今日はこどもの日...生憎の天気ですが、こどもの日にふさわしい?話題をば!
昨日庭のゼラニウムの写真を撮っていると、背後の壁で何やら小さなものがうごめいているのに気づきました。目を凝らして見ると...なんと、ちっちゃなカマキリたちが続々と壁をよじ登っているのです。
過日枝を剪定したときに卵(正確には卵鞘:らんしょう)を見つけ、そのまま置いておいたので、「あぁ、孵化したんだな」と思い当たりました。
葉っぱにもいっぱいいます、います、たった1cmほどの赤ちゃんカマキリがゾロゾロゾロゾロ...ざっと数えただけでも数十匹!
(別画像あり)
小さくてもカマキリはカマキリ、立派な勇姿ですね。
卵を見ると、こんなふうになっていました。
昔は虫はどちらかというと苦手だったのですが、ガーデニングをするうちに免疫力がつき...こうして生命の誕生に立ち会ったりすると、「カマキリちゃん、がんばって~!」とサポーターになってしまいます。これだけ孵化したうち、どれほどが大人、あ、いや、成虫になれるのでしょうね。みんな揃って大きくなってね
なお、過去記事:「母の愛 ~カマキリ~」もご参照ください。2年前の秋、自分の産んだ卵をひっそりと見守るカマキリの母の姿について、記しております。
こちらは、同じ場所に作られつつある蜂の巣です。10日前に気づきました。なんと、つるつるした窓のフレームに作っているのです。
(別画像あり)
なんの蜂でしょう? ネットの図鑑で調べてみたのですが、わかりそうでわかりません。ドロバチの仲間かな~? ドロバチならこんな巣は作りませんよねぇ? トックリバチ?アシナガバチ? おわかりの方がいらしたら教えてください。大きさは20mmほどです。
実はこの巣、10日経ってもあまり大きさが変わっていないのです。いつ見ても1匹がしがみつくようにしているだけなのです。そう、“死守”という言葉がピッタリな雰囲気です。ときによっては全く動かず、「死んじゃったの?」と呼びかけてしまうほど...でも、ちゃんと生きているのです。
以前の私なら、「蜂の巣!→危険!!→即除去!!!」という行動パターンだったのですが、この死守状態を見てきた私、除去するのが心苦しくなってしまいました。このまましばらく見守っていようかしら...それとも、やはり撤去すべき???
昨今ミツバチが減っているために農家が困っているというニュースを、テレビで何度か見たばかりでもあります。我が家のはミツバチではなさそうですが...。↑右の裏画像を見てください、巣の手前に、もう一つ作りかけのようなものが見えていますよね? おそらく一旦作りかけ、何らかの不都合が生じて奥に作り替えたのだと思われます。そんな事情?を知ってしまうと、ますます除去しにくくなってしまう......およよ。
ついでですので、自分の備忘録のために、そのニュースの内容を書き留めておきますね。NHKでは朝に夕に夜に流されていました。「ミツバチが激減、農作物に影響が出ている」というものです。
顕著な例はイチゴ。きれいな形のイチゴができないのだそうです。イチゴの花にはメシベが沢山あり、その1本1本が受粉することによりタネができ、1つの丸い形のイチゴができるのですが、それにはミツバチが蜜を集めながらぐるっと一周することが必要なのだそうで。でも、ミツバチが減っているために受粉が充分ではなく、変形イチゴがたくさんできてしまうのだとか...。
このままでは、メロンやスイカの栽培にも影響が出てしまうのだそうです。
ミツバチ激減の理由として考えられている主な理由は:
1.天敵のダニの増加
ダニが薬に耐性を持ち始め、農薬が効かなくなった?
2.農薬の薬害
薬害でミツバチの帰巣本能が乱れ始めている?
3.女王蜂の不在
女王蜂は海外からの輸入、特に南半球、さらにはその90%をオーストラリアからの輸入に頼っているが、伝染病により輸入が止まってしまったため
なのだそうです。この世の中に無駄に生きているものがないことがよくわかりますね。
さて、ついでのついで...こちらは何年か前に我が家の軒下に落ちていたのを見つけた蜂の古巣です。あまりに立派なので、記念にころがしてとってあるのです。
(別画像あり)
北側の軒下だったので全く気づかず、知らぬ間にこんな大きな巣を作り、いつのまにか去って行っていたのですね。
今回も気づかれないような所に作ってくれればよかったのに~。
もしかしたら、環境が悪化し、巣作りの場所が減って人家に作られることが増え、撤去されてしまうことが蜂の減少につながっている???
人間は自分で自分の首を絞めているような気がしてならないtakuetsu@管理人でした。
後日追記(2012.7.16):こちらのサイトのこの記事に、アシナガバチの詳しい生態が載っています。参考までに。
そうですかぁ、やっぱり除去した方がいいですかねぇ...。今も見てきましたら、やっぱり1匹がしがみついていました。多少大きくなっているのかどうか、よくわからないような遅々とした歩みです。困ったなぁ。
養蜂家たちは大変だと聞いています。
生き物たちも生きづらくなっている世の中なのですね。
お優しいtaku様、お気持ちわかりますが、
蜂の巣、こわいです~。
小さいうちに、除去したほうが・・・・。