風と僕の歩調

釣りが好きで、台所に立つ事が好きで、音楽が好きで、毎日の暮らしの中で感じたことを僕の言葉で綴ります

「謹賀新年」新しい年の始まりです!

2013年01月01日 | 日記
明けましておめでとうございます。

大晦日は、子供たちの夜更かしに付き合う事もなくさっさと眠りに落ちてしまいました。

ちょっと前までは、「除夜の鐘打ちに行こう」とか、「初日の出見に行こう」とかね、
能動的に計画を経てていたものでしたが・・・。

この歳になると一年の終わりと一年の始まりをテレビの番組で認識するだけで、
普段通りの時間が一様に過ぎていくのです。

とは、いいつつ
早々に郵便ポストに出向いて年賀状に目を通しました。

そこで、目にとまった虫眼鏡で見ないと読めないほどの小さな文字で埋め尽くされた一枚の賀状。
人生の先輩からの年賀状を拝読しまして感銘を受けたのでご紹介しましょう。

さて、今から入力開始です。


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大晦日の夜、路地裏の小さなカウンターで一人の老人が
バーボンを傾けながら
運悪く隣に座った若者をつかまえて話しかけていた

おい若者俺の顔をよ~くみてみろ
人生長くい生きてくりゃ顔中皺だらけだ
俺の顔の一本一本の皺が俺の人生そのものよ
皺の数が俺の勲章みてえなもんだ
いろんなことあったけどな、いいことなんて片手であまるし
嫌なことなんて両手でもたりねぇ、なんて
昔の唄の歌詞のようなこと言いながら
酔いつぶれて寝てしまった

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確かにこの老人の言っていることは
間違ってないかもしれないが
全ては終わってしまった過去のこと
昔はよかったの話はその時は楽しいけど
そこからは何も生まれてこない
大切なのはこれからなんだ
これからどこに向かって歩いて行くのか
明日は何をするのか
今から何を始めるかが大切なんだ

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難しいことをいうつもりはないけれど
誰だって生れて来たことには大きな意味がある
新しい命のまわりはいつだって笑顔でいっぱいだし
人はみんな同じように人を幸せにする力を握りしめて生まれてくるものだ

~中略~

生まれて来た意味はなんなのか
生まれて来たのは大切な人に巡り会うため
生きて行くのはなぜなのか
生きて行くのは大切な人に笑顔を見せてもらうため
決して自分だけが笑顔になることではない
好きな人の笑顔を見ている以上の幸せなんてありはしないのだ

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どっかの国の政権が交代しても
その隣の国に初の女性大統領が誕生しても
マヤ歴の暦が終わって新しい時代がはじまったって
大切な人に笑顔が生まれる訳じゃない
大切な人に笑顔をプレゼントできるのは自分しかいないんだ
自分だけが持っている力を信じよう
一人が一人に幸せをプレゼントすれば
どんどん幸せは広がっていく
笑顔スパイラルになれば
無限に笑顔と幸せは世界中に広がっていくものだ

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酔いつぶれて眠っている老人の横で
若者が小さな紙切れを置いて店を出て行った
紙切れには一言「誕生日おめでとう」とだけ書いてあった

この国ではお正月はみんなの誕生日
目が覚めれば新しい人生の始まりだ
元旦はみんな一緒に一つ歳をとるみんなの誕生日なのだ
昨日までの過去の自分ではなく
生まれ変わって新しい人生のはじまりだ

まだまだ復興途中の東北の人たち
天使から小悪魔や怪獣に
そして今や三体合体ロボットに変身中の孫たちに
そして心から大切に思っている人に
今の自分が出来ることからはじめよう
ひとつでも笑顔をプレゼントできるよう頑張っていこう

今日はみんなの誕生日に乾パ~イ!

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コメント (10)
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