訛った身体を奮い立たせ、寒いけど急遽、山に登ろうと相成りました。
暮れにモンベルで購入したリュックが
いつ行くのさ?ずっとここにいるの?と聞いて来たからです。
飾ってあるだけでは申し訳ないと、いろいろ詰め込んでいざ「陣馬山」へ。
写真でしか見たことのない、あの白い馬のオブジェを生で拝見したかったのです。
今年初の山歩きは軽めに行こうと、高尾駅からバスで陣馬高原下で降り往復の予定でした。
高尾駅に到着すると、何故か登山客の流れに乗って京王線の改札を通り抜け、
高尾山口に足が向いておりました
発車のベルと同時に我に返りまして、
高尾山じゃない!陣馬山だ!と間一髪慌てて飛び降りたのです。
何をボケているのでしょうか。
今思えばそこから歯車が狂い始めたのです。
北口①番乗り場から、多くの登山客を乗せた陣馬高原下行のバスが、
まるで手を振るように遠のいて行きました。
空っぽになった①番の時刻表を、太川さんの様に眺めると一時間後
ふと見ると②番乗り場から「小仏」行のバスに多くの登山客が今まさに乗り込もうとしておりました。
どうしよう。
小仏から登るか、待つか!
即断即決を迫られるまさにこの時、僕は、もよおして来たのです。
比較的のんびり家を出た今日は、一時間の待ちは命取りになりかねぬと、
お腹をぐっと引き締めバスに乗り込みました。
バスに乗り込みまず最初に取った行動は、
この辺りの山を知り尽くした友人にメールをしたのです。
その後、返信の無いまま立て続けに、
僕は、「ある」の返信に今日一日の幸せを感じ取りました。
山登りはもうどうでもよい!
「ある」にとっても感動したのです。
小仏のバス停を降りると、後光を差したトイレがありました
トイレから出ると、
満面の笑顔で、呆れているシロクマ君に言いました!
「よし!登ろう!」
つづく。