医大生・たきいです。

医大生的独言。

紅葉も枯れる季節なのだ

2012-11-25 19:35:19 | 医大生的生活

筆者の部屋で寝ていた少年がもくもくと起きだした。3連休最後の本日である。立ち上がった彼に

「いま何時?」

と尋ねれば、

「ろくじすぎ」

と言ったように聞こえた。それは人が休日に起きる時間ではない。不覚にも人の部屋で寝てしまった後悔が彼の善良な心を傷つけたのか、或いは慚愧が彼を目覚めさせたのかと感じた。何、まだ俺の部屋で寝ていていいのに。飯でも食っていってもらって一向に構わないのだよ。無論彼が部屋を去ってからも寝続けた。

6時過ぎと告げられてからまだしばらくしか経っていないようなのに、身体の疲れはなぜか十二分に取れている気がした。テレビでもつけてみると、なんとNHK杯将棋トーナメント。阿久津七段と森内名人が闘っている。これはおかしい。どういうことか。状況が理解できない。

あ、彼の云う「ろくじすぎ」とは筆者の聞き間違えであったに違いない。もしや、「九時過ぎ」だったのか。なるほど、さらば、彼が筆者の部屋で朝まで寝ていたのは確信犯であったに違いない(笑)。医大生・たきいです。




さて、大学構内では枯葉が舞って道路に降り積もる。駐車場の白線が見えないところもある。紅葉が終わって、輓近からは冬のはじまりである。それは、木々に限った話ではない。そう、アタマの上もまた然り。

師走の末にあるリア充と非リアを二分する忌々しき歳時記を控えて、己の心の表象として頭上くらいは燃えたぎらせたいところなのではあるが、大学教授はそれを許さない。修行僧の如く金輪際顕微鏡を覗くだけの実習で身嗜みの注意を受けるとは全くの想定外。しかし「オレはその理由に納得できないから」と話していた金髪の友人も、師弟関係の力学には抗えなかったようで、突発的帰省とともに黒染めしてきたらしい。ならば、筆者も行くしかないよ美容室。できることなら帰仙してきたかったくらいだが、生憎昨日の人生経験の授業料で4000円の出費がかさんでいる。そんなお金はない。

そういえばいつも仙台でお世話になっていたところは床屋であって、美容室に行くのは人生初だったような気がした。シャンプーの度に歩かされたり、急にお茶がサービスで出てきたり、髭剃り眉剃りをやってもらえなかったりと意外と相違点は多かった。床屋での顔に熱いタオルをのっけてもらうのが好きだったのだが、そんな風習は美容室ではありえないらしい。おれ、おやじなのか。

かかる具合に人生初美容室は終了して、これで教授の逆鱗に触れることはひとまずない気がする。実習のとき忘れずに襟付きシャツを着ていけば問題はあるまい。

轟々と頭上から上がっていた炎には水がかけられ、雪を待つばかりの山となった。すっかり季節も変わったということだ。みなさんこれからいよいよ本格的な冬ですよ!







(洗濯物の処理が億劫な人(笑))







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