウオークマンの登場、ピアノの普及、そしてデジカメと並んで現代を象徴する携帯電話、もうスマートフォンですか・・・
いずれも民衆の生活に受け入れられることで多くのトラブル(中には殺人事件に発展したものも)が起こりました。
しかし、根本的な解決がないままにも、日常生活に密着し、必需品&嗜好品の別なく愛用されています。
カメラブームもそんなように、いろんなトラブルと向き合いながら落ち着いていくのではと思っています。
↑ 「rato-yamato さん」 そう悲観しないでください。
>一生の趣味に出来ると思っていたのに・・・。
そのうち落ち着きますよ。 お若いから大丈夫 (^ ^
和尚さん、それと最近の登山ブーム・・・
「山ガール」なんてもてはやされているのが心配ですね。
以前より風景写真を長きに渡り愛されておられ
とくに、フイルム全盛からの愛好家の方々
マナーを守りながら、撮影地を大切にされ、地元
の方とも交流されてきた愛好家の方々
この文章読ませて頂き、つい最近、デジタルで
久しぶりに、(風景は初です)復活した私には
心に突き刺さる思いでまた改めて考えさせて頂く事ができ、そして反省しなければならない事もあるかと思います、
これからも大和路を中心に風景撮影を
愛して行きたいです、そして今の思いを肝に命じて
楽しんで行きたく思いました。
追伸、
和尚さんこれからも、大和路の情景
見せて頂きたいですわ、
もちろん事故等にも気よつけて、です。
弱気にならないで下さい。
ここ数年の流れをまとめただけですから。
450人の読者が読んでくれて、少しでも考えてくれたらいいなーと思って書いただけです。
鉄撮りですが、私のブログの2008年3月15日を見てください。
罵声合戦の現場にいても写真は続けています、私は。
どう言う訳か、何となく落ち着きますね。
山ガールは六甲で見ました。
初めは野外ファッションショーかな、と思ったぐらいです。
これも一過性のはやりでしょう。
あれじゃー地べたにへたり込めないですね。
どうのこうの言っても写真は続けますからご安心を。
場所はいつでも聞いて下さい。
takagi1218@mail.goo.ne.jp
最近写真を始めてデジタルしか知らない私達の世代にとって、撮影場所が少なくなるのは残念でなりません。
よく目にするのは、年配の凄く高級であろう機材をお持ちの方々です。
携帯で撮っている若い子に怒鳴す姿も・・・
その後自慢げな顔に腹立たしささえ覚えた事もあります。
若い人ほどマナーを守っているような気がするのは私だけでしょうか?
しかし、夢中になると周りが見えなくなる事もあるでしょうし、改めて私も気を付けなくてはと思いました。
山ガール
あれはあれで、ちゃんんと作られていますので、地べたにへたり込んでも大丈夫ですよ。
本格的な登山はあんな格好で行きませんから
ご安心ください。
以前にも書きましたが、マナーの悪さは年配の男、カメラクラブの年配女性の方、初めて来る遠方の方が目立ちますが、若い人はマナーが良いです。
私のカメラなんて誰も振り向いてくれません。(N社のD80)
だからいい作品が撮れるものと思っておりますよ。
今後もよろしくお願い致します。
撮影場所ではそっと近寄ってパシャとシャッターを切って
じゃまにならないようにすごすごと立ち去っているものにとって、
他のカメラマンさん達は驚異です。
私にもう少し強い心があったら、貧困生活も解消されたのじゃないか
と思ったりしますが…、それはないでしょう。
和尚さんの根の良さには敬服いたします。
怪しげ?なお姿に、また何処かで遭遇するかも知れませんね。
またまた大和路のレポートお願いします。
あ、山ガール?、大山でも見かけましたね。
おねえちゃんが山に行くのはいいんでないですか、
まあ、おばちゃんでも…。
まだ山をやっていた頃は大和路のかわり信州にや富士に行っていました。行かなくなって6年、なつかしい想いで見ています。
怪しげ?なお姿に・・・見えますかね、普通だと思っていますワ。
山添村、柿がたくさん残っています。例の場所のすぐ上手にいい柿があります。(4日のブログ)