先日、元会社の先輩と昼飲みをしてきました。
30代、40代、共に管理職者の立場で互いに悩みを共有し助け合い、
乗り越えて来た戦友でもあります。
そして、引退した後の数少ない飲み仲間。
居酒屋では無くて、東所沢さくらタウンにある「角川食堂」で
ビュッフェスタイルのランチビール
遠く奥武蔵の山々を眺めながらあっという間の90分でした。
いつもはダラダラと飲む爺さん二人ですが、
名残惜しむように別れ、帰りに四合瓶の日本酒をお土産に頂いたのです。
昼飲みは少量でも効きます。
家に帰ると小一時間ソファーでうたた寝した後、
パートから帰って来るシロクマ君に合わせ夕食の準備です。
そうだ!今日は日本酒を頂いたから和のテーストの献立としよう
心はワクワク「大根の煮物」、「鯖焼き大根おろし」をイメージしながら
さて、どんな銘柄の日本酒だろう!と、
舌なめずりしながら、部屋の中を見渡すと、
あれ?
どこ置いた?
無いぞ?
あれ?と言いながらウロウロしても無いものは無い。
どこを探しても無いのです。
そして、頭の中を時計の針を戻すように回想したところ
武蔵野線の電車の棚に置き忘れた事に気が付きました
夕食待ちのシロクマ君を置き去りにしたまま最寄り駅の「忘れ物センター」へ。
乗った時間、乗車位置を説明したところ、
駅員さんが「該当しそうな忘れ物が府中本町にありそうですね」との事。
「日本酒の銘柄は何ですか」と聞いて来たのです。
分かりません!帰り際に渡されたものですからと答えると、
「その方に聞く訳にいきませんか?」
「もし違ってもそれだ!って言われて別の方の日本酒かも知れませんから」
おいおい、ほぼ同じ時間帯の同じ車両で日本酒を忘れる奴が何人かいるのかい!と、思いつつ。
あの温厚な先輩の笑顔を思い浮かべながら、
実は、電車の中に頂いた日本酒忘れちゃってね!
銘柄何ですか?って聞けないでしょと駅員さんに。
それもそうですねえと理解してくださり、
その日本酒の銘柄は「佐久の花」との事。
感じの良い駅員さんと意気投合し忘れ物番号と府中本町の忘れ物センターの場所を丁寧に教えて頂いたのです。
日本酒の無い鯖焼きを食べた後、
正直に先輩に電話をしました。
笑いながら「佐久の花」との事。
昼間の続きで暫し話に花が咲きました
そして、三日後の土曜日、
やっと我が家に到着したのです。
忘れ物センターで熟成されたので、とっても美味しい日本酒でした。
この場を借りてありがとうございました