稲城の谷戸の秋（３）

　稲城の谷戸の最終回は、花と生き物です。（★画像をクリックすると、大きい画像や別の画像が見られます。）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～　花 と 蝶　～

　　　　　　
(左)お茶（幼い頃実家の庭にあったので、とても懐かしかった！）　(右)黄色彼岸花＝ショウキズイセン(鍾馗水仙)
(中央)ツリフネソウ

　　　　　　　　　　　　
(左)オナモミ（これで遊んだことのある人、この指とまれ！）　(右)ケチョウセンアサガオ（実は５センチほどありました）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　

　　　　　　
　　　　　　ルリタテハ　　　　　　　　　　　　キタテハ　
　　　　　　　　　　　　　(右)オオスズメバチ（だと思うのです。優に５センチはあったので！ See 裏画像）

＜散策こぼれ話＞
　清水谷戸で農家のおじさまと話していると、またもや巨大なスズメバチが２匹も飛んできて、妹は再びビビリまくり。ガラス戸越しにものすごいスピードで攻撃を受けたことがあるからなのですが...。おじさま、近くの木を指さして「あの木に巣を作ってるんだよ」
　見ていると、２匹は前日の雨でぬかるんだ農道のどろどろの土に舞い降りてきて、何かやっています。そのうち頭を突き合わせて険悪な雰囲気に！　妹はビビリ通し、私は「スクープ！」と言いながらとっさにカメラを向けていました（撮影には失敗したので、ちっともスクープじゃなかったのですが）。おじさま曰く「巣を作るのに、泥を集めてるんだよ」　姉妹「へぇぇぇぇぇ......」　
　２匹は泥を集め終えたのか、巣に戻って行きました。

　おじさまの水田は、谷戸の奥深くのとんでもないところにありました。すぐそばには渓流があり、傾斜がミニ滝を作っています。おじさまの水田はその渓流の上にあるのです。「どうやってあそこまで行くの？　機械なんか入れられないじゃん？！」という場所です。写真を撮ろうにも撮れませんでした。
　おじさま、「昔よみうりランドのゴルフ場を作るときに、ここの土地の人たちは皆金に釣られて土地を売ったんだよ。ゴルフ場から汚水や芝にまく農薬が流れてくるってのにね。この辺の田んぼは、みんなゴルフ場の汚水が流れ込んだこの水で作ってるんだよ。うちの田んぼはそれを避けてるんだ」　姉妹「へぇぇぇぇぇ......」　不便な思いをしてまで辺鄙な場所に田んぼを作っているのには、ちゃんと訳があったのですね。（素朴なつぶやき：じゃぁ、おじさまの田んぼはどっから水を引いてきてるの？）

　おじさまの土地にヅカヅカと土足で入ってきたような私たち姉妹を温かく迎えてくださり、本当にありがとうございました。いつまでもお元気で、美味しいお米を作ってください！！！