
春の野菜や山菜には、菜の花・セリ・たらの芽・ふきのとうなど、ほろ苦いものが多いですね。その苦みは、植物性のアルカロイドによるそうです。くだんのページには、「動物から自身を防御するためにこれらの苦味物質(多くは有毒)を生産する能力を進化により獲得したと考えられている」「多くのアルカロイドは他の生物に対して有毒である。しばしば薬理作用を示し、医薬や娯楽のための麻薬としてや、幻覚儀式において使用される」とあります。よくデトックスになるといわれますが、有毒なのに、人間にとっては薬理作用があるわけですね。まさに「毒を以て毒を制す」ですね。
よく出入りしている、というより、入り浸っているカフェの「ファーマーズマーケット」でふきのとうを見つけた(↑)ので、大好きな蕗味噌を作りました。レシピはAllAboutのレシピを参考にしました。ここにも貼りつけます。
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<材料>
ふきのとう…… 7~8個
味噌・みりん・砂糖……各大さじ3(お好みで加減してください)
油(またはごま油)……適量
<作り方>
1.お好みでどちらかを選んでください。
【香りや苦味を楽しみたい場合】
ふきのとうを半分に切り、水にさらしてアクを抜く。
【香りや苦味を抑えたい場合】
ふきのとうを茹でてから、水にさらしてアクを抜く。
2.水気をとって細かく刻み、油で炒める。
3.味噌・砂糖・みりんを入れ、弱火で練り混ぜながら煮詰める。
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砂糖はてんさい糖を用い、みりんの代わりに、日本酒ともち米こうじの甘酒を使いました。あのたまらないほろ苦さが好きなので、茹でずに、水にさらしてアクを抜きました。
NHK「きょうの料理」で藤田 貴子氏が紹介しているレシピは、ゆでたり、水にさらしたりしない作り方です。「※ふきのとうを刻んだまま放置するとアクが回るので、手早く刻んですぐに鍋に入れていく」とあります。ご参考までに。
たまたま冷凍庫にあった生麩を田楽にしました。熱々のご飯やおにぎりのお供に、また、ふかした里芋やグリルした野菜につけて食べても美味しそうですね。
天ぷらにしたかったけど、下手くそだし、蕗味噌の方が長く楽しめていいかなと思ったtakuetsu@管理人でした(^_^;
そうですか、ご両親は愛媛ご出身なのですね。私が訪れたことのない数少ない県の一つです。温暖なよい場所なのでしょうね。
ケンピ?陳皮かな? いろいろな効用がありますよね。それをお使いだったとは、さすがk_rさんのご両親ですね。
漢方には「毒を以て毒を…」のものが少なくありませんね。よく使われる附子など、トリカブトですものね。
季節の変わり目、また毒出しのこの時季は、痛みが出やすい時期でもあります。どうぞお元気で。
芋けんぴのように、高知のお菓子に「けんぴ」というのがありますから、それと混同されていたのかもしれませんね。
父が温州みかんを皮ごとよく食していたので、私もときどき食べていました。農薬が心配で、なかなか食べられませんけれどもね。
皮ごと食べられる金柑も好きですよ。
柑橘系の香りは大好きです。香りの王様ですね。ラベンダーだの、西洋からハーブの香りの物が入る前は、とにかく香りといえば柑橘系が好きでした。