昨日から宮崎県の北部延岡に来ている。日本会議の支部作りのお願いのためである。地元の方々と様々にお話をした後、宿舎で新聞欄に眼をやると、テレビ朝日の報道ステーションが「スクープ!昭和天皇が戦争放棄を最初に宣言 それは歴史的なマッカーサー会談の2日前…未発表の宮内庁資料を新たに発見」を放映、とあったので、早速テレビをつけて見た。
宮内庁所蔵の「謁見録(漢字があいまい)」の中に、マッカーサーご訪問の2日前に昭和天皇がアメリカの記者や新聞社主に謁見されお話をされ、記者の質問に対しては文書でご回答になられたというものであった。その文書のご回答に、「これからは連合国も日本も武器をとって戦うのではなく諸国民が協調し合って平和を求めていくべきだ。(記憶で書いているので正確ではないが大体この様な内容)」とあったのを、テレビ朝日は、憲法改正の発議もなされない中で、昭和天皇が「平和憲法」の考え方を示されたのだとおおはしゃぎしていた。だが、今の憲法にある、紛争解決に武力を使わずに国際協調でやって行こうとの考え方は、パリの不戦条約や国際連合憲章に謳われており、何も目新しい事ではない。敗戦直後に陛下が世界平和についてアメリカメディアに訴えられる際、このような事を述べられる事は、当時としては当然の事であったのである。
テレビ朝日も言っているように、当時は憲法改正の発議さえ無かった時であり、このご発言を「平和憲法」と結び付けるのは牽強付会というものだ。今の憲法の特色は、9条1項の平和主義ではなく、2項の戦力放棄が謳ってある所なのである。1項は世界中の国が求めておりこの条文を憲法に記している国は多数存する。問題は2項の非武装主義なのである。
それにしても現憲法を擁護する為に、昭和天皇のご発言まで利用するとは、先週の富田メモもそうだが、天皇陛下に尊敬の念を全く抱いていない輩が昭和天皇を政治的に利用して反靖国・護憲の主張を裏付けようとしているのには驚かされ憤りを感じる。今朝、宿舎で朝日新聞を見たら、昭和天皇を描いたロシア映画「太陽」が、来月から日本でも上映されるとの事である。人間宣言を出された後で皇后の胸の中に頭を埋め「これで人間らしくなれる」と仰ったとの場面が新聞では紹介されていたが、こんな出鱈目のフィクション、あきれてものが言えない。
昭和天皇について断片的に様々な言説が紹介され、あろうことか左翼に政治利用されんとしている。昭和天皇の御製を心読し、昭和天皇の真の御姿をしっかりと把握して戦っていかなければならないと改めて思った。
宮内庁所蔵の「謁見録(漢字があいまい)」の中に、マッカーサーご訪問の2日前に昭和天皇がアメリカの記者や新聞社主に謁見されお話をされ、記者の質問に対しては文書でご回答になられたというものであった。その文書のご回答に、「これからは連合国も日本も武器をとって戦うのではなく諸国民が協調し合って平和を求めていくべきだ。(記憶で書いているので正確ではないが大体この様な内容)」とあったのを、テレビ朝日は、憲法改正の発議もなされない中で、昭和天皇が「平和憲法」の考え方を示されたのだとおおはしゃぎしていた。だが、今の憲法にある、紛争解決に武力を使わずに国際協調でやって行こうとの考え方は、パリの不戦条約や国際連合憲章に謳われており、何も目新しい事ではない。敗戦直後に陛下が世界平和についてアメリカメディアに訴えられる際、このような事を述べられる事は、当時としては当然の事であったのである。
テレビ朝日も言っているように、当時は憲法改正の発議さえ無かった時であり、このご発言を「平和憲法」と結び付けるのは牽強付会というものだ。今の憲法の特色は、9条1項の平和主義ではなく、2項の戦力放棄が謳ってある所なのである。1項は世界中の国が求めておりこの条文を憲法に記している国は多数存する。問題は2項の非武装主義なのである。
それにしても現憲法を擁護する為に、昭和天皇のご発言まで利用するとは、先週の富田メモもそうだが、天皇陛下に尊敬の念を全く抱いていない輩が昭和天皇を政治的に利用して反靖国・護憲の主張を裏付けようとしているのには驚かされ憤りを感じる。今朝、宿舎で朝日新聞を見たら、昭和天皇を描いたロシア映画「太陽」が、来月から日本でも上映されるとの事である。人間宣言を出された後で皇后の胸の中に頭を埋め「これで人間らしくなれる」と仰ったとの場面が新聞では紹介されていたが、こんな出鱈目のフィクション、あきれてものが言えない。
昭和天皇について断片的に様々な言説が紹介され、あろうことか左翼に政治利用されんとしている。昭和天皇の御製を心読し、昭和天皇の真の御姿をしっかりと把握して戦っていかなければならないと改めて思った。
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