ある街に、
カズチと言うニキビ面の三十代男が引っ越して来た。
近所に住む町内会長が、
挨拶に来た。
その際、
校内の見回りをしてくれと頼んだ。
カズチは、そういうことはしないと断った。
町内会長は、
文明堂のカステラを手渡した。
カズチは、笑顔で「頑張ります」と答えた。
翌日、
カズチは、
町内会長と、
夕方の小学校に行く。
そして、
遅くまで遊んでいる生徒たちに、ハヨ帰るように促した。
そして、
これが、翌日からの、カズチの仕事となる。
町内会長は、
翌日に、
校区から自転車が届くので、見回り以外には使わないように、
カズチに念押しした。
そして翌日になる。
その日の夜、
町内会長の元に、
小学校の生徒の父兄から、電話📞があった。
何でも、
夕方に、
カズチが自転車背負って学校に来て、
ハヨ帰れ言うて、
又、
自転車背負って出て行ったとのこと😳
町内会長は不思議に思った。
何で自転車に乗らずに、自転車背負って来たのか❓
この不可思議を、
町内会長は直にカズチに問うた。
カズチは、
自転車に乗ったことがないからと告げた。
ケイジロウ、
自転車乗れんいうことはわかるけど、
やから言うて、
自転車背負って来るやつ、
おるやろか😳😳😳