えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

第4章 手術 3.

2007年06月04日 | 乳がん闘病記
3.
 2005年4月3日。「雨と雷」という天気予報を大幅にくつがえし、朝から晴れていた。今日は、高校時代の友人、Gさんの3回目の命日だ。2年半に及ぶ壮絶な闘病の末、急性リンパ性白血病でこの世を去ってしまった。「安らかでいてね。そして、私に少し勇気をください。明日の手術の間、守ってね」と祈る。合掌...。

 お昼少し前に病院に戻り、再入院。ルームメイトのKさんは、今日も不在のようだ。ほどなく昼食が出てきたので、夫に「もういいよ」と引き取ってもらう。現金な女だ。
 食事は予想どおりの薄味だった。ごはんが多いのは男女共通メニューだからだろうか? そう思いつつ、ほとんどたいらげる。腹が減っては戦はできぬ!  トレイに今週のメニュー表が載っていた。朝昼晩どれもA食・B食の選択肢がある。4月5日の昼には「花見膳」が予定されている。季節限定の豪華版だそうだ。よし、この日はこれだ! 好きな方に○をつけて、トレイと一緒にワゴンに戻す。

 13時過ぎ、担当専任看護師のHさん来室。タレントの磯野貴理子*を若くしたような、可愛い女性だ。お化粧もバッチリ。
 プラスティックのピンクのバンドを渡された。入院の間はずっと手首につけておくように言われる。「外科 女 K畑悦子 46歳」と記されていた。病室や院内の説明を受けた後、「患者様へのお願い」「入院診療計画書」を受けとる。胸と脇を剃毛してもらうが、女性同士でも恥ずかしい。最後に諸注意を言い渡された。
  ・お小水をビンにためることになるが、術後腕が動きにくい間は
   ためなくても良い。
  ・水分が摂れるのは22時まで。手術の翌朝からまた飲むことが
   できる。
  ・食事は手術翌日の昼食から。

 ―ってことは、「花見膳」は食べられるのかな? 楽しみ、楽しみ…―


* 「磯野貴理子」は2005年当時の芸名で、現在は「磯野貴理」と改名したようだ。

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