いつも、鞄の中には単行本が入っているのですが、
読み終わったばかりもあって、早速BOOKOFFへ調達してきました。
なぜか、自分の本購買欲は給料日前と重なります。
なぜ、そんな事を覚えているかと申しますと、
給料入ったらこの本買おうとか、この本もあの本もまとめて買っちゃおうとか、
いつも考えている事を思い出すからです。で、まとめて買った試しがないのさ。
CDの場合もそうなんだよね。
僕の小遣いはビールの泡の如し・・・。
いつも、飲み代に消えて行くのさ
で、財布ではなく小銭入れの中から105円を出して購入したのが、
浅倉卓弥 「四日間の奇蹟」
僕の嗜好としましては、ノンフィクションとか、ビジネス書も読みますが、
『この物語はフィクションです。実在する人物、団体等とは一切関わりありません』と、
読み終わると巻末に必ず記してある本。
俗に、物語、作り話、小説とか好きなのです。
別にさ、現実逃避が強いわけでも無いけどさ。
単純にストーリーを追うのではなく、登場人物の顔、発する声、ページを重ねる度に景色や音、大袈裟に言うとそこに流れる空気や匂いまで空想してしまうのです。
想像力旺盛なのさ。
話は、脱線するけど、昔、東横線のつり革につかまりながら読書に没頭していました。
その時の情景は、アフリカの港町で、灼熱の太陽が降り注ぐなか、積荷を下ろす黒人人夫たちのシーンでした。
僕の頭の中では、淀んだ空気の中、港町独特の潮の匂いや男どもの体臭まで感じ取っていたのです。
すると、本当に汗というかワキガというか現実に嗅覚が働いて、ふと振り返ると、
そこには、本物の黒人が僕の後ろに立っていたのです。
振り向きざま「わあっ~」と大声を出してしまいました。
その黒人の方も驚いておられました。
確か、谷恒生の『喜望峰』だったけかな。
本当の話です。
話は元にもどりますよ。
『四日間の奇蹟』2日で読み終わりました。
ストーリーは、
ピアニストとして夢閉ざされた青年と、両親を失った知的障害の少女、療養センターで働く薄幸の女性が関わる4日間、共に自分の人生を見つめ直していく物語です。
105円でイマジネーションの世界を楽しませていただきました。
この本の事ブログで書こうと調べてみると、映画にもなったのね。
ちょっと気になるな・・・。
午後借りて来ようかな