えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

ブログ開設10周年 ~感謝を込めて原点へ…折り鶴!~

2017年03月17日 | クラフト

 

 2007年3月17日、「えつこのマンマダイアリー」は始まりました。当時渦中だった乳がんの闘病記として…です。闘病記のはずが、次第に他のジャンルの記事が増え、肝心の闘病記は隅に追いやり(頓挫しましたm(__)m)…気がつけば、検索で折り紙記事に多くの方々がご訪問くださるブログへと変貌?していました(^_^; 凝り性であるがゆえに、飽きっぽいという相反する面も持つ私のこと、まさか10年も続くとは思ってもおりませんでした。理由を考えてみるに、“自己顕示欲の表われ”としての一面もあるかもしれませんが、やはり、自分にとって“日記 兼 アルバム 兼 備忘録”としての役割が大きかったのだろうと思います。日々の体験をやりっ放しにしたり、湧きあがった考えや想いをなおざりにしたりせず、また、周りの事象や社会のなりゆきに流されるのではなく、一つ一つを丁寧に整理・消化・昇華しながら進みたかったのかもしれません。その意味では、このブログは私にとって便利で有意義なツール、存在でした。

 でも、それ以上に、読者のみなさまのご愛顧に負うところが大きいと思います。“炎上”したりすることもなく、自分のペースで楽しく綴ってこられたのも、ひとえにみなさまの温かいお気持ちのお蔭です。改めて心よりお礼申し上げます。あ・り・が・と・う…

 10年後の今日の私は…幸いにも、文字通りの闘病生活には区切りを打つことができておりますが、奇しくも母が7年半に及ぶ独り暮らしに終止符を打つ日となりました。そう、折しも本日、60年住み慣れた自宅に別れを告げ、我が家の最寄り駅の近くにある施設に入りました。

 閑話休題、このブログの私的&裏的?原点は闘病記ですが、実質的原点は折り紙にあると考えているので、記念すべき日のこの記事に、折り紙の原点ともいうべき「折り鶴」の折り方の紹介を選びました。実は、こちらの過去記事の最後で触れたように、1年以上前に読者からいただいたリクエストでもあるのです。「鶴の折り方を公開してください」と。Hさん、一向に約束を果たせない私を見限り、もうここをご覧になっていないかもしれませんが、本日お約束を果たすことで原点に戻りたいと思います。こんなにお待たせしてしまい、本当に申し訳ありませんm(__)m

  

 

 

 このブログでの折り紙の折り方については、こちらの記事(「お知らせ ~このブログの折り紙記事について~」)でお伝えしているような対応をとっておりますが、伝承折り紙の代表である折り鶴は、折り方を公開しても著作権に抵触することはないので、ここに公開します。
 私たちが子供の頃に教わった折り方とは最初の折り方が違うので、ぜひそこに注目してください。とても合理的な折り方です。
 (★これより下の画像をクリックすると、大きい画像や別の画像が見られます。★リンクに別画像がある場合は、マウスオンするとその旨が表示されますが、ブラウザによっては読み込めない場合がありますm(__)m) 

  15cm角折り紙で折っています。

  

1.四角十文字に谷折り線をつけます(赤線で表示)。
1本を折ってから一旦開き、2本目を折ると、全部が谷折り線になります。

※ 従来の折り方では、開かずにさらに半分に折るので、山折り部分ができてしまいます。


  

2.三角十文字に山折り線をつけます(青線で表示)。1と同様、1本を折ってから一旦開き、2本目を折ると、全部が山折り線になります。

  
  

3.中心点を持って、1と2でつけた折り線でまとめます。

※ 注目していただきたかったことは、この1~3の“初期折り”です。この折り方は他の折り紙でも多く使われるので、覚えておくととても便利です(#^.^#)


  

4.図のように、中心線に向けて両側を折ります。
裏も同じように折ります(リンク画像で表示)。


  

5.上の三角形部分を折って、谷折り線をつけます。


  

6.4と5の折り目を開き、つけた折り線を使って羽を作っていきます。

  
  

7.羽が1枚できました。
裏返して同様に折ると、羽が2枚できます(リンク画像)。


  

8.図のように、中心線に向けて両側を折ります。
裏も同じように折ります。


  

9.8の縦中心線で左 or 右に折り倒して隣の面を出してから(画像を撮り忘れましたm(__)m)、下の部分を図のように折り上げます。裏も同様にします。
これが頭と尻尾になります。


  

10.片方の先を好みで少し(13~15mm)谷折りし、頭を作ります。

  
  

11.縦中心線で折って隣の面を出し、頭の角度を好みで調節して形を整え、反対側も縦中心線で折って尻尾にします。


  

12.両親指で(写真が撮れないので、片方しか写っていませんm(__)m)羽の根元を押し開くようにして、羽を広げます。

※ 底の穴から息を吹き込むよりきれいに広がります。

 
  

13.できあがり!

 
 
 
 また母のことですが…本人は、また自宅に戻れるかもしれないという微かな望みを抱いているようですが、私と妹はそれは叶わないだろうと想像しています。これからは、心の片隅で奇跡を願いつつも、日々起こるであろう母のマイナス変化を受け入れていく月日となるでしょう。施設入りまでを決めたこれまでと同様、葛藤と選択の繰り返しだろうとは思いますが、後悔や諦念を捨てると同時に、迷いや自責の念も捨て、"今の決断がベスト"と信じ、前を向いていこうと思います。
 そんな節目の日の願いも込め、久々に鶴を丁寧に折りました。何やら清々しい気分です……。
 
 
 11年目も、どうぞよろしくお願いいたします 
 
 
放送中のTBSドラマ「カルテット」と邦画「鍵泥棒のメソッド」を愉しんだtakuetsu@管理人でした。
 

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2 コメント

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越後美人さんへ:今度ともどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m (takuetsu@管理人)
2017-03-18 17:12:52
越後美人さん、いつもご覧くださり、また折々に心温まるコメントを入れてくださり、本当にありがとうございますm(__)m

いろいろあるから続けられたのかもしれませんね、ネタに事欠かなかったとか…(^_^;
いえいえ、いろいろとあっても、ここが支えてくれたような気がします。
自分のブログをそういう位置づけにできたことに、感謝です。

これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
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おめでとうございます (越後美人)
2017-03-18 10:34:41
ブログ開設10年おめでとうございます
いろいろとある中で、これだけの期間継続するのは大変だったと思います。
更に20年目に向けて頑張って下さいね(^_-)-☆
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