どうやら筆者には理系よりも文系の才能のほうがあるようで、とりわけ言語能力が比較的すぐれている気がする。試験勉強をしているときのゴロ合わせの作成能力の高さにラウンジで重宝されている(笑)。ちょうど今も、これのゴロ合わせを作ってくれと部屋にたずねてくる奴がいるほどなのである。しかし、そのゴロ合わせの8割が下ネタなのだけれども(笑)。医大生・たきいです。
テスト期間だからか普段勉強してないやつが緊張した面持ちで勉強していると思いきや、手元にあったのは自動車学校の教習本であった。テスト準備期間で授業がないのをいいことに皆こぞって免許センターに免許を取りに行っているらしい(笑)。卒検に2回落ちたという愛すべき間抜けな友が学科試験落ちたりして渾身の笑いを取りにきてくれないかと密かに期待していたのだが、彼は空気が読めていなかったようだ。熊本、佐賀、千葉のみなさん免許取得おめでとうございました。早く車に乗せてください。
明日免許を取ってこようとかいうのが、愛媛と埼玉の男なのだが、住民票を取りに市役所まで車出しを頼まれた。人間、支えあって生きているものである。筆者がまだ車を持ってきていなかったころ、年金の手続きをしに行くために市役所まで連れて行ってくれないかと別の友人に頼んだら快諾してくれたことがあった。人にされてうれしかったことは自分もしていくのがよかろう。二つ返事で車を出してやった。
そこでふと思い立ったのが、せっかくだから期日前投票でもしてみるかということである。うまれて初めての選挙。ちょっと背筋が伸びた。選挙はがきを片手に車をだす。
住民票をもらいに行く二人を降ろして、隣の建物の公民館が期日前投票の場所だった。緊張の面持ちで向かう。会場には、思いのほかたくさんの人がいた。立会人とやらがいるらしい。日本史の教科書で見たことがある、確か第一回選挙の、名前は忘れたけど確か外人が書いた絵を思い出した。あそこから見物人と警察を抜いたら今日の会場そのものだ。余計に緊張。
銀色の仕切りのあるところで名前を書く。投票なんて、中学校の生徒会選挙以来である。進学した高校は生徒会長がおらず、応援団長が神として崇めたてられるという変な高校に通っていたので、高校生の時には投票はした記憶がない。したがって投票はずいぶんとしばらくぶりである。生徒会選挙の当日の朝にお茶漬けをすすっていると、母親から「ちゃんと自分に投票しなさいよ」と言われたのをなんだか急に思い出した。あの朝に世知辛い世の中という現実をはじめて知った気がする。県知事選と中学校の生徒会選挙とではその重みは雲泥の差なのだろうが、中学生のときに選挙について考えたことがあったからこそ、選挙権を手にした今も少しは選挙について考えることをしている気がする。社会に出る基盤が知らぬ間に築かれていたということか。義務教育も侮りがたし。
投票箱に紙を入れるとすかさず、会場の立会人はじめ会場全員から「ありがとうございました」と頭を下げられたのだが、あれはなんだったのか。投票するという国民の権利を行使しただけなのに、どうして感謝される必要があろうか。よくわからぬ。立会人とかいうかっこいい名前をもらっているなら、将棋のプロのタイトル戦の立会人のごとく、無口でどっしり座っていてもらいたいものである。
さてやこの選挙は投票率でも低いんだろうな。そうかそうか。若者たち、選挙はいこうぜ。当たり前だろ。無関心だからこそ行くのです。政治家たちに若者が生きている証を示すべし。少なくとも「死人」の話は聞いてくれないと思うんだ。
(最近いまのところ3人でやってるラーメン部の活動がさかんな人(笑))
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