「永遠の武士道」研究所所長 多久善郎ブログ

著書『先哲に学ぶ行動哲学』『永遠の武士道』『維新のこころ』並びに武士道、陽明学、明治維新史、人物論及び最近の論策を紹介。

櫻井よしこさん講演会を開催

2006-07-29 00:18:21 | 日々の出会い・感動
日本会議熊本と熊本李登輝友の会との共催で「櫻井よしこさんの講演と懇親の夕べ」を7月28日の午後5時から熊本KKRホテルで開催した。李登輝友の会の会員約50名と日本会議熊本の会員(及び同伴者)約250名合わせて300名の参加で、会場は一杯となった。来賓として台湾駐日大使の許世楷氏も東京から駆けつけられた。又、懇親会の間に、台湾から李登輝前総統の電話が入り、直接参加者に日台の連帯を訴えられた。

櫻井よしこさんの講演は素晴らしく、中国の歴史や現在の問題点について鋭くかつ明解に指摘された。櫻井さんは戦後日本がオリンピックや万博に喜んでいる時に、中国では核の保有と射程3000キロの長距離ミサイル開発に成功して喜んでいた事を対比された。中国は北朝鮮の羅津港(北朝鮮最北東部の港)を50年間租借しており、港一帯に中国の行政権が及んでいる事実。その結果、中国は日本海に直接進出出来、数年後には日本海を中国の内海になさんとしている事に警鐘を鳴らされた。

中国の真実を知る為に是非読んで欲しいと『紫禁城の黄昏』『ワイルドスワン』『マオ』『中国農民調査』を紹介された。中国はヒットラーのドイツと似ていると、「社会主義なのに自由経済化」・「独裁」・「オリンピックを目標」の3点を指摘された。

最後に、この60年間の日本・中国・台湾を比較すれば中国と日台とが如何に価値観の全く違う国であるかが解る。民主主義・言論・報道の自由・法治国家・人間の言葉を信じる・人間に対して優しいのかどちらか、日本はこの間一回も他国へ軍事侵攻していない、中国はチベット・朝鮮・台湾・インド・ソビエト・ベトナム・西沙諸島・南沙諸島と軍事侵攻ばかり繰り返してきている事実、国内でも大躍進・文化大革命など何千万という国民を殺害してきている。これらの事実を中国にはつきつけるべきである、と。

優しくかつ毅然としつつもゆっくり話される姿は参加者を魅了し、懇親会の場では櫻井さんを囲む輪が続いた。櫻井さんは飛行機の最終便で帰られた為に、途中で万雷の拍手の中を退場された。懇親会はその後も午後8時半まで続いて盛り上がった。皆さん心底満足して帰られた。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿