八千穂高原の特集の3回目は、「白駒(しらこま)池」(Wikipedia)*の周りの樹林をご紹介します。(★この記事は8月11日のことです。★画像をクリックすると、大きい画像や別の画像が見られます。)
(* くだんのWikipediaの解説によると、「民話に登場する白馬が『白駒』で、池名の由来とされる。国土地理院の地図では「白駒池」と表記されているが、現在では文献やパンフレット、看板などで表記ゆれがあり、「白駒の池」、「白駒池」、「白駒ノ池」の3種類を確認することができる。」とあります。ここでは「白駒池」に統一しています。)
白駒池は、この日の午前中に訪れた「八千穂高原自然園」と同じく、長野県は佐久穂町にあります。「八千穂高原自然園」については、過去記事: 「高原の夏(8) ~八千穂高原(1)~」・「高原の夏(9) ~八千穂高原(2-1)~」・「高原の夏(9) ~八千穂高原(2-2)~」をご参照ください。
白駒池は白駒峰の噴火で川がせき止められてできた堰止湖です。北八ヶ岳の東麓に広がる八千穂高原には、雨池・双子池・駒出池等いくつかの湖がありますが、この白駒池は最大で、かつ最高地にあります。また、標高2,100m以上の湖としては日本最大の天然湖だそうです。
国道299号線沿いの入口から歩いて15分ほどで、湖畔まで行くことができます。
道の周りは樹齢数百年のツガ、トウヒ、シラビソの原生林で、パンフレットによれば日本三大原生林の一つだそうです。(日本三大原生林を調べても明確な定義が見つからず、ものによって異なるようですね。観光業界で好んで使われる言葉なのでしょうか? 他の2つは白神山地のブナ・屋久島の杉とされることが多いのかな?)
樹林の根元の地面は噴火による溶岩が起伏を作り、さらにそれを苔が覆っています。初めて見る、神秘的で独特の雰囲気です。
樹齢が何百年もの木が多いようですが、土が少ないため幹が太くならないとのこと。また、苔が土に代わって保水の役割を担っているそうです。
湖畔に出ました。それまでの道のりと同じように、苔むした岩が連なり木の根がむき出しではびこる湖畔には、木道が設けられており、40分ほどで一周できるようになっています。その起伏を楽しみながら、湖面や周りの景色を眺めながら、散策しました。
400種以上の苔が生育しており、日本の苔の種類の4分の1に当たるそうです。
[右]珍しいギンリョウソウを見つけました。
悠久の時を刻んだ自然の営為を堪能しました。
「自然はあなたの心を洗い、高山植物はあなたの目を洗います」 これは駐車場隣の売店の入口に書いてあった言葉です。
次回は神秘的な白駒池の様子をご紹介します。
神秘的な湖、毎年今年こそはと思いながら今に至っているんですよ。
本当にこういうところに身をおくと、心洗われますよね。
ギンリョウソウも見られたのですね。
takuサン、楽しそうです。ダーリンが一緒だからかな?
白駒池をご存知なんて...と一瞬思いましたが、そうか、別荘がある蓼科に近いですものね。
湖は数々あれど、あの原生林は特徴的ですよね。湖畔は多少歩きにくいですが、だからこそ、おっしゃるとおり楽しかったです。ユニークな場所柄、自然のなせる業でしょう。
にりんそうさんも来年こそはお出かけくださいませ。春はミツバツツジがきれいみたいですよ。
この夏はだ~りんとよく出かけました。この2年半そういう時間が全く持てなかったので、やはり嬉しいし新鮮ですわ、おっほーほほほほ。