9月19日(水)一般質問の日、出社後は早々に議会へ。私の一般質問の概要は以下の通りです。
『一般質問概要』
1)公共資産の老朽化対策について
●高度成長時代から各自治体は公共施設を多数建設。裕福だった高砂市も同様に公共施設を建設したが、それらが今後一斉に更新の時期をむかえている。
●姫路市では公共施設の維持管理に今後40年で7780億円が必要と試算。高砂市は?
●まだ試算はされていないと思うが、今後40年で1000億円位=年間25億円位は必要との試算になると見込む。
●高砂市は今後の事業としても治水対策、JR曽根駅周辺整備、図書館建設計画、福祉交流センター等々多数市民念願の事業をかかえ、やらなければならないことだらけ。
●財政規模からこれ程の費用は使用できず「選択と集中」になる為、市民に実態の説明が必要
●他市が実施している「資産白書」的な全体像を示したデータを早急に作成し、開示すべきである。
以上のことについて考えを聞かせて欲しい。
2)公共交通(コミニティーバス)の見直しについて
●コミニティーバスの運行見直しを平成25年度4月実施目標に進めているがその目的は?
●現在どこまで見直しが進んでいるか?
●見直しでの目標乗車数は?
上記1)2)について、市長、副市長、担当部長よりご答弁を頂いた概要は
「資産白書となるかどうかは分からないが、そういった資料は“しかるべき”タイミングで作成の上、開示したい」とのこと。
コミニティーバスについては、「駅を結ぶことを前提に工夫し現在の乗車数11万人を13万人にしたい。」とのこと。
最終の私の結びは「予算があれば、コミニティーバスにしろ、様々な公共サービスは多くあった方がよい。しかし、これからは益々市民に“あれもこれも”から“あれかこれか”を説明し、理解を得ないといけない時代になる。是非とも今後現行同等公共サービスを提供する場合に必要な費用等を示した資料を作成し、開示願いたい」とした。
行政当局としては、資料の開示は、数字の一人歩きをまねき、市民には我慢を求め、希望をなくすためか、しっかりとした対策が出来上がってからの開示を考えている様です。
それはそれで、理解の出来る話ではありますが、それなりのタイミングでは開示していくことは非常に重要なことと考えます。
市長から「しかるべきタイミング」との答弁を頂き、再質問で「残り3年半の任期中には大丈夫か?」と尋ねた所、「任期中には公表する」とのこと。
「選択と集中」のスタート台にたち、新たな思考で希望ある施策の選択を議論できればと思います。