道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

答えはない…

2021-01-20 14:44:00 | 日記

断続的に降り続いた冷たい雪
すでに今冬一番の峠は越えただろうか…

とけては積もり…
積もってはとけ…

繰り返して重なった積雪の深さ
まるで
僕の心を見透かすように…

残った
とけるのを待っているのか
とけるまでが猶予なのか…

明日を迎える道しるべのようにも
閉ざされた道の果てのようにも…

僕には見え…

垣間見える青空の下で
遠くない春を告げる凍えた冬

それでもまだ
何もかもを覆いつくす白い冬

目の前にある冬は
果たしてどちらの…

未来へ続く兆しなのか
覆ることのない過去なのか


不確かな想いに揺らぎながら
窓の外の雪景色に目をやれど…

答えはない
どこにも…











当たり前だ

もともと
答えなんてないのだ
人生に…

正しく生きようと
間違いだらけだろうと…

何が正しくて
何が間違っているのか
それすらも…

大袈裟に言えば
生と死すらも
何の意味もなく…

まるで重大な意味があるように
喜怒哀楽を繰り返しながら
もがき続けて生きるのは…

愚かな人間の業でしかない
ただの勘違いだと…

僕には思える

ただ死んでいくために…

表が裏に
裏が表に

ただそれだけのことだろう
答えが見つからなくても…



 


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