「4・26中共のチベット侵略虐殺糾弾・長野統一行動」の概要と今後の課題
1、吾らが行動の概要
私は、救う会熊本の加納会長と共に、朝8時熊本空港発の飛行機で羽田に飛び、東京駅から新幹線で長野に向かった。加納氏は以前にチベットに旅行した事もあり、その惨状を見てチベットの人々の為に何かせねばと思っていた。5年前に私と加納氏は熊本アムネスティ主催のチベット人の証言集会に参加して、中共の残虐性に対して怒りを共有していた。更に、有志に訴えて、熊本からあと1名と福岡から3名の計6名で抗議行動に参加した。
福岡でチベット国旗小旗1200本を作成して戴き、更にはチベット国旗特大1本とポールを用意して戴いた。熊本では、チベット国旗中型1本とチラシ1000枚、横断幕3本(①「中共のチベット人虐殺・文化破壊 糾弾!」②「(日本語・英語・中国語・韓国語4ヶ国語の)チベットに自由を」③「To Communist China. Stop the genocide in Tibet!! 中国共産党へ、チベットでの虐殺を止めろ!!」、大型ハンドマイクを用意した。尚、この横幕は趣旨に賛同される二人の日本会議熊本代表委員の方が提供して下さったものである。
4月25日午後1時に「主権回復を目指す会」の呼びかけるデモに参加すべく、南千歳公園に行き、日本青年協議会からの行動参加者と合流(総勢17名)。総勢100名位のデモの最後尾に横幕3本を立てて参加した。立派な横幕だったのでマスコミも挙って撮影していた。特に③の英語・日本語横幕は注目を集めた。
終了後、車でリレールートを下見して、アピール行動の場所を特定した。途中信州大学の前でお坊さんが坐って聖火出発地方向に向かって祈り続けていた。このお坊さんが夜になって持参していた刃渡り30センチの刀で自らの左手を切って自殺を計ったとテレビで報道されていた。刀を持っていたので銃刀法違反で逮捕されたとの報道であったが、抗議の自殺未遂であり、「逮捕」ではなく「保護」と報道すべきではないかと思う。とにかくまだ明るいうちからこの人は祈り続けていた。
午後6時半から打ち合わせ会議を行い、隊を3隊に編成、アピール場所を6箇所に決定し、時間を打ち合わせた。A隊は多久の指揮で6名、B隊は松岡指揮で6名、C隊は彌吉指揮で5名、他にカメラ班2名。総勢19名である。中国人留学生2400名が4箇所に分かれて示威行動を行うとの情報が寄せられる。
4月26日、リレー出発前2時間の朝6時30分に、出発地点近くにA隊・C隊は集合する予定を立てていた。だが、朝6時のニュースで出発地点は既に中共の赤旗で埋め尽くされている様子が映し出された。6時10分にホテルを出て長野駅のコインロッカーに荷物を置きに行く。駅前も赤旗が多数ひしめき、一方チベット旗やウイグル旗もひらめいていた。6時半頃、出発式地点付近にタクシーで行き、道向かいの歩道に入ろうとするが、既に赤旗で埋まっており、歩道の入口に居た警察官は、チベット支援者は信州大学前に行くように指示していたが、吾々は構わず中国人集団の中に入って行った。
出発地から右へ曲がって10メートル位の道沿いでカメラマンが陣取っていた地点の横に5メートル程度空いている場所があったので、吾々9人はそこを陣取って、チベット支援の為の旗などを準備した。するとそれを見た周りの中国人が騒ぎ出し、吾々と揉み合いに成った。警備の機動隊が間に分け入った為に暴行は受けなかったが、警察の指揮官は吾々に他所に移動するように求めた。
吾々は、この場所は吾々が先に陣取った事、吾々は違法行為を行う事は決して無い事、日本には思想・信條・移動・居住の自由が憲法で保障されている事、この場で混乱が起きる場合それは中国人が行う違法行為によって生じる訳であり、警察は中国人の違法行為を取り締まる責務がある事、ここは日本であり日本人を守るのが警察の役目である事などを主張し、絶対にここを動かない事を表明した。
その結果、警察は吾々の後ろと横に新たに柵を設け、警察官を配置して吾々を守る体制を敷いた。中国人と中国国旗の赤旗に埋め尽くされた出発地地点に横5メートル・縦1、5メートル位の「チベット解放区」を確保したのである。だが、この歩道への上・下双方の入口で警察は規制を強化してチベット支援者は近づけないようにしていた。
この間チベット特大国旗を持っていたH君は警察によって善光寺付近まで連れて行かれていた。その後解放され、戻って来る事が出来た。又、大学生2人も合流した。約2時間その場を確保して中国のチベット侵略に抗議するアピール活動を行った。途中、女性の方が一人、男性の方が一人、吾々が確保した「チベット解放区」に入って来られ行動を共にされた。8時半に第一走者星野氏が出てきたので、「侵略 糾弾」「チベット 自由」と声の限り叫んでアピールした。
終了後回りの中国人と言い合いになったが、彼等は「チベットに行った事があるか」「チベットはどこにあるか知ってるか」などと幼稚な事ばかり聞いてきた。吾々は警察の指示で反対側の歩道に移って、次の集結地へと向かった。私は殿を務めたが、私のうしろから赤旗を持って付いて来ていやがらせする中国人も居た。途中、出発式に参加したと考えられる小・中学生が多数居たので、中国がチベットで虐殺行為を行っている事を大きな声で訴えた。
次の集結地は田町西交差点、リレーは善光寺入口から右に折れ長野駅に行って又上がってくるので、ここなら時間的に間に合うので第2集結地にしていた。吾々が到着した時には、四つ角の内の2箇所はチベット支援の人々が陣取っており、2箇所は赤旗が陣取っていた。勿論チベット支援者の周りにも赤旗が取り囲んでいた。ここでは、互角の情宣合戦が繰り広げられた。途中から雨が降り出したが、聖火ランナー及び関係車両に激しくアピールして、その後長野駅方面に徒歩で向かった。赤旗を持つ中国人集団も長野駅方面に向かっていた。途中信号等で呉越同舟になって言い合う場面もあったが、大した混乱は起らなかった。
長野駅前では道の向こう側にチベット支援者の人々のチベット国旗が林立し、各方面から押し寄せて来る赤旗集団に抗議していた。吾々は、長野駅側の一角に陣取って横断幕を立ててハンドマイクで情宣を行った。チベット支援者は組織化されていない為、吾々が情宣を始めれば自然とチベット支援者が寄って来て50名位の集団となった。私から始めて、青年、学生と次々と演説を行い、最後にはシュプレヒコールや「フリーチベット」を先導して呼号した。
当初は車道に向かって行っていたが、途中で、長野駅ロータリーにある大きな岩の上にチベット国旗を持った2人が登ったのを見て、中国人が数名赤旗を持って駆け上り、警察が動いて騒然と成った。だが、幸い負傷者も無く双方がおろされた。その結果、ロータリーをはさんで長野駅前に集結する中国人の方に向かって吾々の情宣も行う形となり、吾々の前に警察官が配置された。吾々側の女子学生が「赤旗はいりません」「中国人は帰れ」などと演説したら警察が「あまり相手を刺激する様な事は言わないように」と演説を制止する場面もあったが、一時中断したものの約1時間長野駅前での情宣を貫徹した。
その後、長野駅を越えて反対側に移動し、第4集結地である北市に向かった。中国人も到着地の若草公園を目指しているらしく、延々と赤旗を棚引かせる中国人の列が続いていた。長野市民にはチラシやチベット国旗の小旗を渡して協力を訴えた。1200本の小旗、1000枚のチラシも無くなった。吾々は北市交差点の30メートル位手前に、15メートル位の幅で並んでチベット国旗や横幕を立ててリレーランナーを待った。雨が降りしきる中、松岡委員長が「この雨はチベットの人々の悲しみの雨だ」と訴えていた。リレーランナーに大きな声で抗議アピールし、ランナーが通り過ぎた時、吾々の集団の近くに居た人物が道に飛び出し警察に取り押さえられた(後の報道では台湾人との事)。又、杖をついていた老人がトマトを投げて逮捕されていた。
私は、夕方までに宮崎に行かなければならなかった為に、福岡に帰る人々と共にその場で、他のメンバーと別れて長野駅に向かった。沿道は到着地点に向かう中国人の赤旗で埋め尽くされ、延々と続いていた。
新幹線の中で、メールニュースで、到着地点では中国人とチベット支援の日本人との睨み合いとなった為、チベット支援の日本人を遠くに排除して中国人だけを近くに入れたとの報道が行われた。一体ここはどこの国なのか。到着式終了後中国人は潮が引いたかのごとく居なくなったが、残った約400名のチベット支援の人々は集会を開いて心情を訴えていたという。
正に、中国人の中国人による中国人の為の「長野せいかリレー」だった。
中国政府は、国際世論を自らの動員力で押しつぶそうとしたのだったが、それは全く逆効果であった。何故、長野市の沿道が中国国旗の赤旗で埋め尽くされねばならないのか。その違和感、その異常性に日本人はまゆをひそめたのである。
それにしても中国政府は何と馬鹿なのだろうか。私が中国政府の指導者なら、親中派の創価学会や日中友好協会に働きかけて沿道に動員させ「日の丸」の小旗で埋め尽くして「せいか」を迎えさせる。そうなれば、チベット国旗を持った人々が浮いてしまうのだ。彼らが赤旗で沿道を埋め尽くしたが故に、チベット国旗を持った人々が「心ある日本人」として浮き立ってしまったのだ。怪しい集団にしろ、周りが日の丸の小旗で埋め尽くされていたなら吾々は本当にやりにくかったに違いない。
2、今後問題とすべき点
①中国政府が在日の留学生・華僑約5000名を動員して、長野市の沿道を中国国旗である赤旗で埋め尽くして制圧し、日本人の思想表現の自由を圧殺しようとした行為は、外国権力の行使による日本の国家主権の侵害に他ならない。
②今回は、五輪聖火リレーを巡る行動であったが、もし中国政府の国益に反する様な集会や団体が存在した場合、中国政府は、一夜にして在日華僑や留学生を5000名規模動員して、それを取り囲み圧殺できる力を有している事が実証されたのである。
③この外国勢力の組織的行動による日本の国家主権侵害行動を取り締まる法律が無ければ、今後我が国の主権行為である思想信条の自由は中国の内政干渉によって揺らぎかねない事を露呈した。
④取り分け、長野県警の警備動員数が3000名であり、その2倍近い数を中国政府が動員した事に注目すべきである。この5000名が何らかの武装をしていたなら、日本国警察では抑えきれずに、日本人の生命財産に重大なる侵害を許しかねない。
⑤又、吾々の所では、警察は吾々の主張を聞き、圧倒的多数の中国人から吾々日本人を防護する形態を取って、吾々の思想・言論の自由を保障したが、他の場所に於いては、中国人による日本人への暴行や略奪行為に対して見て見ぬふりをした結果、日本人がかなり負傷している。日本人を守るべき日本の警察が中国人の違法行為を容認した事は重大な過失行為であり、公務員としての職務怠慢に当る。長野県警は、日本人に対して暴行行為があった場所の管轄責任者・見過ごした警察官の責任を明らかにすべきである。又、暴行を働いた中国人を特定し逮捕して日本の法律で裁くべきである。その為に、その場の映像の提供をマスコミなどに求めるべきである。
⑥今回の長野事件は、今後我が国に対する中国の国家主権による実力行使の内政干渉を予期させるものであり、外国からの間接侵略・直接侵略に対抗し、予め外国主権の行使を制限出来る様な例えば「内乱防止法」「スパイ防止法」などの早期の制定を求めるものである。
⑦日本に来る留学生に対しては、日本の法律を遵守する事を入国時に宣誓させ、それに負く様な行為を行った場合は、即刻退学、国外追放処分にすべきである。
⑧今回の中国人5000名集結及び渡された無数の中国国旗(特大・大・中、ポール付き)を考えれば明らかに組織的に用意周到に準備されたものである。日本政府及び公安調査庁は今回の事に関与した中国大使館の組織と動きの徹底解明を行うべきである。又、今回の様な大量の外国人の集結を組織的に行う様な行為の非合法化を計るべきである。
1、吾らが行動の概要
私は、救う会熊本の加納会長と共に、朝8時熊本空港発の飛行機で羽田に飛び、東京駅から新幹線で長野に向かった。加納氏は以前にチベットに旅行した事もあり、その惨状を見てチベットの人々の為に何かせねばと思っていた。5年前に私と加納氏は熊本アムネスティ主催のチベット人の証言集会に参加して、中共の残虐性に対して怒りを共有していた。更に、有志に訴えて、熊本からあと1名と福岡から3名の計6名で抗議行動に参加した。
福岡でチベット国旗小旗1200本を作成して戴き、更にはチベット国旗特大1本とポールを用意して戴いた。熊本では、チベット国旗中型1本とチラシ1000枚、横断幕3本(①「中共のチベット人虐殺・文化破壊 糾弾!」②「(日本語・英語・中国語・韓国語4ヶ国語の)チベットに自由を」③「To Communist China. Stop the genocide in Tibet!! 中国共産党へ、チベットでの虐殺を止めろ!!」、大型ハンドマイクを用意した。尚、この横幕は趣旨に賛同される二人の日本会議熊本代表委員の方が提供して下さったものである。
4月25日午後1時に「主権回復を目指す会」の呼びかけるデモに参加すべく、南千歳公園に行き、日本青年協議会からの行動参加者と合流(総勢17名)。総勢100名位のデモの最後尾に横幕3本を立てて参加した。立派な横幕だったのでマスコミも挙って撮影していた。特に③の英語・日本語横幕は注目を集めた。
終了後、車でリレールートを下見して、アピール行動の場所を特定した。途中信州大学の前でお坊さんが坐って聖火出発地方向に向かって祈り続けていた。このお坊さんが夜になって持参していた刃渡り30センチの刀で自らの左手を切って自殺を計ったとテレビで報道されていた。刀を持っていたので銃刀法違反で逮捕されたとの報道であったが、抗議の自殺未遂であり、「逮捕」ではなく「保護」と報道すべきではないかと思う。とにかくまだ明るいうちからこの人は祈り続けていた。
午後6時半から打ち合わせ会議を行い、隊を3隊に編成、アピール場所を6箇所に決定し、時間を打ち合わせた。A隊は多久の指揮で6名、B隊は松岡指揮で6名、C隊は彌吉指揮で5名、他にカメラ班2名。総勢19名である。中国人留学生2400名が4箇所に分かれて示威行動を行うとの情報が寄せられる。
4月26日、リレー出発前2時間の朝6時30分に、出発地点近くにA隊・C隊は集合する予定を立てていた。だが、朝6時のニュースで出発地点は既に中共の赤旗で埋め尽くされている様子が映し出された。6時10分にホテルを出て長野駅のコインロッカーに荷物を置きに行く。駅前も赤旗が多数ひしめき、一方チベット旗やウイグル旗もひらめいていた。6時半頃、出発式地点付近にタクシーで行き、道向かいの歩道に入ろうとするが、既に赤旗で埋まっており、歩道の入口に居た警察官は、チベット支援者は信州大学前に行くように指示していたが、吾々は構わず中国人集団の中に入って行った。
出発地から右へ曲がって10メートル位の道沿いでカメラマンが陣取っていた地点の横に5メートル程度空いている場所があったので、吾々9人はそこを陣取って、チベット支援の為の旗などを準備した。するとそれを見た周りの中国人が騒ぎ出し、吾々と揉み合いに成った。警備の機動隊が間に分け入った為に暴行は受けなかったが、警察の指揮官は吾々に他所に移動するように求めた。
吾々は、この場所は吾々が先に陣取った事、吾々は違法行為を行う事は決して無い事、日本には思想・信條・移動・居住の自由が憲法で保障されている事、この場で混乱が起きる場合それは中国人が行う違法行為によって生じる訳であり、警察は中国人の違法行為を取り締まる責務がある事、ここは日本であり日本人を守るのが警察の役目である事などを主張し、絶対にここを動かない事を表明した。
その結果、警察は吾々の後ろと横に新たに柵を設け、警察官を配置して吾々を守る体制を敷いた。中国人と中国国旗の赤旗に埋め尽くされた出発地地点に横5メートル・縦1、5メートル位の「チベット解放区」を確保したのである。だが、この歩道への上・下双方の入口で警察は規制を強化してチベット支援者は近づけないようにしていた。
この間チベット特大国旗を持っていたH君は警察によって善光寺付近まで連れて行かれていた。その後解放され、戻って来る事が出来た。又、大学生2人も合流した。約2時間その場を確保して中国のチベット侵略に抗議するアピール活動を行った。途中、女性の方が一人、男性の方が一人、吾々が確保した「チベット解放区」に入って来られ行動を共にされた。8時半に第一走者星野氏が出てきたので、「侵略 糾弾」「チベット 自由」と声の限り叫んでアピールした。
終了後回りの中国人と言い合いになったが、彼等は「チベットに行った事があるか」「チベットはどこにあるか知ってるか」などと幼稚な事ばかり聞いてきた。吾々は警察の指示で反対側の歩道に移って、次の集結地へと向かった。私は殿を務めたが、私のうしろから赤旗を持って付いて来ていやがらせする中国人も居た。途中、出発式に参加したと考えられる小・中学生が多数居たので、中国がチベットで虐殺行為を行っている事を大きな声で訴えた。
次の集結地は田町西交差点、リレーは善光寺入口から右に折れ長野駅に行って又上がってくるので、ここなら時間的に間に合うので第2集結地にしていた。吾々が到着した時には、四つ角の内の2箇所はチベット支援の人々が陣取っており、2箇所は赤旗が陣取っていた。勿論チベット支援者の周りにも赤旗が取り囲んでいた。ここでは、互角の情宣合戦が繰り広げられた。途中から雨が降り出したが、聖火ランナー及び関係車両に激しくアピールして、その後長野駅方面に徒歩で向かった。赤旗を持つ中国人集団も長野駅方面に向かっていた。途中信号等で呉越同舟になって言い合う場面もあったが、大した混乱は起らなかった。
長野駅前では道の向こう側にチベット支援者の人々のチベット国旗が林立し、各方面から押し寄せて来る赤旗集団に抗議していた。吾々は、長野駅側の一角に陣取って横断幕を立ててハンドマイクで情宣を行った。チベット支援者は組織化されていない為、吾々が情宣を始めれば自然とチベット支援者が寄って来て50名位の集団となった。私から始めて、青年、学生と次々と演説を行い、最後にはシュプレヒコールや「フリーチベット」を先導して呼号した。
当初は車道に向かって行っていたが、途中で、長野駅ロータリーにある大きな岩の上にチベット国旗を持った2人が登ったのを見て、中国人が数名赤旗を持って駆け上り、警察が動いて騒然と成った。だが、幸い負傷者も無く双方がおろされた。その結果、ロータリーをはさんで長野駅前に集結する中国人の方に向かって吾々の情宣も行う形となり、吾々の前に警察官が配置された。吾々側の女子学生が「赤旗はいりません」「中国人は帰れ」などと演説したら警察が「あまり相手を刺激する様な事は言わないように」と演説を制止する場面もあったが、一時中断したものの約1時間長野駅前での情宣を貫徹した。
その後、長野駅を越えて反対側に移動し、第4集結地である北市に向かった。中国人も到着地の若草公園を目指しているらしく、延々と赤旗を棚引かせる中国人の列が続いていた。長野市民にはチラシやチベット国旗の小旗を渡して協力を訴えた。1200本の小旗、1000枚のチラシも無くなった。吾々は北市交差点の30メートル位手前に、15メートル位の幅で並んでチベット国旗や横幕を立ててリレーランナーを待った。雨が降りしきる中、松岡委員長が「この雨はチベットの人々の悲しみの雨だ」と訴えていた。リレーランナーに大きな声で抗議アピールし、ランナーが通り過ぎた時、吾々の集団の近くに居た人物が道に飛び出し警察に取り押さえられた(後の報道では台湾人との事)。又、杖をついていた老人がトマトを投げて逮捕されていた。
私は、夕方までに宮崎に行かなければならなかった為に、福岡に帰る人々と共にその場で、他のメンバーと別れて長野駅に向かった。沿道は到着地点に向かう中国人の赤旗で埋め尽くされ、延々と続いていた。
新幹線の中で、メールニュースで、到着地点では中国人とチベット支援の日本人との睨み合いとなった為、チベット支援の日本人を遠くに排除して中国人だけを近くに入れたとの報道が行われた。一体ここはどこの国なのか。到着式終了後中国人は潮が引いたかのごとく居なくなったが、残った約400名のチベット支援の人々は集会を開いて心情を訴えていたという。
正に、中国人の中国人による中国人の為の「長野せいかリレー」だった。
中国政府は、国際世論を自らの動員力で押しつぶそうとしたのだったが、それは全く逆効果であった。何故、長野市の沿道が中国国旗の赤旗で埋め尽くされねばならないのか。その違和感、その異常性に日本人はまゆをひそめたのである。
それにしても中国政府は何と馬鹿なのだろうか。私が中国政府の指導者なら、親中派の創価学会や日中友好協会に働きかけて沿道に動員させ「日の丸」の小旗で埋め尽くして「せいか」を迎えさせる。そうなれば、チベット国旗を持った人々が浮いてしまうのだ。彼らが赤旗で沿道を埋め尽くしたが故に、チベット国旗を持った人々が「心ある日本人」として浮き立ってしまったのだ。怪しい集団にしろ、周りが日の丸の小旗で埋め尽くされていたなら吾々は本当にやりにくかったに違いない。
2、今後問題とすべき点
①中国政府が在日の留学生・華僑約5000名を動員して、長野市の沿道を中国国旗である赤旗で埋め尽くして制圧し、日本人の思想表現の自由を圧殺しようとした行為は、外国権力の行使による日本の国家主権の侵害に他ならない。
②今回は、五輪聖火リレーを巡る行動であったが、もし中国政府の国益に反する様な集会や団体が存在した場合、中国政府は、一夜にして在日華僑や留学生を5000名規模動員して、それを取り囲み圧殺できる力を有している事が実証されたのである。
③この外国勢力の組織的行動による日本の国家主権侵害行動を取り締まる法律が無ければ、今後我が国の主権行為である思想信条の自由は中国の内政干渉によって揺らぎかねない事を露呈した。
④取り分け、長野県警の警備動員数が3000名であり、その2倍近い数を中国政府が動員した事に注目すべきである。この5000名が何らかの武装をしていたなら、日本国警察では抑えきれずに、日本人の生命財産に重大なる侵害を許しかねない。
⑤又、吾々の所では、警察は吾々の主張を聞き、圧倒的多数の中国人から吾々日本人を防護する形態を取って、吾々の思想・言論の自由を保障したが、他の場所に於いては、中国人による日本人への暴行や略奪行為に対して見て見ぬふりをした結果、日本人がかなり負傷している。日本人を守るべき日本の警察が中国人の違法行為を容認した事は重大な過失行為であり、公務員としての職務怠慢に当る。長野県警は、日本人に対して暴行行為があった場所の管轄責任者・見過ごした警察官の責任を明らかにすべきである。又、暴行を働いた中国人を特定し逮捕して日本の法律で裁くべきである。その為に、その場の映像の提供をマスコミなどに求めるべきである。
⑥今回の長野事件は、今後我が国に対する中国の国家主権による実力行使の内政干渉を予期させるものであり、外国からの間接侵略・直接侵略に対抗し、予め外国主権の行使を制限出来る様な例えば「内乱防止法」「スパイ防止法」などの早期の制定を求めるものである。
⑦日本に来る留学生に対しては、日本の法律を遵守する事を入国時に宣誓させ、それに負く様な行為を行った場合は、即刻退学、国外追放処分にすべきである。
⑧今回の中国人5000名集結及び渡された無数の中国国旗(特大・大・中、ポール付き)を考えれば明らかに組織的に用意周到に準備されたものである。日本政府及び公安調査庁は今回の事に関与した中国大使館の組織と動きの徹底解明を行うべきである。又、今回の様な大量の外国人の集結を組織的に行う様な行為の非合法化を計るべきである。
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