第95回夏の甲子園大会は3回戦の残り4試合が行われました。いずれも大差の試合で、千葉県代表の木更津総合は富山第一に0対8で完敗しました。木更津先発の笈川投手に力みが出たのか、コントロールが定まらず、2回戦で見せた低めに落ち込むスライダーが生きません。打線も富山の宮本投手の140キロを越えるストレートに、縦に落ちるスライダーをからめた投球に最後まで翻弄されました。これでベスト8が出揃いましたが、関東勢は茨城の常総学院と、群馬の前橋育英が残りました。しかし準々決勝で関東同士の対決と決まりました。他に東北が2校、九州が1校、四国が2校、そして北陸が1校です。公立校も徳島の鳴門が残っています。東北が2校残るのは85回大会の宮城の東北高校(ダルビッシュ投手がいた)と、青森の光星学院以来10年ぶりです。