えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

第4章 手術 15.

2007年06月16日 | 乳がん闘病記
15.
 15時少し前、妹のK子がチャーガ茶*を持って見舞いに来た。チャーガとは、ロシアなどの北方地方に生育するカバノアナタケという耐寒性のキノコで、煎じて飲むと免疫力が高まるとされ、最近注目を集めている健康食品だ。
 ちょうど蒸しタオルが届いたので、妹に背中をふいてもらう。どんな想いで姉の背中をふいているのだろうと、なんだか切なかった。

 15時過ぎ、新たなルームメイトの荷物だけが、看護師によって届けられた。本人はすでに手術室だと言う。あらあら、救急患者なのかしら?

 15:30 F先生が来室。ドレーンチューブを外す条件が
  ①術後5日目以降であること
  ②排出液の量が50cc以下であること
の2つであり、すでに②を満たしているが、術後5日目である明日はF先生もY先生も不在であるため、今後の予定について2つ選択肢があると説明される。
  A 明日の回診のとき、手術には関わらなかった別の外科医師に
   ドレーンチューブを抜いてもらい、明後日の土曜日に退院する。
  B 日曜日に退院事務ができないので、週明けに退院するので
   よければ、チューブを明後日にF先生かY先生が抜く。
 チューブを抜くのは外科医なら誰でもできるので、自分たちが行うのでなくても心配は要らないと言う。要は、Aなら週末に退院する、Bなら入院を延長して週明けに退院する、という結果の違いだった。

 差額ベッド代が気になるのはもちろんのこと、退院できるなら一刻も早くおさらばしたいのが本音だ。その通り伝えると、F先生は苦笑いして「そりゃそうですよね。ご自宅でゆっくりしたいですよねぇ。それでは土曜日に退院できるように、伝票を出しておきましょう。火曜日に傷口を診ますので、来院してください」と言った。真面目な顔で敬礼してから部屋を出た。真面目なのかくだけているのかよくわからない先生だと、こちらも苦笑する。

 17:00 ルームメイトが入院しないことになったと、看護師が荷物を引き上げて行った。きっと軽い手術ですんだのだろう。いいな。今夜もこの部屋に一人だ。



* http://www.sakurano.co.jp/chaga/index-chaga.html
 なお、このHPの「さくら野貿易」は、私の妹の大学時代の友人が経営する会社です。チャーガ茶以外にも海産物等扱っています。一度のぞいてみてください: http://www.sakurano.co.jp/

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