4月26日(水)、朝は通常通り会社に出勤。1件打ち合わせを済ませて議会へ。その後は午後からの東播懇話会での講演を聞くために会場である加古川プラザホテルに移動。講演前の会場の様子(↓)
講演者は元総務大臣&元鳥取県知事であられる片山善博氏。テーマは「真の『地方創生』を進めるために」。
同氏は岡山県生まれで岡山で育ち、東京大学卒業後自治省に入省。その後、鳥取県に2度派遣されて仕事をした後、知事としてお仕事をされた様なのですが、昨日のお話の要諦は「現在霞が関で働く官僚の多くは東京生まれの東京育ち。そういった人間には地方の事は実感として理解がされていないにも関わらず、東京で地方の政策を考えている。地方創生が上滑りしているのはそのため」とのことであった。
かつて総務大臣の時に非常に驚いたお話として、部下の若手官僚と田舎に出かけた際、冗談で稲を指さして「これ何かわかる?」と質問した所その部下は知らなかったとのこと!
この例は極端だとは思うのですが、現実の一端を物語る事実で、地方の事を知らず、また地方の現場で何が必要なのか、それが把握されずに、成果だけを早急に求めて「プレミアム商品券」や「ふるさと納税」等地方創生政策が行われているとのお話でした。
対策としては、地方の人が声を発し、議会含む様々な地方の場で真剣に議論し、東京(中央官僚)の政策が自分たちの街に本当に妥当かどうかを検証しないといけないとのお話でありました。
「中央のすることは正しい」的な発想が覆いつくす自分の頭には有意義な講演であり、考えさせられる内容でした。
さあ、足元で何が起こっているか、現場には何が必要なのか、しっかり情報をキャッチすべく、今日も頑張りたいと思います(with smile)