ケイジロウと同じ歳のカイ君の13年前にあった話。
カイ君には、
大学ボート部に所属しているいとこがいた。
名前はヒカリ君。
彼は、
ボート漕ぎが下手で、
ミョーな漕ぎ方ばかりしてたので、
腰の皮が剥けて、
絶えずひりひり感に苦しめられていた。
それで、
ボート部辞めたいと両親に言った。
が、
元ボート部の父親が許さず、
腰への様々な化学治療が施され、
腰の皮剥けが治る代わりに、
剥けてた部分が、
光るようになった。
その為、
これを治そうと有名専門医に通わせる為に、
ヒカリ君の両親は、
カイ君の両親に、
完治するまで預かってくれと頼んだ。
ヒカリ君が来ると、
カイ君と姉のしのぶは、ヒカリ君をからかって、
腰光りと呼んだ。
ある夜停電があり、
長く続く。
大学生やったしのぶは、
レポート書けないから、
ヒカリ君を呼び付け、
ズボン脱がせて、
腰の光りで書き上げた。
カイ君も、ヒカリ君に、
「おい、腰光り。トイレまで来い。見えんから」言うて、呼び付けて、
ヒカリ君の腰の輝きの中でようを済ませた。
今度は、
しのぶが、
「おい、腰光り。男ポルノ見るから照らせ」と言った。
ヒカリ君はキレて、嫌やと言った。
しのぶは、DVDの裏パッケージの注意書き見せた。
そこには、
[部屋を明るくして見ましょう]と書かれていた。
それで、
ヒカリ君は、
ズボン下ろして、
テレビを照らしてあげた。