風と僕の歩調

釣りが好きで、台所に立つ事が好きで、音楽が好きで、毎日の暮らしの中で感じたことを僕の言葉で綴ります

かすかな、揺らぎ

2011年05月29日 | 
かすかな、揺らぎ


グラスを傾ける 琥珀色の生き物飲み干せば 氷が囁く

君はうなだれて 自分の爪を見てる。マニキュアが 色褪せて見える

二人の軌跡は 今
足音忍ばせて 引き返せないことに
気づき始めている

心はなれて 空しさが 渦巻く中、今夜君を 抱けない
残り火だけが かすかに揺れてるけれど
今夜 君を抱けない

静止画面の中に もう通うことのない心が向かい合っている

デジタル時計の 淡いブルーだけが誰かに瞬きしている

答えなんてないのに 二人で捜してた
素直な心隠し 幻追ってた

視線をそらした 君に
今さらやさしい言葉さえ 
もう 辛くなるだけ

甘い夏の夜のガラス細工の恋なら
傷つくこともないのに
 

コートを手にした君の背中が震えてる
もう 君を抱けない…
ドアの締まる音、遠ざかるヒールの音

残り火だけが 揺れてる





台風二号は温帯低気圧に変わりました。
一日中降り続いた雨の日に、遠い昔の歌を思い出しました。
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ハルの季節

2011年04月10日 | 
ハルの季節

緑の季節が
コートを奪い去って
きっとあとはきっと
きっかけを待つだけ

春になって悲しそうな
彼女が気になる
下北から春の風が
乗り込んで来たよ

初めて話した
倒れた傘を拾って

まるでなくした切符
すぐには見つからない

ポケットの中探るように
言葉探すけど
下北から先の駅は
もう止まらないよ

忘れかけた恋のような
彼女が気になる
下北から先の駅は
もう止まらないよ

      (正やん)



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君はベージュ

2011年03月25日 | 
君はベージュ


あの頃のままに 僕は空に浮かぶ雲
君は風の湖
何気ないことで
さざ波のように 心をそば立たせる
鏡のような湖に 映る山の端を
幻だと思わずに ここまで来たのに

夕暮れのホテル燈る明かり見るだけで
孤独という荷を解く
人恋しいのも 一人になりたいもの
全部 君のせいさ
誰にも負けない気持ちと
安らぎの中で
二人が終わることの方が
恥かしくないか・・

潔癖なことで
自分を苦しめるなんて
君はベージュのようだね
目立たないように
ふさわしくあるように
なだめているばかり

派手だったり くすんでたり
アジサイの色が 
いつの間にか変わることも
当たり前のこと

なにもあげられないけど
僕の手のひらに
掬えるだけのシアワセで
それだけでいいなら

あの頃のままに
僕はここにいるのに

      正やん
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佐野元春さんのサイトに

2011年03月19日 | 

それを「希望」と名づけよう

何度も読み返してみました。
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冬の地下鉄

2011年03月07日 | 
冬の地下鉄


都会の朝の吐息が 
窓を曇らすwo‐冬の地下鉄
君の声が聞こえて 振り向いても
寄せる人波 あの頃 許せなかった街に
今は一人流されて

このまま大人になる 
あの日何を信じたの
君と共に過ごした季節の輝きだったのか

毎日GRAYの景色が
窓を流れるWo-こんな時代に
君の肩を抱いたり悲しませたり
夢を見ただけ
ホームで誰の目も気にせず喧嘩もした
あの頃なら

過ぎ行く時の中で
君が僕と違うわけをどんな言葉
どんな言い訳も
解き明かしてはくれない

時代に逆らえば 
羽根のように傷ついた
若さという なんて無防備な
キラメキ抱きしめて

このまま大人になる 
あの日何を信じたの   
何もかもが二度と戻れない 
輝きだったのか

都会の朝の階段 駆け登ればWo‐
もう春の香り

            (正やん)

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一度聴いて掴まれたシリーズ『あきちゃんの横顔 』 ウイークエンド 

2011年02月15日 | 
あきちゃんの横顔
作詞 吉田真由美
作曲 山本厚太郎
唄 ウイークエンド


夏もまだ 若い頃
夜はすっかり静まって
待ち合わせしたのは 熊野橋だったね

あの子は黄色いサンダルで 僕はかかとを踏んでズック靴

行きたいところなんてないんだけれど
じっとしてると 誰かに見つかってしまいそう

土手の道 素足で草にのって
二人並んで ひんやり夜の露


話したいことは いっぱいあるんだけれど
流れの音ばかり 大きくて
僕の声なんか聞こえないみたい

綺麗だな あきちゃんの横顔

綺麗だったな あきちゃんの横顔



僕は、熊野橋じゃなくて『はとり幼稚園』の角でした。


ウイークエンドは『岬めぐり』が有名ですが、


ファーストアルバムの最後の曲『あきちゃんの横顔 』
(さわりだけ見つけました)

過去形になってしまった詩の終わりに、思わずこみ上げてきたんだよね。
中2だったっけかな・・・。



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故郷の風

2011年02月09日 | 
夏は幼い頃 窓開けて
手が届きそうな星空見上げて・・・

冬の夜には
けがれのない 白い天使達が
空から降りてくる
そこで二人は育った

君を傷つけた ボクだけが
君の心を癒せると気がついたとき

二人が出会って
心が動いて
いくつもの季節を
過ごしてきた今日まで


久しぶりの休みに帰る
いつもの道のりが短く感じて

高速下りて広がる緑の
変わらぬ町並みに
あの頃の夏を探した

離れて暮らしてきたけど
あなた達のやさしさとぬくもりは
忘れなかった

ふるさとの空と透き通る風を
小さな二人は、同じ心で見ていた

小さな二人は、同じ心で見ていた   (風と僕)

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結婚式の唄 『ありがとうと残して』 

2011年01月29日 | 
『ありがとうと残して』 

二つの心で 作り上げた色で
白いキャンパスに ありがとうと残して

今日まで育ててくれた 四つの心と
辛い時 切ない時 そばにいてくれた友達に

あなたと出会うために きっとボクは生まれてきた
あなたを守るためにずっと 生きてゆく

ありがとう ありがとう
いつまでもありがとう


歩き始めた幼い頃に
初めて見た海の青さと大きさを
あなた達は 覚えてる?

澄んだ瞳で お互い見つめあって
今日のこの日の気持ちを いつまでも忘れないで

あなたと出会うために きっとボクは生まれてきた
あなたを守るためにずっと 生きてゆく

ありがとう ありがとう
いつまでもありがとう

                 詩・唄 『風と僕』
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バラード特集 「幼い日に」 南こうせつ

2010年09月02日 | 
「幼い日に」 南こうせつ


石ころだらけの この道を
まっすぐ歩いて行くと
親戚のおばさんの家
僕の足音と蝉の声が
遠く夏の空にこだまする

去年の夏までは 兄ちゃんと来たけれど
一人でここまで来たのははじめて

風に揺れてる稲の陰から
かすかに見えて来た
やさしいおばさんの家
今年も大きなスイカを食べられる
赤色かな黄色かな さあ急ごう

去年の夏までは 兄ちゃんと来たけれど
一人でここまで来たのははじめて

大きな木の下で汗をふけば
母ちゃんにもらってきた
ハンカチがまぶしい
向こうから手を振る 向こうから声がする
昔と同じ元気なおばさんの声

去年の夏までは 兄ちゃんと来たけれど

一人でここまで来たのははじめて

一人でここまで来たのははじめて

一人でここまで来たのははじめて



こうせつおいちゃんは、今、おいちゃんですが、
確か30数年前もおいちゃんでしたね


この歌を聴くと、青い空が浮かんできます。

まだまだこの暑さ続きそうです。

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『堤防のある町』  伊勢正三

2010年08月10日 | 

堤防のある町  伊勢正三


さざ波が光る陽射しの中で
あの頃の夏を捜した
堤防にもたれたら
海が見えないだろう
せっかく帰ってきたのに

吹く風に止まるカモメのように
僕はまだこの町にいて
まるで木の葉が波にのまれてしまうような
都会で傷ついた君と

時が戻りそうで
夏が終わるまでの
ほんのひとときだけの
季節にまた出会っただけの 二人

海沿いのちっぽけなストア
陽にやけたあの日の二人
スパイクを持った君と
僕はまだユニフォーム
帰りにパンをかじった

君がかわりそうで
綺麗になりそうで
ずっとそばにいなけりゃ
言葉もかわってゆくだけの 二人

時が流れそうで
夏が終わりそうで
ほんのひとときだけの
季節にまた出会っただけの 二人

君がかわりそうで
綺麗になりそうで
ずっとそばにいなけりゃ
言葉もかわってゆくだけの 二人




甘酸っぱい夏の風景が浮かびます。
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