82歳からの旅

私の記録

 『人間にとって成熟とは何か』 曾野綾子著作 その2

2013年11月26日 06時56分44秒 | 心に栄養を
             11月26日火曜日   
 引用文「この高齢妊娠と出産の記録は、野田氏のパートナーで、赤ちゃんの生物学上のお父さんが提案されたもので、2012年1月、フジテレビのドキュメンタリー番組、「私は母になりたかった~野田聖子 愛するわが子との411日~」として放送され、話題を呼んだ。

 私はその番組を見なかったのだが、インタビュー記事は「婦人公論5月7日号」に掲載されたものである。……略……」 ……省略…… 

 野田氏は社会に問題を提起したというわけである。真輝ちゃんに勇気をもらったというフアンレターも、番組後たくさん寄せられた。「野田総理よりもはるかに国民に貢献していると、母は誇りに思う。(笑い)なのだそうだ。 ……略……

 然し野田氏のインタビュ-の中に、私はどうしても違和感が残る言葉があった。インタビュアーは、費用はどうして出したのか、と当然の質問をしている。

 誰もが基本的に持つ疑問だ。それに対して野田氏は、「えツ費用ですか。…略…生まれてからの息子の医療費は,医療制度に支えられています。高額医療は国が助けてくれるので、みなさんも,もしもの時は安心してください。国会議員の子供だから特別というのでは、まったくないのです」 ……略……

 野田氏は、高額医療は誰に対しても国が与えてくれるもので、決して国会議員の特権ではない、という点にまで触れている。

 しかし私はまずこの点にびっくりしたのだ。今時高額な医療費が国会議員の家族にだけ払われるというような発想をする人がいるかもしれない。と考えることが、私には全くなかったのだが、野田氏の思考の中には、まだこういう旧態依然とした特権階級意識があることに驚いたのだ。

 しかしこれは恐らく周囲の人の中に、この手の質問をする人がいたか、いるに違いないという予測のもとに口にされたのだろう。

 しかし違和感はそれだけではない。この野田氏の言葉は、重要な点に触れていない。それは、自分の息子が、こんな高額医療を、国民の負担において受けさせてもらっていることに対する、一抹の申し訳なさ、か、感謝が全くない点である。 以下省略

 もう一度、明らかにしておかねばならないのは、私は野田氏の子供さんに高額医療を受けさせるのはいけない、と言っているのではない。400日を超す入院と、7度を超す手術の実費がいくらになるのか私には全くわからないけれど、アメリカなら億を超す費用だろうと言う人もいる。……省略…… 
 
 私は、曾野綾子氏の忌憚のない此の意見は、どこから来ているのだろうと「其れは曾野綾子氏が自分の金で恵まれない子供達を救う為に活動している。」ことが支えているのだろうと思うのです。 

 以上ですが、省略した部分が多い為に曾野氏の真意を伝えることは出来ませんので……詳しくは本を読んで下さい……

             



      
コメント (2)
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