町田の里山、小野路にある3つの谷戸を、南から順番に巡りました。谷戸については、過去記事親水公園(1)をご参照ください。小野路は「図師小野路歴史環境保全地域」の一部として保全されており、自然と人の生活が融合した美しい里山の風景が広がっています。
京王/小田急多摩センター駅から鶴川行きのバスに乗ること10分、小野路で降り立ちました。
この日の当初の予定は、小野路のバス停から里山を抜けて小山田緑地に行く道程だったのですが、見通しの利かない細い道に入ることを躊躇していると、歩き慣れたふうのおじさまがちょうど通りかかり...撮ったばかりの写真を見せてもらいながら谷戸巡りを奨められ、急きょ予定を変更したのでした。
結局、欲張って谷戸から小山田緑地まで行き、その中を北上、小田急線唐木田駅に出て帰途に着く、という道程を辿りました。
5回に分けてご紹介します。初回は谷戸の棚田を中心に、谷戸の秋の風景を特集します。(★画像をクリックすると、大きい画像や別の画像が見られます。)
~ 谷 戸 の 風 景 ~
小野路
小町井戸


小野路城址跡

白山谷戸


五反田谷戸


神明谷戸

彼岸花のある風景


小山田緑地
アサザ池


トンボ池
← 
(1年前の同じ場所の画像)
1年前に比べると、今年はどこも水が少ないと感じました。
小山田緑地周辺
東京国際カントリー倶楽部

ゴルフ場の敷地を途中で横断するので、飛んでくるボールに注意して
いなければなりません。ときどきプレイ中のおじさまに「こんにちは」
なんて声かけられたりします。
<散策こぼれ話>
里山には、地図にはない未整備の細い道、公道とも私道ともつかない道、けもの道のような道など、現場に行ってみないと様子がわからない道がたくさんあります。地図上ではつながっていない2本の道が、実際には人が通ることによってできてしまった道でつながっているようなこともあります。
ネットから印刷して切り貼りした自家製巨大地図をいつも持ち歩くのですが、ただでさえ方向音痴の私、散策中はスリル満点なのです。ときには藪からヘビが突然現れ、肝を冷やすこともあります。たいがい一人で歩きますが、冒険したいときは同伴者=犠牲者を連れて行きます。
この日のいけにえ?は、私に輪をかけて方向音痴の妹でした。地図と道を照らし合わせながら、何度も同じ道を行ったり来たり...2人でも入ることをためらわれた道だったのです。
通りすがりの人などとても期待できない場所で、救世主のごとく現れたのがくだんのおじさまでした。口で説明してもわからないからと、わかりやすい辻まで案内してくれて、「あなたたち、なかなか偉いねぇ、こんな所を歩くなんて。でも、それでいいんだよ、そうやってどんどん歩くといいよ」と笑顔で見送ってくれました。よっしゃ!
また、1つ目の谷戸では、カメラと三脚を抱えたおじさまとすれ違い、次の谷戸への道を尋ねると、「偉いですね。なかなか女性だけで入って来れない場所ですよ」と言われました。ありゃりゃ?!
2つ目の谷戸の入口では、保全地区のおじさまに案内されたグループに出会いました。私たちの発想ではとうてい入らなかったであろう道をその人たちが入って行ったので、安心して後に続くことができました。
棚田を見下ろしながら私が例の地図を広げていると、その中の一人、妙齢のおばさまがそれを見て、どうやって手に入れたのかと訊いてきました。教えると、一所懸命メモなさっていました。おばさま、うまくいったかな?
ここのような「里山中の里山」では行き交う人が稀なので、たまに同じような出で立ちの人と会うと、普通以上の連帯感を感じてしまいます。和やかに交わす会釈や会話...まさに一期一会の出会いなのですが、散策を心豊かなものにしてくれます。
京王/小田急多摩センター駅から鶴川行きのバスに乗ること10分、小野路で降り立ちました。
この日の当初の予定は、小野路のバス停から里山を抜けて小山田緑地に行く道程だったのですが、見通しの利かない細い道に入ることを躊躇していると、歩き慣れたふうのおじさまがちょうど通りかかり...撮ったばかりの写真を見せてもらいながら谷戸巡りを奨められ、急きょ予定を変更したのでした。
結局、欲張って谷戸から小山田緑地まで行き、その中を北上、小田急線唐木田駅に出て帰途に着く、という道程を辿りました。
5回に分けてご紹介します。初回は谷戸の棚田を中心に、谷戸の秋の風景を特集します。(★画像をクリックすると、大きい画像や別の画像が見られます。)
~ 谷 戸 の 風 景 ~

小町井戸



小野路城址跡




















アサザ池



トンボ池


(1年前の同じ場所の画像)
1年前に比べると、今年はどこも水が少ないと感じました。

東京国際カントリー倶楽部


ゴルフ場の敷地を途中で横断するので、飛んでくるボールに注意して
いなければなりません。ときどきプレイ中のおじさまに「こんにちは」
なんて声かけられたりします。
<散策こぼれ話>
里山には、地図にはない未整備の細い道、公道とも私道ともつかない道、けもの道のような道など、現場に行ってみないと様子がわからない道がたくさんあります。地図上ではつながっていない2本の道が、実際には人が通ることによってできてしまった道でつながっているようなこともあります。
ネットから印刷して切り貼りした自家製巨大地図をいつも持ち歩くのですが、ただでさえ方向音痴の私、散策中はスリル満点なのです。ときには藪からヘビが突然現れ、肝を冷やすこともあります。たいがい一人で歩きますが、冒険したいときは同伴者=犠牲者を連れて行きます。
この日のいけにえ?は、私に輪をかけて方向音痴の妹でした。地図と道を照らし合わせながら、何度も同じ道を行ったり来たり...2人でも入ることをためらわれた道だったのです。
通りすがりの人などとても期待できない場所で、救世主のごとく現れたのがくだんのおじさまでした。口で説明してもわからないからと、わかりやすい辻まで案内してくれて、「あなたたち、なかなか偉いねぇ、こんな所を歩くなんて。でも、それでいいんだよ、そうやってどんどん歩くといいよ」と笑顔で見送ってくれました。よっしゃ!
また、1つ目の谷戸では、カメラと三脚を抱えたおじさまとすれ違い、次の谷戸への道を尋ねると、「偉いですね。なかなか女性だけで入って来れない場所ですよ」と言われました。ありゃりゃ?!
2つ目の谷戸の入口では、保全地区のおじさまに案内されたグループに出会いました。私たちの発想ではとうてい入らなかったであろう道をその人たちが入って行ったので、安心して後に続くことができました。
棚田を見下ろしながら私が例の地図を広げていると、その中の一人、妙齢のおばさまがそれを見て、どうやって手に入れたのかと訊いてきました。教えると、一所懸命メモなさっていました。おばさま、うまくいったかな?
ここのような「里山中の里山」では行き交う人が稀なので、たまに同じような出で立ちの人と会うと、普通以上の連帯感を感じてしまいます。和やかに交わす会釈や会話...まさに一期一会の出会いなのですが、散策を心豊かなものにしてくれます。
掲載の花よく似た花が多く悩みました。
ムラサキカタバミ、オキザリス、他色々類似の名が
あるようです。また色々ご教示下さい。
それにしても、こちらでも見ない懐かしい田園風景ですねー。
里山風景に山城、棚田、畦の花、水辺、そして、、、
ゴルフ場!!。
遠くの旅行もいいけど、近場の穴場って親近感があっ
て、手軽に新鮮なものを発見できる素晴らしさがある
と思います。
教示だなんてとんでもないです。こちらこそ、今回は教えていただきました。
そちらでも見ない懐かしい田園風景??? そーなんですか? そー言えば、やまとさんのブログには棚田はなかったでしたっけ...。
近場の穴場、おっしゃるとおりですね。ここ稲城市内にも谷戸がいくつかあり、何年も前に訪れたきりなので、また行きたいと思っています。
この辺りは我が家から近いのでマウンテンバイクで訪れる事が多いです。
小町井戸から先が10/12に瓦かけで修繕?され、少し歩きにくくなってしまいました。
また遊びに来まーす!
風景そのものは田舎へ行けばよくあるものかもしれませんが、このように写真にすると味わい深いものがありますね。実った稲穂が金色に輝いて見えてとてもきれいです。それぞれのショットが豊かな自然の恵みを映しているようで心が癒されます。
そちらのブログもちょっと拝見させていただきました。
ひょっとして玉川学園のお近くにお住まいでしょうか...1986-88まで2年ほど町田の成瀬台におりましたし、同級生が玉川学園にいたりして、身近に感じます。
あの辺りにマウンテンバイクでお出かけとは、素敵なご趣味ですね。いつかお会いすることがあるかもしれませんね?!
要は、多摩地区には谷戸が多いからなんです。
里山巡り、やってみるとほんとにはまりますよ。写真を写すのもよし、ただ歩くのもよし、行き交う人と一期一会のの交流を楽しむのもよし...。
生活するには少々不便ですが、里山歩きにはまってしまった今となっては、都会で暮らす気にはなれません。
玉川学園と今井谷戸の間にある団地に住んでいます。(ペンネームからすぐ分かると思いますよ)
稲城へもたまに行きます。
会社が渋谷でちょっと遠回りして多摩川サイクリングロードを遡上し、真っ暗な稲城の谷戸付近を走って帰ることもあります。
また、南山は練習コースとして走りに行くのですが、あの辺一帯はゆっくり走っても気持ちのいいところですね!
稲城の谷戸や南山も...そうでしたか! ご縁を感じますね。
その南山、そのうち宅地化されてしまうのをご存知でしょうか? 地権者の立場を考えればいたしかたないのかもしれませんが、とても残念です。
あの崖のふもとにある南山グランドで、うちの息子は6年間サッカーの練習をしました。わたしたち親も何度通ったことか...。
あさって稲城の谷戸巡りをする予定のtakuetsu@管理人でした。
町田の里山風景を撮影しておりますが、ネットで谷戸を捜していましたらこのブログをヒットして拝見しました。 里山の景観を愛する心が伝わってきますね。
そちらのHPも拝見、すばらしい写真の腕前でいらっしゃいますね! 見ながら「すげぇ~!」「わたしとは腕が違う!」「カメラも違う!」「年季が違う!」と一人でつぶやいてしましました。
過去写真も拝見、びっくりです。現在夫がスマトラ島にいるので、インドネシアの写真には見入ってしまいました。
素敵な世界にいざなっていただき、ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
URLをブックマークに入れさせていただきました。